M&Aを通じて会社の売り上げに貢献し、企業としての価値もさらに高めていく

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岩﨑 一憲氏

オープンハウスグループには、様々な専門領域を担うグループが存在しています。各グループごとにどのような業務を行なっているのか、代表者に話を聞いてみました。

経営企画部
2021年中途入社
課長
岩﨑 一憲Kazunori Iwasaki

茨城県出身。早稲田大学政治経済学部卒業後、証券会社を経て、タイヤメーカーやモーターメーカーにて、M&Aを中心に幅広い企画業務に従事。2021年にオープンハウスグループへ入社後、M&Aや投資案件の発掘や実行を幅広く担当。

※役職は2024年4月時点のものになります。

営業部門と同様に「売り上げを作る」ことにコミットする

–経営企画部のミッションを教えてください。

当社の経営企画部は、大きく「M&A」「投資」「IR」「サステナビリティ」といった機能を持っており、その中でも私はM&Aや投資を担当するチームに所属しています。経営企画部のM&Aチームのミッションは、営業部門と同様に「売り上げを作る」ということに尽きると考えています。

売上高1兆円を達成するまでの道のりでもそうでしたが、企業が成長すればするほど、成長スピードの維持にM&Aは必要不可欠になります。当社の足元の売り上げが約1.3兆円、目標としている不動産業界日本一の企業の売り上げが約2.4兆円なので、追いつくためにはあと1.1兆円の売り上げを作る必要があります。しかも、それを20~30年というスパンで達成するのではなく、よりスピード感を持って追いつく必要があります。そのために「5~10年後に既存事業の成長だけだと、どれくらいの売り上げが見込めるのか?」といった綿密な予測を踏まえた上で、足りない分はすべてM&Aで補っていこう、といった気概を持って業務に取り組んでいます。

–具体的な業務内容を教えてください。

メイン業務としてM&Aや投資が挙げられますが、具体的には以下のような業務があります。

・日々持ち込まれる案件の初期判断
・深堀りする価値がありそうな案件の精査
・社内会議体への付議準備、資料作成
・証券会社・弁護士・会計士・税理士などの社外専門家を巻き込んでのプロジェクトマネジメント
・事業部やコーポレート部門などの社内各部署との連携

その他にも、どの部署の管轄となるのか切り分けが難しい業務や、機密性が高く少人数で進める必要がある業務など、日々発生するさまざまな業務や課題にも対応しています。ルーティン業務が少なく、明確なゴールがあり短期決戦となるプロジェクト単位の業務が多い点が、経営企画部の特徴です。

ビジネスに必要なさまざまな“判断軸”を自分の中に養える

–身につけられるスキルについて教えてください。

やや月並みにはなりますが、業務の性質上、ハードスキルは幅広く身につきます。具体的には、会計税務・法務・ファイナンスなどについての総合的知識が求められることはもちろん、Word・Excel・PowerPointなども使用頻度が高く、そのようなアウトプットツールを扱う高いスキルも身につきます。これらはビジネスパーソンであればどんな会社・部署でも身につけておいて損はないものですが、そのような幅広いスキルを実務の中で使わざるを得ない機会が否応なくあるというのは、ビジネスパーソンとしての成長を考える上でも良い環境かと思います。

より本質的なスキルとしては、問題解決力が養われることや、経営陣の意思決定を間近で学べることもメリットとして挙げられます。また、プロジェクト単位の仕事が多いので、表面化した問題はその場でスピーディーに片付けていく必要があります。そのため都度、自分の力だけでなく他の人の知識や権限も借りながら問題に対処することで、着実に成果を出していく姿勢も身につきます。加えて、経営陣がどのような判断を下すのか仮説を立てた上で、実際の意思決定を間近で見て答え合わせができることは、ビジネスにおける “判断軸”を自分の中に形成できるという意味で、得難い経験になるはずです。

–経営企画部で働くメリットを教えてください。

キャリア面でのメリットは、大きく2つあると思います。

1つ目は、自分が関わった業務の成果が見えやすい点。ゴールが定まっているプロジェクト単位の仕事が多いため、自分の携わる業務が会社にどのように役立つのか、どのような成果を出せたのか、などが明確にわかります。このような点は仕事に取り組む上での高いモチベーションにもつながりますし、プロジェクト終了後は自分の成長も実感しやすいため、自身の成長サイクルを上手く回していくことができるでしょう。また、誰がどの案件でどのような貢献をしたかという点も見えやすいため、自身の仕事に対して的確な評価も受けやすく、意欲がある人にはより大きな仕事や重要な役割がどんどん任される環境です。

2つ目は、身につけられるスキルの汎用性が高い点。M&Aの実務は基本的に、証券会社や弁護士、会計士、税理士といった社外専門家を交えてのチーム体制で行います。外部の知見を吸収できる機会も多いため、スキルが社内特化のものに偏ってしまう心配もなく、安心して専門性を磨くことに集中できます。また、社外専門家はプロ意識の高い方が多いため、社内に身を置きながら、外部の一流人材の仕事ぶりに触れて刺激を受けることができるのも大きな魅力です。

M&Aを通じて企業価値を高めながら、全社から頼りにされる部署を目指す

–今後の経営企画部の目標について教えてください。

当面の目標となる売上高2兆円を達成したときに「達成できたのはあのM&Aがあったから」「あのM&Aのおかげで短時間でここまで来れた」と言われるような案件を実行することが目標です。

もちろん、最終的にはM&Aを通じてオープンハウスグループの企業価値を上げることが目的になりますので、売上だけのために無理に高い買い物をするわけにはいきません。買収先は慎重に見定めつつの判断となりますが、良い案件があった際にはすぐに話が入ってくるように金融機関との関係作りを行うなど、地道な部分も大切に、日々の業務に取り組んでいきたいと思っています。

また、経営陣との距離が近く、すぐに対応方針を協議したり判断を仰いだりできるという意味では恵まれた立場の部署となりますので、その強みを生かし、社内での部門横断的な対応事項やトラブル事案があれば「経営企画部に相談してみたら、何とかしてくれるかもしれない」と気軽に頼ってもらえるような部署となるのも目標です。

–最後に、どのような人が経営企画部に向いていると思いますか。

当社には社員の行動基準が定められていますが、これは端的かつ具体的な行動指針となっており、当社で活躍している方々の特徴やメンタリティがよくまとまっています。

そこからいくつかご紹介すると、例えば評論家的ではなく、実際に行動し手を動かせる方。受け身にならず自分から仕事を取りに行ったり、場合によっては仕事を作ったりできる方。スピード感のある方。合議に頼りすぎるのではなく、自分一人である程度判断を下しながら、担当業務を推進していける方。そして抽象的ではなく、具体的に考えられる方。このような人は、経営企画部に向いています。

まとめると「自分の力で具体的な成果を出していける人」ということに尽きますが、大企業では曖昧にされがちな点がオープンハウスグループでは素直に重視されており、特に実務家タイプの人には水が合うカルチャーかと思います。自分であればオープンハウスグループの成長に貢献できる成果を出せると自信を持っている実務経験者の方、もしくは成果を出せる人材になっていきたいと考える若手の方々とも、一緒に働けることを楽しみにしています。