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文化を知る

ママになってもキャリアアップし続けたい。子育て中の社員が「より良い会社づくり」に奔走する理由

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  • #社員インタビュー

2014年4月に新卒で入社し、2024年で社歴10年目を迎えた若佐谷さん。この10年で結婚・出産を経験し、2021年10月から2023年4月までの約1年半、産休と育休を取得し、復帰しました。現在は、設計審査課で幅広い業務や制度の改善に精力的に取り組む若佐谷さんに、女性社員にとってのオープンハウスの働きやすさや、この先目指すキャリアなどについて聞きました。

記事サマリー

  • 設計審査課で、専門的な内容から組織の底上げまで幅広い業務を担当
  • 積極的に声を上げ、会社や組織のアップデートに取り組む
  • 子どもがいても安心して働ける環境で、さらなるキャリアアップを目指したい

この記事に登場する人

  • 若佐谷 唯

    2014年4月に新卒入社。建設事業部に所属し、1年目から建売住宅の設計業務に従事。入社8年目の2021年に産休・育休を取得し、2023年4月から職場復帰。2024年1月からは設計審査課に異動し、新人研修や建築図面のチェックなどの業務に当たっている。

幅広い視野と専門的な知識で、建設事業部全体の底上げを目指す

―若佐谷さんが所属している建設事業部は、どのような部署なのでしょうか?

開発事業部が仕入れてきた土地に対して、一戸建ての設計と施工管理を行い、お客さまへ引き渡すところまでを担っている部署です。設計部は土地に合った住宅を当社で企画して、建てたものを売る「建売住宅」と、お客さまのご要望に合わせた間取りを作っていく「注文住宅」の2部門があります。どちらも、お客さまに満足いただける住宅をご提供する、という大きな責任を負っている点は変わりません。

―建設事業部のミッションを教えてください。

建設事業部は、常に「矛盾の追求」をミッションにしています。私たちは、なるべく多くの住宅を短期間で建てる一方で、その品質にもこだわります。つまり、「量とスピード」と「品質」という、相反する要素を両立させることを目指しているんです。そのため、常に高いレベルの知識量と提案力が求められ、オープンハウスの中でも特に成長意欲の高い人が多い部署だと思います。

―その中で、若佐谷さんの現在の業務はどのようなものでしょうか?

私は2024年1月に設計審査課に異動したばかりです。設計審査課では、設計マニュアルの策定や、設計担当者が作成した建築図面のチェックといった専門性の高い業務から、新人の教育研修や資格取得のサポートといった組織全体の底上げを担う業務まで担っています。

常に心がけているのは、設計に携わるメンバーの業務の質が上がるように、マニュアルを改善したり、ルールや仕組みを整えたりと、部署全体に目を配ることです。お客さまにより良い住宅をご提供できるよう、そしてより良い環境でメンバーが働けるよう、いつも「本当にこれでいいのか?」と何事にも課題感を持って向き合っています。

会社や組織を良くするために、臆せず声を上げる

―具体的には、どのようなルール変更や仕組み改善を行っているのでしょうか?

例えば、メンバーが建築士資格を取得する際のサポートの拡充です。資格学校に通う人や独学で学ぶ人など、人によって勉強の仕方は異なりますが、皆共通して、通常業務に集中するあまり勉強がおろそかになってしまいがちです。そのため、定期的に進捗状況を確認したり社内で模試を行ったりと、モチベーションを上げるためのフォローをしています。

また、資格学校に通うだけでもかなりの費用がかかりますが、資格を取得した後、免許登録申請にさらに10万円ほどの自己負担が発生してしまうんです。私自身、産休・育休中に一級建築士の資格を取ったのですが、従来の制度では不十分だと感じました。そこで、資格取得者報奨規程の見直しを提案し、2023年4月に改訂をしていただきました。

―自ら声を上げていく姿勢が素晴らしいですね。

気になることはそのままにせず、改善に向けて動きたいタイプなんです。入社2年目の冬、主任に昇格して社長の荒井と面談する機会がありました。当時は、今のような大規模なショールームがなかったため、「会社の成長速度に対して、現状のショールームではお客さまをお迎えするのに十分ではないと思う」と直接意見を述べました。それが反映されたかどうかは定かではないですが、数年後、渋谷に大きなショールームができたんです。権限を持つ人に対しても臆せず意見を述べることは、会社を良くするために重要だと実感しました。

―仕事に対するモチベーションは、どこから湧いてくるのでしょうか?

