マンション営業への転職。仕事内容や業務の魅力とは

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マンションを扱う不動産営業職に転職する際は、どのようなことを理解しておくとよいのでしょうか。今回は、マンション営業の仕事内容や業務の魅力を解説します。

マンション営業(販売)の仕事内容

マンション営業の仕事は、大きく分けて5つのステップに大別できます。

  1. 集客
  2. 物件調査
  3. 販売(契約)
  4. アフターフォロー

それぞれに必要な知識も多く、内容も多岐にわたる仕事です。ここでは、マンション営業がどんな仕事内容なのか、詳しく説明していきます。

マンションを購入する顧客の「集客」

一般的な会社では集客と営業が分かれていることが多いかもしれませんが、不動産業界では、営業社員が集客を担うケースもあります。

例えば、マンション販売の営業社員が物件やモデルルームに待機して、来場されたお客様を案内するという仕事があります。マンションだけではなく、付近の商業施設や最寄り駅を案内をすることもあります。

この仕事では、間取りの説明や設備の紹介、物件の良さや会社としての強みなど、アピールポイントをしっかり理解しておく必要があります。

また、新聞折込やアパートなどにチラシを投函する「ポスティング」のための資料作成も仕事のひとつです。会社によっては、営業社員自身が週末にチラシを配布するなど、足を使ってお客様を集めることもあります。

さらに、販売するマンション周辺に住んでいる方を訪問して物件紹介をする「訪問営業」を行うこともあります。

物件や周辺環境の「物件調査」

マンション営業の大事な仕事のひとつに、物件調査の仕事があります。調査する内容は、主にマンション自体の調査・周辺環境の調査です。

自社で販売する物件については、設計や法務などあらゆる部署に確認をするなどして、お客様への説明や契約で不備がない程度には知識を持っておく必要があります。

また、販売するマンションの周辺調査も、欠かすことのできないものです。お客様はマンションの中だけで生活できるわけではありません。周辺の商業施設や鉄道路線・道路状況、周辺の治安など、どのように生活するのかをイメージして、お客様に説明ができるようにしておきます。

マンションの「販売(契約)」

お客様が購入を決意したら、次は売買契約を締結します。重要事項説明をおこない、契約書を交わして物件を引き渡します。

マンションの販売は、購入意思を受け取ってから用意すべき書類や手続きが多いので、社内の規定にしたがって丁寧に進める必要があります。

アフターフォロー

お客様が満足されているか、物件に不具合はないかなど、アフターフォローも大切な仕事です。

修理対応などは専門の部署や業者が行うことが多いですが、販売をした営業担当が窓口としてお客様の相談に応じることは少なくありません。

また、定期的に連絡するなどのアフターフォローがしっかりしていると、購入したお客様からの信頼を得て、次のお客様を紹介してくれることもあります。

投資用マンション営業(購入・販売)の仕事内容

中古の投資用マンション営業はいい物件を仕入れて価値を付加し、投資用物件として購入したお客様に利益が出るようにしなければいけません。

仕入れがあるという点で、販売・営業専門とは仕事内容が大きく違います。

投資マンションの購入・仕入れ

投資マンション営業の仕事は、まずは売るための物件を仕入れるところから始まることが多いです。マンションの仕入れは、販売とは大きく違うスキルを必要とします。

仕入れの仕事には、以下のような手順があります。

  1. 情報収集
  2. 現地調査
  3. 契約

不動産会社様を訪問して、マンションやテナントビルの売却を検討しているお客様の情報を集めるところから始まります。すでに顕在化している情報だけでなく、売却を検討し始めた人が現れたらすぐにアプローチできるような人脈などを構築しておくことも大切です。

情報をキャッチしたら、現地調査を行います。現地調査では、物件のあるエリアの需要から物件価値まで、詳細にチェックします。人気がないエリアだと家賃が安くなり、結果として利回りも悪くなるため、見極めが非常に重要です。投資用物件として付加価値をつけて販売できると判断できたら、購入に向けた活動を行います。

