SHARE

クリップボードにコピーしました。

文化を知る

同期とともに駆け抜けた
15年間と、
新たな成長フェーズへの意気込み

  • #社員インタビュー
  • #働き方
  • #新卒採用

入社から年月を経ることで、「同期」の存在意義も変化していきます。2010年に入社した3名の社員に集まってもらい、座談会形式でお届けする記事の後編では、急成長を遂げた会社の変化や女性活躍推進の舞台裏、長く在籍したからこそ感じる同期との絆、そして次世代に求める人物像について語っていただきました。対話から見えてきた、「15年を共にした同期だからこそ共有できる思い」とは?
(2025年5月に取材)
▶︎同期座談会の前編はこちら

記事サマリー

  • 女性が長く活躍できるオープンハウスグループの礎をともに築いてきた
  • 新フェーズを前に、会社をさらに発展させていこうという気概が生まれている
  • 自分たちを飛び越えて成長する「欲のある人」と働きたい

この記事に登場する人

  • 東迎 訓史

    2010年、新卒でオープンハウスに入社。マンション開発事業部で3年間営業を経験した後、2013年に人材開発部へ異動し、新卒採用に携わる。2017年にマンション開発事業部に戻り、現在は部長代理として、マンション用地の仕入れを行うチームのマネジメントを行っている。

  • 小山内 悠子

    2010年、新卒でオープンハウスに入社。開発事業部で戸建用地の仕入営業に配属され、1年目に最優秀新人賞を受賞。3年目に女性の働きやすい制度作りのため、経営層とダイバーシティ推進委員会を発足。27歳でマネージャーとして売上トップを獲り、30歳で次長に昇格。出産、育児休業を経て、営業復帰後、現在は女性活躍推進リーダーとして舵をとる。

  • 皆見 美花

    2010年、新卒でオープンハウスに入社。開発事業部で戸建用地の仕入営業に配属後、1年目の冬にCS部へ移動。以降、15年以上、バックオフィス業務に携わる。現在は課長として契約管理部に所属し、全国の戸建販売契約の管理業務に従事。部署の人材採用や研修設計も担っている。2024年10月、 間接部門賞準MVP契約管理部受賞。

「女性も長く働ける会社にしたい」。自ら社長に直談判

―入社してからこれまで、どのようなキャリアを歩んできましたか。

皆見:入社後は開発事業部に配属され、1年目の冬からバックオフィス業務を手掛けるCS部へ異動。その後、保険グループや業務管理グループなど6グループでの業務を通じて、顧客対応、契約管理、営業推進など幅広い分野に携わってきました。現在は契約管理部に所属しています。

小山内:私も当初は開発事業部に配属され、戸建て用地の仕入営業を担当しました。3年目に係長、5年目に課長に昇格し、さらに8年目に次長に昇格後、第一子を出産しています。復帰後、しばらくしてMS仕入営業に異動し、第二子を出産。現在は再び開発事業部で営業をしています。

また、2022年4月より、兼務で女性活躍推進ワーキンググループのリーダーおよびワークデザイン推進委員会の副委員長を務め、社員が長期的に活躍するための職場環境の整備に注力しています。

東迎:僕はマンション開発事業部に配属され、3年ほど販売を経験しました。マネージャーとしての経験を積んだ後、4年目に人材開発部へ異動し、新卒採用に携わりました。8年目に再びマンション開発事業部に戻ってからは、販売チームのマネジメントを経験。グループ長、営業部長とステップアップを重ねてきました。現在は、マンション仕入れを行うチームのマネジメントを行っています。

―小山内さんが、ワークデザイン推進委員会を発足したきっかけを教えてください。

小山内:就職活動時から結婚の希望があることを伝えていましたが、入社後、「女性が長く働き続けるための制度」の不足に気づきました。入社3年目の2013年、営業成績で1位を獲得して表彰された表彰式で、ふと女性の表彰者が多いことに思い至りました。「このタイミングしかない」と感じて、表彰式の翌日に社長室を訪ねたんです。

