変化を恐れず挑戦する「ヒリヒリ感」が成長の源泉。東大卒社員に聞くオープンハウスグループへの転職理由

東京大学法学部を卒業後、大手不動産企業で不動産デベロッパーとしての経験を積み、オープンハウスグループに転職した山﨑皓大さん。「自分にしかできない仕事」を追い求めたいという焦燥感が、転職の大きな理由だったと語ります。そんな山﨑さんに、転職時の詳しいエピソードやオープンハウスグループの企業としての強み、働く魅力について伺いました。
(2025年5月に取材)
記事サマリー
- 東大卒業後、大手不動産企業を経てオープンハウスグループへ転職
- 「自分にしかできない仕事」を追い求めて転職を決意
- 常に疑い続ける姿勢が、自身の成長と結果を残すためには重要
この記事に登場する人
山﨑 皓大
ソリューション事業部次長。東京大学法学部卒業後、大手不動産企業に入社。不動産デベロッパーとして、首都圏の開発事業用地の仕入れや、法定再開発事業の立ち上げ・推進業務に従事。2023年10月、オープンハウスグループに中途入社。
目次
東大を卒業後、大手不動産企業でデベロッパーとして活躍
―山﨑さんは東大を卒業されて新卒で大手不動産企業に入社されたと聞きました。もともと不動産業界に興味があったのでしょうか?
私は東大の法学部出身なのですが、周囲を見渡すと大きく分けて官僚を目指す人、弁護士や検察官などの法曹を目指す人、そして民間企業に就職する人の3つのルートがありました。
私はどちらかというと、国を良くしていこうとか、法律や制度のことに携わるよりも、具体的なビジネスを動かしていくことや、自分で手を動かして数字を作っていくことの方が性に合っているなと思い、民間企業への就職を目指すことにしました。
その上で、後世に残るような大きな仕事に携わりたいとか、単純にお金を稼ぎたいという動機もありましたし、中でも特に「これは自分じゃなきゃできない」というような、自分の介在価値が明確に見えるような仕事をしたいと考えていたんです。
そういうことを踏まえて、おもしろそうだと感じたのが不動産デベロッパーという仕事でした。デベロッパーは不動産の中でも上流部分に携わる仕事だし、事業規模も大きい。それに、さまざまな関係プレイヤーが関わる中で、コンダクター(指揮者)のような立ち位置で事業を推進していくのが単純におもしろそうだと感じたんです。
―前職の大手不動産企業に入社されてからは、具体的にどのようなお仕事をされていたのでしょうか?
前職では8年弱働いていたのですが、主に首都圏の開発事業用地の取得や、法定再開発事業の立ち上げ・推進といった仕事に携わっていました。中・大型の開発案件や長い道のりを要するまちづくりのような事業に携わることが多かったですね。
地権者さんや行政側と膝をつき合わせてコミュニケーションを取りながら、まちづくりのための組織を立ち上げ、どのようなまちづくりをしていくかグランドデザインを描いてその詳細を詰めていく。短いものでも10数年、長いものだと30年スパンのプロジェクトも珍しくはありません。かなり地道で泥臭い仕事でしたが、そういった泥臭い部分におもしろさを感じてもいました。

