やる気のある人が、活躍できる環境を、自分たち自身で築く

小山内 悠子氏

オープンハウスグループでは「女性活躍推進」を重要な課題と位置づけ、体制強化とともに多岐にわたる施策を実践しています。
女性活躍推進グループのリーダーに、これまでの取り組みや今後のビジョン、女性活躍推進に対する想いを聞いてみました。

管理本部 人事部 女性活躍推進グループ長
2010年新卒入社
次長
小山内 悠子Yuko Osanai

早稲田大学卒業後、オープンハウスに入社。開発事業部で戸建用地の仕入営業に配属され、1年目に最優秀新人賞を受賞。3年目に女性の働きやすい制度作りのため、経営層とダイバーシティ推進委員会を発足。27歳でマネージャーとして売上トップを獲り、30歳で次長に昇格。出産、育児休業を経て、営業復帰後、現在は女性活躍推進リーダーとして女性活躍推進の舵を取る。

※役職は2024年5月時点のものになります。

目指すべき「10%」と「100%」

オープンハウスグループの売上高1兆円達成とその先を見据えた規模拡大、また革新的な総合不動産会社を目指すため、女性活躍推進の活動は必要不可欠です。多種多様な経験・価値観・スキルを持ったやる気と能力のある従業員が、一人一人のパフォーマンスを最大限発揮できる職場環境にすることが、企業の持続的成長に繋がると考えています。

定量目標として2025年に「管理職に占める女性労働者の割合10%」及び「育児休業復帰率100%の維持」を掲げ、達成のために取り組んでいます。
両立支援制度の整備を進めながら、組織の意思決定層である管理職に女性を増やすことで、女性活躍を推進していきます。

実際に働く社員の声を制度に反映してきた歴史

現場の声を聞き、女性社員が自ら先頭に立って制度づくりをしているのがオープンハウスグループの女性活躍推進の活動です。

女性活躍推進の取り組みは、2013年のダイバーシティ推進委員会の発足に遡ります。
2013年当時は、両立支援制度がまだ整っていなかったこともあり、女性が結婚・出産を経て復帰した後、育児と仕事の両立に悩む社員も多く、継続的に働き続けることが難しい環境でした。そこで、私が自分のこれからの結婚・出産と継続的に働き続けるライフプランを考えていく中で、「女性が長く活躍するための人事制度を作りたいです!」と経営陣に直談判をしました。その結果、社長から「自分でつくってみなさい」と背中を押され、すぐに有志の女性現場社員が集い委員会を結成、制度改革をスタートしました。それ以降、段階的に働き方改革を進めてきました。

2020年10月には、より女性社員の活躍をサポートするため、人事部の傘下に女性活躍推進グループを設置し、働き方改革の推進とともに女性社員の声をダイレクトに受け入れる体制が整いました。産前面談・復帰前面談及び相談窓口を女性社員が担当することで、同じ女性に相談しやすい環境づくりや、育児休業を経てもスムーズに復帰ができるようサポートをしています。制度面では働く時間や年間休日を変更できる両立支援の「OPENキャリアデザイン制度の導入」、女性社員の健康増進のための「LDH休暇(旧:生理休暇)の特別有給化」や「婦人科検診の費用補助」などの取り組みを加速させています。

女性のキャリアは多種多様だからこそ、当事者の意識が何より大切

これまで女性社員の制度を整備していくにあたり、キャリアについては「電車」をイメージしてきました。
オープンハウスグループでは、若手が精一杯汗をかき特急に乗ってキャリアアップをし、大きな仕事を経験できる機会があります。その後、結婚を経て急行に、出産を経て各駅停車に乗り換えたり、時には一度下車したりすることもあるかもしれません。しかし、出発点まで戻ってしまうのではなく、働き方を変化させながら前に進み続けることができる環境であること。そして、例えば子育てが落ち着いたタイミングで急行や特急の働き方を望めば選択が出来る、柔軟な働き方が理想だと考えています。

今後も女性活躍推進リーダーとして、やる気のある人が自分のキャリアを一層輝かせるために多様な働き方で活躍し続けるための企画を立案・推進していきたいと考えています。
しかし、その実現には当事者である女性社員の意識がなくては成り立ちません。働き方・結婚観・キャリア形成も多様な世の中だからこそ、女性社員が真の意味で活躍するためには、各々が中長期のキャリア目標を描き、能動的に組織でのポジションを掴んだり市場価値を高めたりしていく行動が必要です。そのサポートとして、女性がライフプランに悩みやすい年齢や、管理職を目指すタイミングなどテーマに応じたキャリアに関する研修に継続的に取り組んでまいります。

仕事もプライベートも、両立を目指す女性を応援します

オープンハウスグループには「やる気のある人を広く受け入れ、結果に報いる組織を作ります。」という企業理念があります。それは性別の分け隔てなく、また、働く時間に制約がある時短勤務者であっても、やる気があり結果を出した人を平等に評価するという文化です。これがまさに女性社員にとって活躍できる理由になり、ライフイベントを経ても、生産性を高めて仕事をすることで昇進昇格する女性社員が増えています。

「仕事もプライベートも、どちらも充実させて人生を豊かなものにしていきたい!」そのようなやる気のある女性が、長く活躍し続けられる環境があります。ご応募お待ちしております!