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文化を知る

諦めずに挑み続ければ、若手も一線で活躍できる。スカウト入社の中途社員が惚れたオープンハウスの働き方とは

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不動産業界の中でもトップクラスの成長率を誇るオープンハウス。収益不動産の売買からグループの売上に貢献するソリューション事業部は、平均グロス3〜5億の物件を扱うというスケール感のある仕事を担っています。若手メンバーが一線で活躍する中、2018年に中途入社した梅木康一郎さんもその一人。オープンハウスとの思いがけない出合い、そして働く中で深く共感したという企業カルチャーについてお聞きしました。

記事サマリー

  • 若いうちから裁量を持って働ける環境に惹かれて入社を決意
  • 億単位の案件を他社にはないスピード感で回転させる組織体制
  • 覚悟を決めて愚直に努力し続ける人が活躍できる会社

この記事に登場する人

  • 係長

    梅木 康一郎

    九州大学卒業後、インテリア小売業大手に1年間勤務。転職活動中にスカウトされ、2018年7月オープンハウスに入社。ソリューション事業部にて営業を経験し、現在は同事業部の企画グループにて係長を務める。

偶然の声掛けがきっかけで、仕事人としてのロールモデルと出合った

―梅木さんは中途採用でオープンハウスに入社されたそうですが、転職しようと決めたきっかけを教えてください。

私は新卒でインテリア小売業大手に入社したのですが、1年ほどたった頃、将来のキャリアを考えて「あまりに遠い道のりだな」と途方に暮れたんです。安定はしているものの、年次に応じたキャリアパスが初めから決まっていて、どんなに成果を上げても30代後半にならなければ裁量権を得られない環境だったんですね。

若いうちに経験を積んで、自分次第で上を目指せる場所で挑戦してみたい。そういう思いが芽生えてきて、転職活動を始めました。オープンハウスと出合ったのは、ある企業の面接帰りに、街中で当社の人事担当者から「オープンハウスという会社を知っていますか?」と声を掛けられたことがきっかけでした。

当時、私は九州から東京に出てきたばかりで、首都圏に特化して展開しているオープンハウスのことは知らなかったんですが、その人から「おもしろい会社なので、ぜひ1回見に来てください」と口説かれて……興味が湧いたので、試しに会社見学に行くことにしたんです。

―オープンハウスに対して、どんな第一印象を持ちましたか?

正直、最初は「怪しい会社かも?」と思いました。でも会社説明を受けたときに、「求めていた働き方がここにある!」とビビッときたんです。若手のうちから活躍できる環境があること、そして過去の業績からも増収・増益で堅実に成長している企業だという点に惹かれました。ここで活躍できるようになったら絶対におもしろいだろうな、と。

その場にいたマネージャーからは「厳しい会社だから、入社するなら覚悟を決めないといけない。生半可な気持ちで入っちゃダメだよ」と言われましたが、ここで挑戦してみたいという思いが勝ち、翌日には入社しますと返事をしました。

―入社当時、オープンハウスでどんなふうに活躍したいと思っていましたか?

いまの直属の上司が採用面接をしてくれた人なのですが、面接時に彼の仕事内容を聞いて「この人みたいになりたい」と強く憧れました。当時、その上司はまだ30歳前後だったんですが、その年齢でかなり上の役職に就き、会社の方針に介入するような責任ある仕事も任されていました。同じ社会人として、心の底からかっこいいと思いましたね。オープンハウスが言う「若手が活躍できる環境」をこの目で見た気持ちでした。いま、この背中を追いかけたいと思える上司の直下で仕事ができて、毎日すごく充実しています。

億単位の提案にひと晩で決裁が下りる「スピード感」が最大の武器

―梅木さんが所属するソリューション事業部の、社内での役割について教えてください。

ソリューション事業部の仕事を簡単に説明すると、賃貸マンションやビルを購入し、商品化して販売することです。購入した物件の外壁を工事してきれいにしたり内装をリフォームして使いやすく整えたりして、オープンハウスならではの価値を付けて再販する。その商品化の部分を担当しているのが、私の所属する事業推進部ですね。

―事業推進部が掲げているミッションを教えてください。

ミッションは大きく2つあります。まず1つは、お客さまにご納得いただける商品を企画し、ソリューション事業部の売上につなげることです。お客さまが現地見学されたときに「買いたい」と思える商品に仕上げるため、工事の内容は細かく決めますし、完工後にも定期的にチェックを行い、きれいな状態を維持します。こうした在庫の保守・点検はもちろん、営業が販売しやすいように、物件のセールスポイントを整理して社内に発信することも私たちの仕事の一つです。

そしてもう1つのミッションは、物件の購入から販売までの間、つまり在庫の保有期間を短くすることです。当社の在庫保有期間は平均3カ月ですが、この期間をより短くできれば、当然ながら売上も上がります。例えば40件販売するのに3カ月かければ半年で80件、これを2カ月に短縮できれば半年に120件も売れるようになるわけですから。工事や契約書類まわりの業務効率を上げることは常に意識し、可能な限り前倒して進められるようスケジュール管理も徹底する。こうした地道な努力を重ね、在庫保有期間を短縮することに心血を注いでいます。

―現在の「在庫保有期間3カ月」もかなり短い期間だと思いますが、このスピード感はどのようにして生まれているのでしょうか?

