MVP受賞後も「一発屋では終わらない」。マンション開発事業部で快挙を達成した新人が目指す未来
マンションブランド「オープンレジデンシア」の開発・販売を行っているマンション開発事業部。2024年に新卒で入社した加村遼平さんは、マンション開発事業部の土地の仕入れチームに配属されました。業界的にも若手が少ないと言われるマンションの用地仕入れを担当し、今年の8月には見事に大型契約を獲得。MVPも受賞しました。「もともとはサラリーマンになるつもりはなかった」と話す加村さんがオープンハウスグループに入社を決めた理由や、MVP受賞までの道のり、今後の目標を伺いました。
(2024年11月に取材)
記事サマリー
- 自社マンションブランド開発のための土地を仕入れる業務に従事する加村さん
- 未開拓だった都内一等地エリアの契約をものにしMVPを受賞
- 「継続を楽しむ」ことが難易度の高いマンション用地仕入れで頑張る原動力
この記事に登場する人
加村遼平
2024年4月に新卒で入社。マンション開発事業部で分譲マンションの用地仕入れを担当。2024年8月に都内一等地の大型契約を勝ち取り、MVPを受賞。目標を口に出してから取り組む有言実行タイプ。
目次
一都三県のマンション用地の仕入れ営業に従事
―マンション開発事業部で加村さんが携わっている「マンション用地の仕入れ」について、具体的な業務を教えてください。
弊社のマンションブランド「オープンレジデンシア」に見合うより良い土地を仕入れるための営業活動を行っています。私の担当エリアは一都三県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)です。マンション用地は規模が大きい分、戸建て用地に比べて売却情報がそう頻繁には出回りません。そのため、売却情報が出たときにいち早く声をかけてもらえるよう日頃から仲介業者さまに営業を行い、関係性を築くことが重要になります。
首都圏エリアのマンションの用地仕入れチームは、現在上司1名と営業3名のみ。人数が少ないため、効率よく営業ができるよう事前の情報収集も重要な業務の1つです。訪問前日まで仲介業者さまを念入りにリサーチして、営業計画を立てています。ただし、主観を入れないため接触数にもこだわり、量を追うことを意識しています。
―入社当初はどのような業務を担当しましたか?
仲介業者さまへの飛び込み営業です。ノルマは1日1つ新規のマンション用地を上げること。そのためには必然的にたくさんの仲介業者さまを訪問していました。初日から3日目までは先輩に同行し、営業手法をある程度覚えたうえで、4日目からは1人で訪問するようになりました。知識面や仲介業者さまへの返答としてわからないことがある時は、その日中に先輩からフィードバックをもらえたり、最初の頃は毎日デモンストレーションしてもらったりしていました。
マンションの用地仕入れは、他企業ではある程度の経験を積んだ社員が担うことが多く、新人の私が訪ねると驚かれる仲介業者の方もいます。「1年目だから何もわからないのでは?」と不信感を抱かれないためにも、売値やマンションの容積率など専門的な話ができるよう日々勉強は欠かせません。また、私を信頼して案件を預けてくださったり、勉強になることを教えてくださったりする仲介業者の方々に感謝の気持ちを忘れず、常に自己研鑽に励んでいます。
「一発屋で終わらない」決意を胸に、さらなる飛躍を目指す
―加村さんはマンション開発事業部のなかで見事MVPを受賞したと聞きました。
MVP受賞につながる契約をいただくまでは、1件も成果を出せない状態で、正直苦しい日々が続きました。
オープンハウスグループでは年間を通じてはもちろん、四半期ごとに社内表彰制度があります。私は入社後27日というマンション開発事業部における過去の契約最速記録を破りたいと思い、意気込んでいました。「最速記録を更新する!」と宣言をして挑んだものの、一筋縄ではいかず、改めてマンション用地仕入れの難しさを感じましたね。結果が出ないとやりがいを感じにくいものの、仕事自体が楽しく、「もっと頑張るしかない」という気持ちが強かったので、不思議とモチベーションが落ちることはありませんでした。
初契約は、入社して4カ月ほど経った2024年の8月です。入社後すぐの4~5月頃に訪問した仲介業者さまが「誰に売ろうか考えたときに、ふと加村さんの顔が浮かんだ」と私のことを思い出してくださったみたいで、他企業よりもいち早く情報を得ることができたのです。最終的に、紹介をいただいてわずか1カ月程度で契約を完了することができました。オープンハウスグループは用地を買う・買わないといった購入判断のスピードが非常に速く、他社に比べて社内決済も迅速に行われるため、すぐに交渉に移れたことも大きかったと思います。
購入した用地が位置するエリアは、土地の売り出し情報がほとんど出ないエリアで、地価も高い。加えて、これまでオープンハウスグループのマンション用地としては実績のないエリアだったので、それらの成果を評価いただき、MVP受賞が叶いました。
―2024年10月に行われた授賞式では「一発屋で終わらない」と宣言されたそうですね。そこに込めた想いを教えていただけますか?
