Crosstalk

20年経ったらどうなる?
ベテラン社員座談会

20年走り続けてきた、ベテラン社員が語る
オープンハウスの過去、現在、未来。

1997年の創業以来、圧倒的なスピードで成長を遂げてきたオープンハウス。その背景にあるのは徹底した実力主義と、それに呼応した社員一人ひとりの熱量の高さだった。売上高一兆円達成が視野に入った今、創業から数年後に入社し、約20年走り続けてきた社員3名に、フランクにオープンハウスの過去と現在、そして未来を語ってもらった。

MEMBER PROFILE

Ikue Mori

営業本部 営業推進部 CS3グループ 兼 女性活躍
推進室 次長
2003年入社/人間科学部スポーツ科学学科卒

重要事項説明書や契約書のチェック、後輩の育成、マネージャーのサポートの他、女性活躍推進室では、育児休暇後、仕事に復帰する女性のための支援業務も行っている。

Yoichi Furuno

マーケティング本部 マーケティング部 部長
2004年入社/理工学群工学システム部学類卒

社内の事業部を横断し、集客数の改善・拡大から、広告利益率の改善や仕組み改善など、最適なマーケティングに向けて、マーケティング部の運営、人材の育成に取り組む。

Yasuhiro Iwamoto

ソリューション事業部 首都圏営業第2部 部長
2005年入社/教育学部理学科卒

オフィスビルや商業ビル等を一棟丸ごと仕入れ、バリューアップ後に投資家や企業に売却する収益不動産事業を首都圏で展開。業界で圧倒的No.1になるために部署を牽引する。

社長の圧倒的存在感、人間的魅力。
この人の下で、この会社で働きたい。

最初にオープンハウスへの入社理由を教えてください。

私が就活をしていた時期は、就職氷河期。若干名しか採用しない企業も多く、男性優先で採用されるのが当たり前の時代でした。業界を問わず幅広い業界・企業にアプローチしましたが、自己アピールがとことん苦手で、中々面接の壁を突破することができずにいました。そんな中で出会ったのがオープンハウス。自己アピールはままならなかったのですが、社長から「聞き方が上手だね」と言われたことが、強く印象深く残っています。人の欠点を指摘するのでなく、いいところを評価する姿勢に惹かれ、こういう人がトップであるなら頑張れそうと思い、入社を決めました。

岩本

森さんと同じく、私も入社の決め手は社長ですね。学生時代、居酒屋でアルバイトをしていたのですが、サラリーマンの客はみんなつまらなそうにしている、社会人ってそんなものなのかと思っていました。しかし就活でオープンハウスのセミナーに参加し、社長の熱弁を聞いて、そんな考えは吹き飛びました。社長が語った「仕事は楽しいもの、一生懸命真面目にやれば仕事は楽しい」という言葉に強く惹かれました。この会社に入ればつまらない社会人人生を送らなくていい、そして、この人と一緒に仕事をしたいと思ったことが入社の決め手です。

古野

私も二人に同感で、あの時代の入社組は、社長の強烈な存在感に魅力を感じて入社していると思いますね。社長は常に本音で喋っていました。印象に残っているのは「20代で忙しい環境の中に身を置かないと、その先の人生は楽しくなくなる。オープンハウスは、常に忙しい。最高の環境を提供する」というもので、豪放磊落の中にも知的な熱があり、魅力的な人物だと思いましたね。当時は一次面接から最後まで社長が登場しましたから、会うたびにその雰囲気や言葉、考えに強く感銘を受けました。

多忙極まりない、凄まじい仕事量。
目標達成への徹底したこだわり。

入社当時のオープンハウスの様子や雰囲気を教えてください。

私が入社したのは創業7年目のときで、三人の中では一番社歴が長いわけですが、当時は昭和の体育会系のベンチャー企業。私は営業本部業務部に配属され、重要事項説明書や契約書に関わる仕事に就きましたが、マニュアルなんてないし、先輩の背中を見て学ぶという感じでした。入社の頃は、3LDKのマンションのLDKに机を並べて、仕事をしていましたし、和室は経営幹部の会議室。アットホームで、社員みんなが家族みたいな感じでしたね。ただ、当時から日本一になることを目指していましたし、会社も社員も成長することに懸命でしたから、成績の数字目標を持つ営業担当者は、ピリピリしていましたよ(笑)。

古野

私も入社後に、営業本部に配属されました。営業のフロントではなく、営業をサポートする営業企画部の所属でしたが、とにかく忙しかったのを覚えています。今のように働く環境を考慮する時代でないこともあって、同期の社員の退職も少なくありませんでした。ただ、2年目から退職者が圧倒的に減りましたね。頑張ることで得られる成果、本気で真剣に仕事に取り組む楽しさなど、圧倒的な忙しさが意味するものを多くの人が理解し始めたのだと思いますね。

岩本

私は二人と違って、戸建営業の最前線に配属されました。上司にはいつも怒られていた記憶があります。そして社内にいるときは夜遅くまで電話営業。目標を達成するための数字へのこだわり、徹底力が凄かったですし、とんでもない会社に入ったと思いましたね(笑)。