女性の働き方やキャリア、その当時の制度面について、今考えていることや目指したい展望などを社長に直接伝えたところ、意外にも「女性に必要な制度は女性自身が一番よくわかるはず。自分たちで作ってみたらどう?」とすんなり背中を押していただきました。その言葉を受けて、まずは有志を募り、社長直轄の委員会を立ち上げることにしたんです。 

東迎:最初は「ダイバーシティ推進委員会」という名前だったよね。オープンハウスグループでの女性の働き方にバリエーションが出てきたのは、小山内さんが動いたことがきっかけだと思います。

小山内:当初は「会社のため」というよりも「自分のため」に動いていたところが大きかったんです。でも、委員会の立ち上げから数年経ち、周りの同僚たちが次々と出産し、職場に復帰して活躍している姿を見て、喜びとやりがいを感じるようになりました。そして2020年に第一子出産・復帰後、人事部から女性活躍推進グループのグループ長の打診があり、ぜひやってみたいと思ってお引き受けすることにしました。

皆見:今でも開発事業部で営業を兼務しているのには理由があるんだよね?

小山内:そう。営業に従事する女性社員のリアルな声を聞き取りやすくなるし、現場の感覚を持って事業部長とも対話ができると考えたから。それから、営業現場で悩みを抱える女性たちに寄り添ってほしい、という社長の想いも兼務の後押しになっています。

同期とともに思う、オープンハウスグループの変化

―2013年に女性活躍推進の取り組みを始めてから10年以上経ちましたが、「女性の働きやすさ」について変化を感じていますか。

小山内:ものすごく大きな変化を感じています。当時、世間でも「働き方改革」がスタートした時期で、その動きが女性活躍の推進にもつながったのではないかと思います。私たちが入社した頃のオープンハウスには、育休を取ること自体が難しく、結婚したら辞めなければならないような雰囲気がありました。それが今では、育休を取得するのが当たり前。育休からの復職率も5年連続で100%を維持していますし、当時と比べるとまるで別の会社のようですね。

―東迎さんと皆見さんは、同期の小山内さんが女性活躍推進の取り組みを始めたときのことを覚えていますか?

東迎:僕は当時、人事部で新卒採用に携わっていて、特に女性の採用に力を入れていたこともあり、小山内さんの取り組みを「いいぞ、やってくれ」と思いながら見ていました。彼女は入社当初から優秀でしたし、こういう人が会社の制度を作っていくんだな、いずれは会社の中心になっていくんだろうな、という印象を持っていましたね。

皆見:今振り返ってみると、あのときの彼女の勇気と行動力には本当に尊敬の気持ちを抱いています。今、実際の採用活動でも、小山内さんが作った制度をベースにお伝えしていますし、会社が成長するうえでの重要な任務を果たしてくれているなと感じます。

小山内:昨年から「女性活躍推進ワーキンググループサポートメンバー」を各事業部に設置し、皆見さんにもサポートメンバーになってもらっています。具体的には、2カ月に1回のミーティングに出席してもらったり、研修にも協力してもらったりしていますね。

▶︎東迎部長代理の記事はこちら

―女性活躍推進をはじめ、会社全体としても、皆さんが入社された頃からかなり変化してきたのではないでしょうか。

東迎:そうですね。会社が成長し、知名度が上がったことで、入社当時にはできなかった大きな仕事ができるようになりました。

皆見:当時の社員数は300人程度だったね。今年の新卒だけで、私たちが入社した頃の全社員数を上回っています。

小山内:私たちの同期は、たった53人だったもんね。これだけ会社が大きくなっても、目指すものが変わっていない点は、オープンハウスのいいところだと思います。

東迎:僕たちに求められる姿勢やマインドも変わっていないよね。基本的には、成果を出すことが最優先です。ただ、今はより効率化が求められるようになっているので、若手社員にとってはその分、大変だろうなと思います。