最後に、価格など様々な交渉を経て売買契約を締結します。価格交渉では、リノベーションなどで物件の価値を高める際の費用などを勘案して、利益を最大化する必要があります。

購入希望者の集客、販売

仕入れた投資用のマンションを販売する際は、居住用マンションと同様に電話や訪問での営業をして集客を行う場合もあります。

投資用マンション営業の難しいところは「購入者はその物件に住むことを前提としていない」ところにあります。

投資としてマンションを持つことの必要性を説明し、需要を掘り起こすところから始めなければいけません。お客様に興味を持っていただけたら、利回りや、財産形成の面でどのように投資物件が有利なのか説明する必要があります。

どのような人がマンション営業に向いているか

指差しで合う色を選ぶ

マンション営業は、非常に多くの人と接する仕事です。物件を仕入れるためには、不動産業界の同業者と親しく付き合う必要があります。また投資家への販売では、不動産知識に乏しい一般の方からの信頼を得る必要があります。どちらも、コミュニケーションが必須です。ある程度の向き不向きはあります。

しかし、マンション営業に向いた性格だから絶対に成功するわけではありませんし、逆に向いていない性格だから絶対にうまくいかないというわけではありません。

社交的でポジティブな性格

社交的でポジティブな方は、マンション営業に向いている性格といえます。マンション営業は多くのお客様と接し、要望を聞いて案内をして、契約まで持っていくのが仕事だからです。

営業は、自分たちの部署だけの力で物件を売るわけではありません。社内外の様々な人達ともコミュニケーションを取らなければなりません。多くの人と意見を交わし、お客様に満足していただくようにするために、社交性は大いに役立ちます。

また、マンション営業は非常に金額が高いものを販売するため、交渉期間が長く、成果が上がるまでにも時間がかかります。売れなければ当然上司や先輩から色々と指摘をされますし、一定のプレッシャーもあります。長く働いていれば、時には落ち込むこともあるでしょう。お客様からも、不満や信頼できない点があれば、きついことを言われる可能性もあります。

それでも腐ることなく仕事を続けて、問題に向き合い、改善をしていくことができれば、信頼を得られるようになるはずです。

目的意識が強く、成長意欲がある

マンション営業に限らず、不動産営業は成果に応じて高い報酬をもらえたり、出世したりできる可能性があります。うまくいけば、若くして大きな収入を得られます。

「たくさんお金を稼ぎたい」「出世したい」という力強い目的を持つ人は、マンション営業に向いているといえます。もちろん、うまくいかないことは多々あるはずですが、高い目標を持って仕事ができる人は成功に近いといえます。

またマンション営業には不動産や法律に関する知識が必要なので、成長意欲がある人も向いているといえます。他にも税に関する知識や銀行融資に関すること、街の情報も、自身で勉強しなければなりません。法律について、は数年ごとに改正されるため、その度に勉強し直す必要があります。

お客様に聞かれたときに答えられないと信頼を得られないこともあるので、成長を続けられる人の方が有利といえます。

マンション営業の求人情報を見るポイント

ここではマンション営業の求人情報を見るポイントを解説します。

ポイント1:平均年齢

マンション営業の求人でよく見るのが「平均年齢が20代」というような募集です。若い世代が多いと活発で、勢いがある会社にみえます。若手に活躍してほしいという印象がありますが、会社によっては、定着率が低く離職率が高い可能性もあります。教育体制がしっかりしているかどうか、見ておくと良いでしょう。

ポイント2:100%反響営業

マンション営業の求人によくあるのが「100%反響営業」という謳い文句です。このような求人の場合は、反響を得るためのチラシや電話での営業を違う部署がやっているか、飛び込み営業と電話営業をしないという意味で記載しているか、どちらかのことが多いです。

反響部隊と営業部隊が別になっている場合は、成果を上げるまで時間がかかることがあります。また募集時には100%反響営業と謳っていても、思ったように物件が売れない場合はチラシ配りなどに駆り出されることもあるようです。

