IT分野にも力を入れる急成長企業でインハウスのシステム構築に尽力する

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渡辺 拓人氏

オープンハウスグループには、営業職や建築職はもちろん、エンジニアやマーケター、デザイナーといった専門性の高いスキルを持った社員や、バックオフィスから会社をサポートする社員など、さまざまなプロフェッショナルたちが集まっています。

ITやマーケティング・広報といった部門で働く社員に、オープンハウスへ入社を決めた理由や、仕事のやりがいなどについて聞きました。

情報システム部 インフラストラクチャグループ
2022年中途入社
主任
渡辺 拓人Takuto Watanabe

石川県出身。北海道大学文学部卒業。大学時代はフランス文学を専攻しつつ、ヨーロッパ諸国の言語を幅広く学ぶ。大学卒業後、石川県で地方公務員(事務職)として数年間勤務。その後、上京してIT業界に転職。ネットワークやセキュリティ系の会社を渡り歩き、2022年にオープンハウスグループに入社。入社後は情報システム部のITインフラを管理する部署で、主にネットワーク周りを担当。その後、情報システム部内に新設されたセキュリティ専門の部署に異動し、セキュリティマネジメント体制の整備に従事。趣味は読書と散歩、登山。

※役職は2024年4月時点のものになります。

システムの企画から運用まで、一貫して携わりたいという思い

オープンハウスに転職した理由について教えてください。

新卒で就職した官公庁で、基幹システムのバッチ作成・運用や部署内のITインフラ管理に携わる機会がありました。物事のしくみを突き詰めて考えるのが好きな性分のためか、次第にITの便利さやおもしろさを強く感じるようになり、「本職でやってみたい」という気持ちからIT業界に転職しました。ネットワークやセキュリティを扱う会社で、銀行や携帯キャリアの基幹ネットワークの設計構築をしたり、サイバー攻撃監視センターでお客さま向けの通信ログ分析サービスに従事したり、サイバー攻撃対策によく使われるデータ分析ツールのテクニカルサポートをしたりと、IT業界での経験を積んできました。

オープンハウスグループに応募した一番の理由は、不動産業界において尋常ではないスピードで成長していることと、IT分野に非常に力を入れていると聞いたことです。特に、コアな部分はできるだけ内製化して取り組んでいるという点が非常に魅力的に映りました。

もともとシステムの企画から運用まで一貫して、ある程度の裁量を持ちつつ携わりたいという思いが強く、転職活動でもその点を重視していました。これまで働いていたような専門会社では、プロジェクトのあるフェーズのみの参画だったり、裁量権がごく限定的だったりというパターンが多く、担当しているシステムについて、「長期的に見たらこうしたほうがよい」というアイデアが実現できないジレンマがありました。オープンハウスグループは、同程度の規模感の他社よりも「ベンダーに丸投げではなく、自分事としてよいシステムを作ること、そしてそのシステムを改良していくこと」にこだわっているように感じ、入社を決めました。

入社前に不安なことや入社後のギャップはありましたか。

オープンハウスグループは体育会系の社風だと聞いていたため、入社前はうまく職場になじめるかがかなり不安でした。採用面接の際に関わった情報システム社員の方々はフランクな印象だったので、内定を頂いた時点では特に心配はしていませんでしたが、これまで上下関係の厳しい環境をあまり体験してこなかったことと、加えて新しい環境に対する緊張も相まって、「実は面接時の態度は演技で、普段は上下関係がとても厳しいのでは?」と、勝手に疑心暗鬼に陥っていました(笑)。

しかしいざ入社してみると、理不尽な上下関係などがあるのではなく、「全員が同じ方向を向いて、熱い気持ちで仕事に取り組む文化」を指しているのだと理解できました。部署全体の雰囲気がカジュアルで、役職に関係なく、気軽に相談ができる雰囲気も安心できるものでした。

またギャップではないのですが、入社して半年ほど経ったころ、丸ビルからJPタワーへの本社移転に伴うネットワーク導入の大規模プロジェクトに参加した際に、主担当者を任せてもらったのには驚きました。当初、私は主担当者だった先輩の補助をしていたのですが、先輩の異動により、急遽自分が責任重大なプロジェクトの主担当者を任せてもらうことになったんです。最初はトラブルなどで苦戦することもありましたが、多数の関係者と協力してプロジェクトを無事に成功させた体験は、これまでにない大きな自信となりました。

セキュリティと利便性の両立が、おもしろくて難しい

オープンハウスではどんな業務をされていますか。

入社後は、情報システム部のITインフラを管理する部署で、主にネットワーク周りを担当していました。その後、情報システム部内に新設されたセキュリティ専門の部署に異動し、セキュリティマネジメント体制の整備に従事しています。

仕事のおもしろさであり、同時に一番の難しさでもあると感じているのは、セキュリティと利便性を両立させることです。世間一般の企業は、安全性と利便性のどちらも両立させるのではなく、天秤にかけてどちらかのみを重視してしまいがちだと感じています。セキュリティを強くしすぎて利便性が悪くなるか、あるいは利便性を求めすぎてセキュリティが緩くなりすぎるか、という状態です。当社にとって、どの程度のセキュリティを担保するのが適切かを判断するため、さまざまな状況を考慮して、判断基準を整備・運用していかなければなりません。

この取り組みには日々苦戦していますが、オープンハウスグループが安全に発展を続けていけるよう、縁の下の力持ちとして貢献していきたいと思います。

1日のスケジュールを教えてください。

1日のスケジュール

9:00
朝礼
9:30
メールやその日のタスク確認
10:00
セキュリティログモニタリング
11:00
セキュリティ製品のチューニング
12:00
昼食
13:00
ベンダーとの定例ミーティング
14:00
導入検討製品のPoC
17:00
社内向けの資料作成
19:00
帰宅

1兆円規模の会社にふさわしいセキュリティ体制を

今後の目標について教えてください。

これからの目標は、情報システム部内のセキュリティ運用ルールや、中長期的な視点での活動計画の整備をさらに進めることです。1兆円規模の会社にふさわしい、お客さまに安心していただけるようなセキュリティ管理体制を築きたいと考えています。

転職者に向けてメッセージをお願いします。

オープンハウスグループは、たとえ実力や経験が少なくても、さまざまなことにチャレンジさせてくれる文化があります。そして、仮にチャレンジの結果が失敗に終わっても、諦めない姿勢があれば簡単に道が閉ざされることはなく、再びチャンスが与えられます。また、各担当者に委ねられた裁量権も比較的大きく、技術選定やアーキテクチャ検討、既存システムの改善に関わる機会も多いので、エンジニアとして成長したい方にはうってつけの環境だと思います。

弊社は、売上1兆円、さらにその先の「不動産日本一」を目指して会社全体が一致団結している非常に情熱的な会社です。この会社を、チャレンジ精神と使命感をもって陰ながら支えること。そこにやりがいを感じることができる熱い気持ちを持った方と、ぜひ一緒に働きたいと思っています。