社内システムやアプリの企画立案・開発運用を通じて、各事業の成長を加速させる

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鄭 秉謨氏

オープンハウスグループには、様々な専門領域を担うグループが存在しています。各グループごとにどのような業務を行なっているのか、代表者に話を聞いてみました。

情報システム部 アプリケーショングループ
2020年中途入社
課長
鄭 秉謨Byongmo Jon

韓国出身。2003年に来日し、病院の電子カルテや再生医療のメディカルベンチャーの基幹システム、メディカル系のマーケティングシステムを経験。前職ではベンチャー企業のCTOとして関連システム全般を担当。趣味はフルマラソンでホノルルマラソンに8度完走。

※役職は2024年1月時点のものになります。

攻守両面から、システムやアプリの企画・開発・運用に携わる

アプリケーショングループのミッションについて教えてください。

売上高1兆円、そして不動産業界のナンバーワン企業を目指しているオープンハウスグループ。私たちアプリケーショングループは、そうしたオープンハウスグループの事業活動をITの力でさらに加速させることを大きなミッションに掲げ、社内システムやアプリの企画・開発・運用業務を担当しているチームです。

具体的な業務内容について教えてください。

社内システムやアプリの企画・開発・運用はもちろん、各事業部の業務課題に対して、ITを用いた解決策の提案なども行います。加えて、大小さまざまな開発案件のプロジェクトマネジメントも私たちの業務の一つです。

これらの業務を私たちは「攻め」「守り」「PMI支援」の3つの役割に分けて、それらを都度かけ合わせながら、最大限の効果が得られるような動きを行なっています。

例えば「攻め」の動きとして挙げられるのは、顧客の接点となる営業部隊が、より本質的な業務に集中できるようにするためのSFAの刷新やMAツールの導入支援。

「守り」の動きとしては、全社を横断的に管理しながら、共通の電子ワークフロー導入やRPAによる業務改善を遂行し、コスト削減や情報システム部門の成熟度を可視化することなどが挙げられます。あわせて、ルール整備やマニュアル整備といったドキュメント強化なども行っています。

「PMI支援」については、グループ会社の基幹システムをスクラッチ開発で汎用化。それをモデルとしながら、将来的には各グループ会社の基幹システムへ展開するなどして、短期統合が可能な状態を目指しています。

社内エンジニアとしてはもちろん、コンサルやSIer的な動き方も

アプリケーショングループで身につくスキルについて教えてください。

アプリケーショングループは、オープンハウスグループにおけるすべてのIT施作の企画、開発、運用までを一貫して担当しています。そのため、ビジネスの現場に近い場所に身を置きながら、システム開発の全行程にまつわる総合的スキルを身に付けることが可能です。

たとえば、現場の業務的な課題を解決するためのシステムやアプリ、自動化ツール等を提案する際には、AIやRPA等の高度な技術も活用しながら、社内エンジニアを中心とした開発部隊で作り上げます。それを現場の社員に実際に活用してもらいながら、より効果的に業務を改善していきます。

アプリやシステムを提供するインフラ自体も、同部内のインフラストラクチャグループと協力して構築。AWSやGCPなどのパブリッククラウドを中心に、コンテナやサーバーレス等も活用するため、最先端の技術に習熟することも可能です。

デザインやマーケティング、データ分析、ヘルプデスク部隊も同部内に設置されており、業務的な接点を持ったり、兼務したりすることも可能なため、多様なキャリアパスも描けます。個人の裁量も大きく、独力で打破できる仕事はガンガン進められると同時に、伴走が必要な場面ではしっかりと上長がサポートしてくれる文化もあるため、本人の意欲次第でスピーディーな成長を遂げることができます。

アプリケーショングループで働くメリットを教えてください。

事業会社における社内エンジニアとしての動きはもちろん、コンサルティングやSIer的な性質を持つ業務にも携われるため、幅広いスキルと経験を得られることが大きなメリットです。

各事業部門と直接コミュニケーションを取りながら、業務の改善提案からシステムの実装、利用後のブラッシュアップまでを単独で担当することもあれば、チームを組んでスクラッチ開発を行うこともあります。もちろん、オフショア開発や外部パートナーと連携するケースもあり、仕事の進め方もさまざまです。

たとえば、外部コンサルやSIerとしてクライアントに提案を行う場合、契約上の“壁”などもあるため、なかなか踏み込んだ提案ができず、エンジニアとして不完全燃焼で終わってしまうケースも少なくありません。一方、大企業の社内エンジニアにありがちなのが、レガシー化した社内システムの保守がメイン業務になってしまい、新しい技術に触れる機会などが減ってしまうパターンです。

その点、オープンハウスグループは比較的新しい事業会社ということもあり、レガシー化した社内システムなどはなく、また急速な業務規模の拡大・多角化にあわせて、IT資産も都度フレキシブルに刷新してきました。また新規システムを構築する場合、その時々の状況にあわせた最適なアーキテクチャを選定しているため、エンジニアとしてのスキルが陳腐化することもありません。こうした環境があることは、社内エンジニアにとって非常に魅力的だと思います。

最適解を最短で導き出す、機動力のあるエンジニア集団を目指して

今後のアプリケーショングループの目標について教えてください。

メンバー一人ひとりが高度なITスキルを身に付けることはもちろん、急成長を遂げるオープンハウスグループの一員として、ビジネススキームや業務課題をしっかりと理解した上で、ITによる最適解を最短で導き出すことが、今後より一層求められます。

そのためには、個々人としてもチームとしても、テクノロジーと不動産事業の両面に深く通じた、ITとビジネスのプロフェッショナルにならなければなりません。また、グループ会社やさまざまな事業部からシステム化の相談・依頼は日々舞い込んでおり、それに応えるためにはチーム内のさらなる生産性向上も不可欠です。

こうしたことを実現できるような、より機動力のあるエンジニア集団を目指していきたいと思っています。

最後に、どのような人がアプリケーショングループに向いていると思いますか。

まずは現在の自分の成長速度に満足できていない人、そして貪欲に成長の機会を求めている人。また現状でエンジニアとしてのキャリアパスを決めきれず、エンジニアとしての今後のあり方に迷っているような人も歓迎したいです。

頭の中で描いた想像と現実は違います。自分自身の成長や将来の姿も、自分が見えている範囲以上のものは想像しづらいものです。

その点、ベンチャー的な勢いと大企業の事業規模をあわせ持つオープンハウスグループには、多様なロールモデルの社員が存在しています。やりたいことがあれば、自ら手を挙げてチャレンジするも良し、さまざまなバックグラウンドの先輩と話をしながら自身の可能性を探るも良し。がむしゃらに働いていく中で、自分なりの目標とキャリアパスを見つけたい。そんな人にも最適な環境が用意されているはずです。