「自分が働き続けたい会社を、自分でつくる」という意識でしょうか。入社した人が皆、会社の環境や制度に満足しているわけではないと思います。そういった誰かが満足できていない部分に焦点を当て、変えるべきところは変えていく。自分自身が気になったことはもちろん、周囲の声を積極的に聞いて、制度やシステムを改善することに注力しています。私は中間管理職ですから直接の権限はありませんが、声を上げることによって、さまざまなことをアップデートしていけたらと考えています。

以前に所属していた建売設計グループでは、普段使っている業務チェックリストの改善を提案して、自分で改良版を作成したことがありました。各メンバーの業務の達成成果がリアルタイムで把握できる仕組みも、自分で数式を組んで作ったんです。当時も今も、「より良くできること」がないかを常に考えて働いていますね。

子育てしながらでも、安心して働ける制度が充実

―育休・産休を経て復帰し、2歳のお子さんを育てながら働いているんですよね。子育て中の女性にとって、オープンハウスはどのような会社ですか?

とても働きやすい環境だと思います。私が産休に入る少し前に女性活躍推進室が発足し、女性社員のサポートに尽力してくれています。また、キャリアデザイン制度といって、9時から17時まで、10時から18時までなど、自分で働く時間を選べる制度も整ったので、子どもがいる立場としてはありがたいですね。

子どもを保育園に入れる際も、手続きに必要な書類の申請方法などを事前に共有してもらっていたので、とてもスムーズでした。復職する前には上司との面談が設けられ、復帰後の働き方について相談することもできました。それはもちろん女性社員からだけに限った話ではありません。男性社員にも子どもがいる人が多いので、会社全体で「子育てより仕事を優先しなさい」なんて考え方が一切ないんです。いつも周囲から親身に寄り添って見守ってもらえるので、安心して働けています。

―今後は、どのようなキャリアを築いていきたいと考えていますか?

もう1人子どもがほしいと思っているので、産休・育休から復職してまたバリバリと働ける時期になったら、さらにもう1つ上のポジションに上がりたいです。現在は課長職ですが、将来的には部長を目指したいですね。ポジションが上がれば、責任に伴って権限も付与されるので、自分が「こうしたい」と思うことをダイレクトに実現できる。それに、経営層の考えをもっと近くで聞けるようにもなりますから、より会社の未来に貢献する仕事ができると思うんです。

負けん気の強さが原動力になり、今の自分の糧になった

―若佐谷さんが考える、オープンハウスの「いいところ」はどこだと思いますか?

元気とやる気のある若手がたくさんいるところです。モチベーションの高い新人が毎年入ってくることで、先輩社員たちは「自分も頑張るぞ」と気持ちを新たにしています。下から突き動かされて、組織がどんどん活性化されていますね。それに、1人でもずば抜けた成果を出した人がいると、周囲も刺激されて切磋琢磨するので、全体のレベルが上がっていくんです。そういうパワーがみなぎっている会社ですね。

―オープンハウスに合う人材、建設事業部に合う人材とはどのような人でしょうか?

どの部署にも共通するのは、努力し続けられる人、頑張ることを諦めない人です。他社と比べて圧倒的に速いスピードで成長を求められるので、それを超えていける強さも必要ですね。成功するタイミングは人によって異なり、1年目で結果を出せる人もいるし、2~3年目で花開く人もいます。私自身、1年目の頃は優秀な同期の活躍を見て、悔しい思いをしました。あの時に「負けるものか!」と奮起したからこそ、表彰台に立てるところまで到達できたんです。だから、壁にぶち当たってもくじけない心は大切だと思います。

建設事業部は、知識量や技術力がものをいう部署。だからこそ、それらを身につけるために努力し続け、会社の成果に貢献しながらも、自分自身を高めていける人ならきっと活躍の場があると思いますよ。

―最後に、入社を希望する方へ向けてメッセージをお願いします。

自分を成長させるのに必要なのは、今の自分に満足しないことです。学生気分のまま、受け身で会社に入るのではなく、自ら成長して自分を変えていく意志がある人と働きたいですね。日本一を目指しているオープンハウスで、日本一の社員になるため一緒にがんばりましょう!

前向きさと柔軟さを兼ね備えた会社だから、情熱を絶やさず仕事に夢中になれる

常により良い会社、より良い組織づくりのために尽力している若佐谷さん。産休・育休で職場から離れた時期があってもその情熱が途切れないのは、オープンハウス全体に浸透している前向きさや、社員の声に耳を傾ける柔軟な姿勢があるからでしょう。