日本一の会社を目指す、そのプロセスに自分も加わりたいと思った
―そこからオープンハウスグループに転職された経緯について教えてください。
前職は大手企業ということもあり、いろいろな意味で成熟した会社でした。そんな環境に身を置いて経験を積んでいく中で、「自分じゃないとできない仕事」がどんどん減っていくような、そんなジレンマがあったんです。
私がやっていた仕事は地権者さんなどの「人」と相対するシチュエーションが多かったので、相手や開発案件ごとにアプローチや、物事の考え方、事業構想のやり方なども変えていく必要がある。その過程に「自分ならでは」のアプローチを発揮する余地があり、そうやって新しい事業をどんどん生み出していくことにおもしろさを感じていました。しかし、年数を経るごとに、良くも悪くも会社としての余裕のようなものがどんどん増していき、足元の難事業にチャレンジしていこうという気風が薄れているな、と感じる部分があって。
会社としてそれはひとつの完成形であり理想系なのかもしれませんが、自分としてはワクワクするような仕事に携わる機会が減っていくような焦燥感に駆られていたんです。それなりに社内でいいポジションにつけてもらっていたし、キャリアアップもできた。そのまま会社にいれば食うには困らない。だけど「本当にこれでいいのかな?」というモヤモヤを、前職にいた最後の2〜3年くらいはずっと抱えていましたね。
―「安泰な環境で稼げるならそれでいい」という考えの人も多いと思うのですが、山﨑さんは違ったのですね。
そうですね。自分の成長とか、これから何十年か続く自分のキャリアのことを考えると、この会社の中では生きていけても、世の中からは置いていかれてしまうんじゃないか。そんな焦りがありました。
「現状に満足していたら終わりだ」という焦燥感は、学生の頃から常に抱えていたように思います。自分ができることが明確に見えてしまったところにはあまりいたくなくて、もっとストレスがかかる環境や、できるかできないかわからないスレスレのラインに身を置いておきたい。大学受験のときもそうだったのですが、それが自分の根底的な価値観としてあるのかもしれません。
それでも、「会社を辞めよう」とか「転職活動をしよう」という明確な踏ん切りがついていたわけではなかったのですが、ある日ひょんなきっかけから社内の方のご縁を得て、とりあえず話を聞いてみよう、と思い立ったのがオープンハウスグループでした。
―山﨑さんはオープンハウスグループのどんなところに魅力を感じたのでしょうか?
社長をはじめ、役員の方々とお話をしてまず感じたのが、出会う人がみんなオーナーシップを持って仕事に取り組んでいるということ。会社として不動産業界日本一という大きな目標を掲げる中で、自分たちが何をしなければいけないか明確なビジョンを持ち、各々が会社の目標を自分ごととして捉えている。そこがまず一段違うな、会社として急激に成長しているだけの理由があるな、という印象を受けました。
会社が掲げる大きな目標を現実のものにするためには、現状維持なんてもってのほかだという改革精神や、常に変化を求め続ける貪欲な姿勢が色濃く感じられて、そこがとにかく当時の自分には刺さりましたね。
今も一緒に仕事をさせていただいている専務とお話した時のことは特に印象的ですね。「専務の夢ってなんですか?」と学生みたいな質問をしてしまったのですが、「本気で会社を日本一にすることが自分のミッションだ」と一切迷いのない表情で答えてくれて。言わされている感じみたいなのが全くなくて、この人はどこまでも本気なんだ、と。その言葉を聞いて、日本一の会社を目指すプロセスに自分も加わりたいと思ったのが、入社の一番の決め手でしたね。