飛び込みや電話営業、チラシ配りに抵抗があっても、場合によっては避けられないこともあるので、反響以外の営業も必要になる可能性は、意識しておくと良いでしょう。

ポイント3:月給が高い

マンション営業の求人には「基本給が〇〇万円」という書き方をしているところが少なく、各種手当を込みにして金額を記載しているところが多いです。

確かにマンション営業は、若くてもかなり高給が得られることもあります。

しかし、基本給を低く設定して歩合を高くしている会社や、モデル年収だけを書いて入社してみたらフルコミッション(完全歩合)で業務委託契約だった、という話もあります。

歩合制を敷いていて、高い給料が記載されている場合は、きちんと確認をした方がいいでしょう。

未経験でもマンション営業は務まる?

マンション営業は、経験者優遇という募集要項だけでなく、未経験歓迎と表記しているところもあります。そもそも、未経験の人がマンション営業として働くことはできるのでしょうか。

未経験でもできるが勉強は必須

結論からいうと、マンション営業は未経験からでも可能です。

ただし、マンション営業はお客様に説明する内容が多いというのも特徴のひとつです。そのため、専門的な知識や税の知識、場合によっては建築の知識まで、非常に広範囲な知識が求められます。勉強をしなければならないので大変ではありますが、未経験の仕事に就く場合には、不動産営業に限らずよくあることです。

簡単な仕事というわけではありませんが、勉強する労力を惜しまなければ未経験でも務まるはずです。

未経験のマンション営業が覚えるべきこと

未経験のマンション営業が覚えるべきことは、大きく分けて以下の3つです。

  • 駅・道・街を覚える
  • 物件情報を覚える
  • お金と法律について覚える

居住用マンションでも投資用マンションでも、営業エリアの鉄道路線や道路情報、街などの周辺環境を覚えることは必須です。居住用ならお客様はその街に住み、投資用ならその街の住みやすさや道路状況が入居率に直結します。これらはお客様に聞かれて答えられない、ということがあってはいけない情報です。

また、物件情報については、マンション営業にとって把握していなければいけないものです。物件の場所や間取り、アピールポイントや周辺情報は、スムーズに答えられないとお客様に説明するときに信頼を得られません。

お金と法律についても非常に重要で、物件を購入してもらうときの住宅ローンや諸費用について一定以上の知識が必要です。また、投資用マンションの販売の場合は、投資そのものや利回りについての勉強も必要です。

覚えることは多くありますが、誰でも最初は未経験です。覚えた知識は不動産業界にいる限り役に立つものですし、日常生活にも不要なものというわけではありません。社会人全体にいえますが学習時間を確保するのは大変ですが、しっかり勉強をしておきましょう。

オープンハウスは
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未経験積極雇用

オープンハウスは未経験でもやる気があれば挑戦できる

中途入社した社員のほとんどが、不動産とは関係のない業界出身です。なかには、不動産どころか営業職の経験がなかった社員もいます。

オープンハウスは、会社の方針に沿った努力を続けることで、短期間で成果を出すことができる環境があります。昇進すれば、すぐに部下を持ち、さらに大きな目標に向かって挑戦が可能です。

例え入社時に業務への不安があっても、オープンハウスには最低でも2ヶ月、充実の研修制度があります。座学による知識習得やベテラン社員による実習など、未経験からでも問題なく業務に加わることができます。

企業成長

創業16年で東証一部上場。拡大後も驚異の成長率を維持

オープンハウスは、挑戦し続ける姿勢と、独自の技術力を武器に圧倒的な急成長を遂げてきました。2013年には創業16年で東証一部上場、2019年には売上5,000億円を達成し、独立系総合不動産デベロッパーとして確固たる地位を築いています。

拡大後もニーズをいち早くキャッチしながら、業界の常識に捉われない発想力でオープンハウスは成長を続けています。一般的な成長率が年2~3%の不動産業界で、オープンハウスは直近6年間で平均30%以上の売上高成長率を維持。会社規模の拡大に伴い、従業員数も増加中です。

当社が目指すのは売上高1兆円、そしてゆくゆくはオープンハウスが日本一の企業になることです。

大きな目標を掲げる我々と、一緒に成長してみませんか。

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