マンションの用地仕入れは戸建てに比べて、1回の取引における金額が大きいので、今回は1件だけの成果でも受賞につながったのだと思っています。「たった1件でMVPなんだ」と他部署の営業には思われているかもしれないですし、実際、私自身もそう感じています。この結果に満足せず、これから2件、3件とガンガン契約を積み重ねていくためにも、自分を鼓舞する意味で「一発屋では終わらない」と授賞式で宣言しました。
壇上にあがったからこそ、より今後の覚悟も決まりましたね。MVPを取ったからといって劇的に営業力が上がったわけではないので、勘違いすることなく、これからも初心を忘れずに頑張っていきます。継続を苦と思わず、何事も楽しみながら取り組めるのが自分の強み。数を積み重ね続けるのが難しい仕事だからこそ、コツコツと辛抱強く頑張れる自分の強みがこれから活きていくと信じています。
自分が想像していたサラリーマン像とは180度違った社員たち
―加村さんがオープンハウスグループに興味を持った経緯を教えてください。
もともと実家の家業を継ぐつもりだったので、就職活動をするつもりはまったくなかったんです。しかし、両親から「家業に入る前に社会を知ったほうが良い」とアドバイスを受けて、大学3年生の1月にようやく就職活動を始めることに。とりあえずインターンができる企業を調べてエントリーしたうちの1社がオープンハウスグループでした。しかし、実はインターンに行く前の2次選考で一度落とされているんです。
もともと就職活動をするつもりがなかったこともあって、面接でうわべだけの調子の良い返答を行う私に対し、面接官からかなり厳しいことを言われました。何より、選考で落ちてしまったことがすごく悔しくて、オープンハウスグループのリクルーターの方に「インターンだけでも受けさせてください」と電話で直談判して、インターンに参加させてもらいました。
―インターンを受けてみていかがでしたか?
インターンで関西の支社長や先輩社員の話を聞いた際に、自分が思っていたサラリーマン像とはまったく違う方々ばかりで驚きました。自営業の家系だったこともあって、自分のなかでは「サラリーマンは仕事を楽しめていない」と勝手なイメージを持っていたのですが、オープンハウスグループの社員はみんな熱量が高く、圧倒的に輝いて見えました。
インターンでは「3年で300億円を作り上げる新規事業を考える」というテーマで、グループワークに取り組みました。各チームに先輩社員1名が付いてくれるのですが、その人も自分の1歳上とは思えないくらいしっかりしていて、単純に「かっこいいな」と思いました。出会った社員の方々全員が「仕事を楽しもう」というマインドを持っていて、自分もこの会社で働きたいと強く思ったんです。だからこそ、一度は落とされながらも、最終的に内定をもらったときの喜びは本当に大きかったですね。
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入社1年目から驚くほど楽しめている自分がいる
―入社にあたって不安を感じることはありませんでしたか?
実はオープンハウスグループに内定が決まったあとに、家族や知り合いから「ブラック企業という噂を聞いたけど大丈夫なの?」と言われました。でも、まったく揺らぐことはなかったですね。選考を受けるなかで、オープンハウスグループは成果を上げるほど評価される環境だということを実際に肌で感じていましたし、そうした環境があることは成長を求めていた私にとって「ブラック」とは程遠かった。ここなら自分も必ず成長できると確信して入社しましたし、入社前と入社後でギャップを感じることもなく、むしろ入社後のほうがより環境の良さを実感できています。
―加村さんはオープンハウスグループにはどんな人がマッチすると思いますか?
自分の将来が楽しみで、ワクワクできる人に合う会社だと思います。入社1年目でまだ新人研修が終わっていない他企業もあるなかで、オープンハウスグループは入社1年目からさまざまな業務を任せてくれるので、自身の成長スピードを実感しています。「普通のサラリーマンにはなりたくない」と思っていた私も、不動産業界の日本一を本気で目指す刺激的な環境に、入社初日からずっとワクワクし続けています。
特に、私が配属されたマンション開発事業部の用地仕入れチームは、情報交換のために他事業部との接点が多く、役員の方や他事業部のレイヤーの高い方と話す機会も多々あります。入社1年目とは思えないほど濃厚な経験が積めているので、1日ごとに自分の成長を実感できていますね。
10年後、自分がどれだけ成長して、そして会社がどれほど変わっているのか、今からとても楽しみです。もっと会社に貢献したいですし、将来的にはより責任がある立場や、会社の経営に携わる立場を目指しています。若い社員がそうした夢を見られるのもオープンハウスグループだからこそだと思っています。これから入社する人にとっても想像できない未来が待っているはずです。
―最後に、入社を希望する方に向けてメッセージをお願いします。
「入社1年目から驚くほど楽しいぞ!」と伝えたいです。新人の頃から仕事を任せてもらえて、しっかり評価される環境ってほかにあまりないと思います。上司や先輩も、意欲的に仕事に取り組む尊敬できる方ばかりで、1年目からさまざまなことを吸収できます。楽しみながら働きたい人、そして働くことを楽しめる人はぜひ入社を検討してみてください!
プレッシャーを仕事のモチベーションへと変えていく
入社1年目にして“都内の一等地獲得”の快挙を遂げた加村さん。成功の秘訣は「目標をあえて宣言して、自分にプレッシャーをかけてから業務に取り組むこと」とも話してくれました。プレッシャーを楽しみながら仕事のモチベーションに変えることができる加村さんが、今後オープンハウスグループでどのような成長を遂げ、さらなる結果を残していくのか要注目です。