劇的に変化した「働き方」、仕事環境。
変わらない社長の想いと社員の熱量。

20年前と変わったと思うこと、変わらないと思うことを教えてください。

古野

劇的に変わったのは、働き方と社員定着率。20年前のような働き方は、今の時代、社会通念上許されるものではありません。休日が増え、勤務時間もかつてに比べれば大幅に短縮しました。仕事だけでなく、プライベートも充実できる働き方に変わりました。そうした変化に比例して、社員の定着率も向上したのだと思います。

特に、変わったのは勤務時間。早く退社できる会社になりましたし、様々な制度が整備されてきました。たとえば私は現在、育児と仕事を両立させるために時短勤務をしていますが、このようなワーキングマザーに対する制度整備も進みましたね。

岩本

部下に対する上司への接し方も変わりましたね。社内で怒鳴っているマネージャーはいませんから。また森さんが言うように、女性が働きやすい環境にもなりましたし、入社する社員のレベルが格段に上がったことも、20年前と比べて変わったことだと思います。

一方で変わらないのは、何といっても社長の想い。私たちの入社当時から掲げていた「日本一」を目指すという想いに変わりはありませんね。

古野

ええ。社長のその想いは、我々の行動指針である「マグナカルタ」に象徴されていると思います。成果を出した人に報いよう、数字に表れにくい業務でも正当に評価しよう、みんなが納得できるようにフェアにやろう、こういったオープンハウス的な考え方は、多分創業以来変わらないものではないでしょうか。

岩本

同感です。創業以来社長の下で働く社員の熱量は変わっていない。目標達成に向けた圧倒的行動力、本気さ、真剣さ。そして仕事を楽しむという考え。これらはDNAとして継承されており、今も昔も変わらないことだと思っています。

「オープンハウスらしい熱さ」を感じるのはどのようなときですか。

古野

これは多くの人が共感すると思いますが、月末や四半期末、期末などで、「最終週末まであと〇棟」というときに、異様なほどの勢いで積み上がっていく販売棟数は、オープンハウス全体にある熱量の高さを示すものだと思いますね。普段100しかできないのに、期末が近づくと150、180と積み上がっていく。常識を打ち破って、理屈を超えた目標達成を何度もこなすあの熱気は、オープンハウスを象徴するものだと思います。

同感です。特に期末の9月はお祭り。決算期末はいつも熱い。古野さんが言うように、全員が全力で取り組んでとんでもない目標を達成したときの一体感、充実感、臨場感は病みつきになります。自分の限界を超えるとはこういうことかと、成長を実感できる時間でもありますね。

岩本

私は戸建営業のセンター長も務めましたが、開所間もない横浜センター長時代、初めて目標達成したときのことは忘れられません。メンバー全員が同じベクトルを向き、メンバー一丸となって取り組みました。みんなが目標を達成したいという想いがあった。だから達成したときみんなが歓喜の声を上げ、そして泣きました。あの雰囲気、空気感はオープンハウスならではと思っています。

これからの20年は仕事の次元が変わる。
新しい景色の中で新しい経験、挑戦がある。

今後の目標と、これからの20年の展望をお聞かせください。

私は今子育て中ですが、子育てはマネジメントと通ずるものがあると感じています。今後、第一線でマネージャーをやれば、より深みのあるマネジメントができるのではないかと思っています。子どもも若手の課員も、半歩先の環境、少し背伸びすれば届くような目標を設定してあげることが成長を促すのではないか。時短勤務を終え、第一線に復帰した際は、新しい視点でのマネジメントを実践したと考えています。

古野

将来的な大きなビジョンや明確な目標は中々描きづらいところがありますが、課員をしっかり育て一人前にし、マーケティングを強化し、社内の課題解決に取り組んでいける体制を作っていきたい。やる気だけでなく「やれる気」を持つ課員を育てていきたいと考えています。

岩本

収益不動産業界において、圧倒的No.1になるための一翼を担う立場と自覚しています。そのためには、メンバーの成長を支援し、誰もが活躍できる部署にしていきたいと思いますね。

いろいろな意味で、これからの20年はこれまでの20年と変わってくると思います。働き方もより改善されると思いますし、挑戦できる領域も拡大していくと思いますから、これまで以上にワクワク感も生まれる。ただ変わらないのは、社長の社員を大切にする想いだと思いますし、そこに付いていく社員の熱量だと思いますね。

古野 

今までの成長スピードは、これからも変わらないと思いますし、成長したいと思うなら、当社は絶好の環境だと思います。これからは日本一を目指して、非常に強い相手に本格的に挑んでいくフェーズになります。今までとは異なる仕事のやり方や考え方も必要になってくると思いますね。

岩本

今、1兆円達成が目の前に迫っています。しかしそれは通過点であり、2兆円への拡大、そして日本一という目標がある。それは、単に売上の拡大ではなく、社会に真に必要とされる企業を目指さなければいけないことを意味します。そのためにも、仕事の次元も上げていかねばならない。これから入社してくる人は、1兆円企業という新しい景色の中で、新たな仕事・経験を積むことができる、これまでの20年とは異なる挑戦や成長の機会があると思っています。

※社員の所属・インタビュー内容は取材当時のものです。