個の力から組織力へ。日本一を支える
法務部を構築する

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喜多川 弘夫氏

オープンハウスグループには、様々な専門領域を担うグループが存在しています。各グループごとにどのような業務を行なっているのか、代表者に話を聞いてみました。

法務部
2006年新卒入社
次長
喜多川 弘夫Hiroo Kitagawa

東京都出身、慶應義塾大学法学部法律学科卒業後、2006年3月に新卒でオープンハウスグループに入社。
入社後、新築一戸建ての仲介営業に従事。営業センター長まで務めた後、2015年に人事部に異動し、子会社出向(人事総務・採用責任者)。
支社採用責任者を経て、2020年に本社法務部に異動。仲介営業全般の法律相談・紛争対応に従事した後、現在は、法務部許認可推進グループのグループ長とリスク管理部リスク管理グループのグループ長を兼務。

※役職は2025年9月時点のものになります。

コンプライアンス経営の根幹を担い、リスクから会社を守る

– 法務部のミッションを教えてください。

法務部のミッションは、「企業活動を取り巻くさまざまなリスクから会社を守り、日本一を目指すオープンハウスグループの事業成長を法的知見から支えること」です。

法務部は、オープンハウスグループの経営の最重要課題の一つである「コンプライアンス経営」の根幹を担う部署であり、高い規範意識と倫理観を持ちながら会社の利益を守るためのビジネス的なバランス感覚が求められます。

オープンハウスグループが持続的な事業成長を遂げていくために、さまざまなステークホルダーとの関わりの中で、紛争や法令違反のリスクを最小限に抑えて会社の利益を保全すること、世の中のコンプライアンス意識の高まりなど時代の変化を敏感に感じ取り、変化に応じたコンプライアンス体制を構築していくこと、この二つが法務部の大きなミッションとなります。

–具体的な業務内容を教えてください。

法務部には3つのグループがあり、主に以下の業務を行っています。

<法務グループ>
・契約書審査
  不動産取引・業務委託・各種合意書等、各事業部・グループ会社から寄せられる多くの契約書審査について作成・レビュー
・法律相談
  各事業部・グループ会社から日々寄せられる法律相談について、事案の聞き取り、関連する条文や判例をリサーチ、具体的な解決策の回答
・紛争対応業務
  相手方との直接の交渉、外部の法律事務所との連携した戦略策定や解決に向けた取り組み

<取締役会・株総企画グループ>
・会社法対応
  当社およびグループ会社の取締役会・監査役会の運営サポート、株主総会の企画・運営・招集通知作成、会社法関連業務(組織再編、公告、商業登記等)
・コーポレートガバナンス関連業務
  コーポレートガバナンス体制の構築・運用、コーポレートガバナンス・コードの策定及び改廃等

<許認可推進グループ>
・許認可申請手続き関連業務
  当社およびグループ会社の事業場の各種許認可(防火、安全運転、衛生管理)の申請管理

成長企業で、若手のうちから裁量権を持って活躍できる

– 身につけられるスキルについて教えてください。

当社が扱っている不動産という商材は民事系を中心に非常に多くの法令が関わってきますので、広い範囲での法律知識を身に着けることができます。

官公庁や業界団体から発せられる通達や指針など、実務上非常に重視される指標もあり、自然と勉強する機会が多くなりますので、総合的に不動産実務に関する知見がつくこととなります。
また、実際にビジネスの現場に立ち、課題を解決に導くためには、しっかりと事実を見極め、広範囲にわたり利害関係人を調整する必要があります。

加えて、選択肢を提示するだけではなく決断を求められることも多くあるため、関係者を説得するための論理的思考が鍛えられ、課題解決能力も磨かれます。
これらの知見や経験を通して、ビジネスパーソンとしての基礎力を満遍なく向上させることができます。

– 法務部で働くメリットを教えてください。

変化の激しい時代において、論理的思考と課題解決能力が備わった法務スキルの希少性は非常に高いと言えます。

また、オープンハウスグループの法務部では、各部門からの法律相談に対応、契約書の作成・審査、関連法規のリサーチといった実務を担いつつ、「この業務プロセスを改善したい」「新たなリスクに対応するための仕組みを作りたい」といった自らのアイデアを形にするチャンスやM&Aに伴う子会社の法務体制構築をゼロから任される可能性もあるため、他社ではなかなか得難い経験も可能です。

若手の段階からやる気と能力次第で責任のある立場を任されることも多くありますので、他社と比べてもより早く、より高い次元でスキルを身に着けたいという方に最適な環境です。

高い志と熱い想いを持ち、常に謙虚に学び続ける姿勢が大切

– 今後の法務部の目標について教えてください。

法務部の目標は、業界日本一の企業を守り、支える法務部体制の構築です。

オープンハウスグループが業界日本一になるためには、コーポレート部門全体の組織力強化が不可欠です。そのためにはもちろん法務部単体としても組織体制強化が必須となります。
これまでの法務部は、企業成長に合わせてその道のエキスパートである中途社員が個の力で踏ん張り支えてきた面が非常に強い組織でした。
しかしながら、オープンハウスグループが売上1兆円を超え、日本一を目指すステージにおいては、個の力に依存した組織では名だたる競合他社に太刀打ちできません。

そのため、法務部全体の知識水準の向上のために、一人一人がさらなる研鑽を積まねばならないことはもちろんですが、拡大していく企業規模に対して高い水準での法的フォローが可能な人員体制を早期に整える必要があります。

そして、それらの人員が入れ替わっても常に一定のクオリティをキープできるよう、個人の力量に依存しない強い組織力を備えていかなければならないと考えています。

– 最後に、どのような人が法務部に向いていると思いますか。

変化の多い成長企業で、主体的に考え、行動し、自らの手で法務体制をつくり上げていく。オープンハウスグループの法務部では、そんなチャレンジングな意欲を持った方に最適な環境と言えます。

専門部署になりますので一定の法的素養や資格があればもちろん歓迎しますが、そんなチャレンジングな環境で求められる一番のパーソナリティは、常に謙虚に学び続ける姿勢を持ち、自らも業界日本一という会社の目標に負けない高い志で自分の人生に本気でぶつかっていける情熱です。部内においても、コツコツと書面を作成するのが得意な社員も、関係者と上手くコミュニケーションを取り調整することが得意な社員も、細かい校閲作業が好きな社員も個性はさまざまですが、皆、内に熱い思いを持って業務に取り組んでいます。

オープンハウスグループ全体を見渡しても、そんな情熱を持った社員が多く活躍していますので、熱い思いを持って働きたい方はぜひオープンハウスグループの門戸を叩いてみてください。