会社と社員、相互のリスペクトが生み出す圧倒的な徹底力
―オープンハウスグループでは現在どんなお仕事をされているのでしょうか?
収益不動産の仕入れ・販売をメインに行うソリューション事業部で事業推進部長を務めています。私が主に行なっているのは事業全体の統括業務です。現場の営業担当者が仕入れてきた物件の契約書の作成、販売スケジュールの立案、物件をどうやって売るか、売るためには何が必要かという戦略の立案と実行。その統括責任者的な立ち位置です。物件を仕入れて販売し、お客さまに引き渡すまでのトータルプロデュースみたいなイメージがわかりやすいかとふ思います。
もうひとつ、組織の運営や整備を行う役割も担っており、事業を成長させるための組織体制や仕組みをどのように作っていくかなど、いろいろな策を事業部長と考えながら実行しています。
―実際に働いてみて、オープンハウスグループのどんなところに魅力を感じていますか?
実際に働いてまず感じたのが、ビジネスの時間軸、スピード感が全然違うということ。さらに、一つひとつの業務アクションをゴールから逆算して「そのアクションは本当に適切なのか、このやり方で本当にいいのか」ということも常に考えながら仕事に臨まなければならない。いい意味で、自分が求めていたヒリヒリした緊張感があります。
前の会社では、短くても10数年スパンの長期プロジェクトに多く携わっていたこともあり、時間がかかる分、自分が取った一つひとつのアクションが本当に正しかったのか、イマイチわかりづらい部分がありました。
オープンハウスグループの場合はビジネスのスピード感がズバ抜けているので、自分が取ったアクションが正しかったのかどうか、フィードバックや検証もスピーディーにできる環境があります。そうやってPDCAサイクルを回しながら仕事に臨める環境があるのも、自分としては非常に大きいですね。そういった検証ができないと、自分自身の成長にもつながらないので。
―他社も経験した山﨑さんの目から見て、オープンハウスグループのどんなところに企業としての「強み」を感じていますか?
やっぱり、事業がちゃんと動いているということに尽きます。営業担当者も、バックオフィスも、会社が掲げる目標から逆算して自身の目標を立てていますし、何よりもそれをしっかり実行しようという意識が日々の業務レベルにしっかり落とし込まれている。組織として漫然と動いているような状態がないんです。そこまでの徹底力は本当にすごいですし、そういったところに会社が成長している源泉があるのだと思います。
―なぜ、そこまでの徹底した落とし込みが可能になっているのだと思いますか?
社員がみんな会社の方を向いているからだと思います。会社に対するリスペクト、組織に対するリスペクトを持ってみんなが働いている。そして会社側もまた、社員に対するリスペクトを持っている。だからこそ、お互いの信頼関係が強いのではないでしょうか。それはもちろん、結果を出したら出した分だけ、しっかりと社員に報いてくれる環境があるからだとも言えます。
普通の会社って、休憩時間などに社員同士が愚痴を言い合うみたいな光景がよく見られますがオープンハウスグループには本当にそういう光景が一切ない。それって本当にすごいことだと思います。

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常に疑い続けられる人は活躍できる素質を秘めている
―山﨑さんのオープンハウスグループでの今後の目標について教えてください。
オープンハウスグループの強みは、やるべきことを執念深くやり切る徹底力にあると思います。そこのエッセンスは変えてはいけないところですが、会社が今後も成長していくにつれて、今までやってこなかった新たな戦い方で売上・利益を作っていくことの重要性も増してくると思います。日本一の不動産会社を目指すためには、上位にいる大手不動産会社と協業したり競い合ったりする場面も増やさなければならない。「大人の戦い方」がさらにできるように、事業の「仕組み」の部分の戦略・戦術を作っていくということがまずひとつ。
あとは事業の再現性を高めていくことですね。ソリューション事業部でどのような物件がどれくらい儲かったのか、どのような性質の物件が成功したのか、逆にどのような物件はうまくいかなかったのか、そういった部分の検証精度をもっと上げていきたいです。不動産には全く同じ物件というのはないので、100%の再現性を持たせることは難しいのですが、ある程度の傾向と対策は立てられると思います。
私は役員や事業部長とも近い距離で仕事をさせてもらっているので「こういうやり方でやっていきましょう」という提言を、もっと臆せずガンガンやっていきたいですし、そうでなければならないと思っています。
―最後に、オープンハウスグループに入社を希望する人に向けてメッセージをお願いします。
この会社で活躍できるのは、仕事のことも自分自身のことも、常に疑い続けられる人だと思います。「自分は本当にこれでいいんだろうか、このやり方で本当に正しいんだろうか?」と常に考え続けることができる。そんな人は、この会社で結果を残せる素質があります。
加えて、現状に満足することなく、いい意味で焦り続けられる人も向いています。私自身もそうでしたし、この会社で上の立場に立っている人たちもそんな人ばかりです。みなさんもぜひ、オープンハウスグループで自分にしかできない仕事を見つけてみてください。

自分にしかできない仕事を追求するために
大手不動産企業での経験を経て、オープンハウスグループでの挑戦に臨む山﨑さん。現状に甘んじることなく、常に自分自身に問い続けながら「自分にしかできない仕事」を追い求める姿勢が、山﨑さん自身、そして会社の成長にもつながっています。そんな姿勢や価値観に共鳴する方にとって、オープンハウグループは得がたい挑戦の舞台となるはずです。