先輩3人が思う、次世代を担う若手に求めること

―オープンハウスグループの今後の展望を見据えて、今足りない点を挙げるとしたら、どんなことでしょうか。

東迎:優秀なリーダーが足りていないと感じます。僕たちを含め30〜40代の世代に、リーダーを担える人材が少なく、兼務している役員が多いことが一番の課題だと思っています。解決策の一端として社長が強化し始めたのが新卒採用です。これから採用する人材の中から、未来のオープンハウスを担うリーダーを育成していこうという意志表示であり、私たち古参の世代に対する「このままではいけない」という会社からのメッセージだと捉えています。

皆見:会社として、成果を上げるための仕組みが整っていることは実感していますが、研修や採用で個々に目を向けると、やはり知識や経験が足りていないと感じることがあります。今後は個々の力を伸ばす仕組みも必要になってくると思います。

―2025年10月に社長交代のフェーズを迎えることについて、環境の変化や心境・お考えをお聞かせください。

東迎:やっぱり社長って、僕ら社員にとって“オープンハウスそのもの”という象徴的な存在です。だから、全社集会で社長交代が発表されたときは、正直なところショックを受けました。でも、それを徐々に受け止めていくうちに、「社長じゃなくなったらオープンハウスはダメになる」みたいなムードには絶対したくないと思ったんです。次期社長の専務にすべての重責を背負わせるのではなく、僕ら自身がしっかりと会社を支えていかなければならないと、気が引き締まりました。

小山内:私もまさに同じ気持ちです。もちろん最初は驚きましたが、会社がもっと大きくなるための意思決定として社長がバトンを渡すと考えれば、前向きに受け止めるべきだと感じています。女性活躍推進をはじめ、会社が成長すればするほど、より制度や文化を変えていく必要が出てくる。そうした変化を推進していくのが自分の役割だと思っています。

皆見:オープンハウスグループが1兆円を超える企業になっていく成長過程を間近で見てきた身としては「この先、さらにどう変わっていくんだろう?」というワクワク感があります。会社という大きな船が、次にどこへ向かうのか。新しいフェーズに入ることで、また新しい挑戦が始まるんだと思っています。

▼営業職へのエントリーはこちらから

新卒採用の方はこちら 中途採用の方はこちら

―新しいフェーズを迎えるオープンハウスに必要な人材とはどのような人だと思いますか。

皆見:私は、たまたまオープンハウスの黎明期に入社して、たまたま15年間辞めずに続けてきただけ。正直、入社時の能力でいえば、今の若手の方がずっと高いと思っています。だからこそ、ここをゴールにせず、先輩を追い抜くくらいの気概を持った人と一緒に働きたいですね。

東迎:僕も同じで、今いる社員をロールモデルにしないで、むしろ飛び越えていってほしいと思っています。「日本一になる会社に入りたい」じゃなくて、「自分がこの会社を日本一にするんだ」という当事者意識を持った人材が理想ですね。

小山内:私は「欲のある人」と一緒に働きたいです。稼ぎたい、成長したい——どんな形でもいいから、自分なりの“欲”を持っている人。その想いが原動力になって、行動につながると思うんです。私自身の経験からも、20代のうちはとにかく頑張った方がいい。それが土台となって、その後の人生が変わっていきますから。「これくらいでいいか」ではなく、「こうなりたい」という明確な目標を持っている人が、やっぱり強いと思います。

皆見:確かに「控えめにしておこう」という姿勢の若手が増えると、世の中も暗くなってしまう気がします。これから入社してくる人たちには、「自分はどういう大人になりたいのか」を、まずはイメージするところから始めてほしいですね。それがあるだけで、「じゃあ、そのために今何をするべきか」という発想が生まれてくると思います。

「自分が主役」の当事者意識が、オープンハウスの未来を動かす

年月とともに会社の規模は大きく変化してきましたが、「自分が主役になって会社を動かす」という当事者意識を重んじる姿勢は、今も変わりません。新しいフェーズを担うのは、既存の枠にとらわれず、現状を超えていこうとする次の世代。オープンハウスでは、「こうなりたい」という明確な目標を持ち、自らの意思で未来を切り拓いていける力強い人材を求めています。

営業職のエントリーはこちらから

RECRUIT
ENTRY FORM