一番大きな要因は、決裁権者とプレイヤーとの距離が近いことです。「物件を購入し、商品化して、販売する」と一口に言っても、例えば購入した物件に工事を施してから販売するか、あるいは工事はせずに古いまま買ってくださる方に向けて販売するかなど、都度、細かい方針の選択を迫られます。プレイヤーが選んだ方針を会社として実行するにあたって、他社の場合は、直属の上司、部長、役員、社長、取締役会と長い承認フローがありますが、当社ではプレイヤーが直で決定権者に提案できるので、決裁が下りるまでひと晩もかからないんです。

この体制とスピード感こそが、オープンハウスの事業推進部が持つ最大の強みだと思っています。物件の平均グロスは3〜5億円、大きいものでは数十億、100億単位の物件も。一歩間違えれば億単位もの損失を出しかねない判断を、20代の若手プレイヤーが「こういう方針でやってみたいんです」と決裁権者に提案できる。ここまでチャレンジングな会社は、他にはないと思いますね。

結果が出ず苦しんだ営業時代。愚直に行動し続ける価値を知った

―2018年に入社し5年目を迎えますが、苦しかった時期はありましたか?

私は現在、事業推進部で企画を担当していますが、入社当初は営業も経験しました。商品化するための物件を仕入れるために仲介不動産会社を何軒も回るわけですが、営業として結果を出せるようになるまでの時期が一番苦しかったですね。

同時期に入社したメンバーが10人ほどいて、毎日その日のKPI報告をする時間になると自分と周囲との差を思い知らされるわけです。早々にお客さまの現地見学が決まったメンバーや入社1カ月で数億単位の契約を取ったメンバーを見て、当時は本当に悔しく、気持ちが焦りました。何をすれば軌道に乗れるかもわからず悶々としたまま3カ月ほどがたちましたが、この頃から契約を取れるようになってきたんです。

―契約を取れるようになった具体的なきっかけや理由はあったのでしょうか?

上司や先輩に教えてもらったことを、愚直にやり続けた結果だと思いますね。「名刺を3000枚集めたら契約が1本取れるよ」とよく言われていましたが、私が初めて契約を取ったのは、まさに名刺を3000枚ほど集めたタイミング。しかも契約してくださったのは、営業に訪れた私に「もう来るな」とおっしゃった仲介不動産会社の方だったんです。

後になって考えてみると、営業に行ったときに嫌がられたのは、そのときお客さまはオープンハウスに用事がなかったからなんですよ。仲介不動産会社は、顧客から「物件を買いたい」と相談されたときになって初めて私たちのような存在が必要になる。必要なときに真っ先に思い出してもらうためにも、連絡を絶やさず物件情報を伝え続けることが大切なんです。これも「名刺を3000枚集めたら」という教えを素直に受け入れて行動し続けたからこそ、得られた気づきだったと思います。

覚悟と意欲を持って挑めば、ポジションも給料もついてくる

―梅木さんから見たオープンハウスの「良さ」はどんなところにありますか?

「自分の全力を投じて挑戦したい!」と思わせるカルチャーでしょうか。というのも、私が入社してから最も衝撃を受けたのが、クオーターごとに開催される社内表彰式でした。コンサートホールのような大きな会場に約4,000人の社員が集まり、各事業部で活躍したメンバーが表彰されるのですが、その場で社長から「来期から君が課長だ!」と昇進を告げられることもあるんです(笑)。もちろんすでに会議で決まっていた人事ですが、人事部や上司を通して本人が知るのではなく、社長から大勢の前で伝えられる光景は圧巻です。それを見ている社員たちからも、わっと歓声が上がります。

私も一度、グループ全員でステージに上がったことがありますよ。やはり自分たちの成果を会社に評価してもらえたことがうれしいですし、「またあの舞台に上がりたい」という強い気持ちが、日々働く上での燃料になっていますね。

―どのような人が、オープンハウスにマッチする人材だと思いますか?

自分で裁量権を持って働きたい人、自分の手で新しい事業部を立ち上げてみたい人にとって、たくさんのチャンスに恵まれる会社だと思います。個人的な感覚ですが、オープンハウスは「子どもの夢がかなう会社」だと感じることがよくあります。当然、サークルのようなノリであってはいけませんし、会社のお金なので仕入れや販売の金額設定も慎重であるべき。業務の中で発生するさまざまな判断だって簡単ではありません。それでも、「やってみたい!」と思ったことを否定されることはないし、それがもし間違っていることだったら教えてくれる。この規模の会社で、ここまでチャレンジングな環境を常に用意してくれているケースはなかなかないと思うんですよ。

また、外から見るとオープンハウスのカルチャーは独特なものに見えるかもしれませんが、意外にも合わない人はほとんどいないのではないかとも思います。実際に私が見てきた中でも、どう考えても営業向きではないと思われたメンバーが、営業部隊のエースとして花開くことがあったんです。ひたむきに頑張り続けたら、思わぬ風が吹くことがある。そこが、当社のおもしろいところですね。

―最後に、オープンハウスへの入社を検討している人に向けて、メッセージをお願いします。

どんな企業、どんな環境を選んだとしても、結局はその人の覚悟次第です。覚悟を決めなければ、中途半端な成績しか残りません。一方で覚悟さえ決めて愚直に頑張り続ければ、少なくとも当社なら、必ず活躍できると断言できます。努力して汗をかいた人ほど成長できる環境が整っているので、いつの間にかポジションも裁量権も給料もついてくるんです。結果が出るまで諦めずに行動するという覚悟が決まった人は、ぜひ挑戦してください。

覚悟を決めて努力を絶やさなければ、若くして活躍できる場所

その話しぶりから、仕事への情熱が伝わってくる梅木さん。「街で声を掛けられたときは怪しんでいた会社を、これほど好きになるとは思わなかった」と、率直な思いを語ってくれました。どんな環境でも、覚悟や信念を持って臨めば結果はおのずとついてくるもの。オープンハウスは、意欲のある人にとって挑戦しがいのある環境を整えて、新しいメンバーをお待ちしています。