地域の人々と
共に走り、創り、
地方共創の
あり方を追求する。

地域の人々と
共に走り、創り、
地方共創の
あり方を追求する。

Yuka Matsuoka

事業開発部
2022年入社
大学院創造工学プログラム修了

Interview

#05

自ら事業のタネを見出し、育てていく。
新規事業開発という新たな挑戦が始まった。

「事業開発部って何の部署?」。

松岡は、大学院では化学を専攻し将来は研究職を目指していた理系人材で、普通に考えるとオープンハウスは就職先候補として非常に距離のある存在。ただ、偶然参加したインターンシップでカルチャーショックともいえるほどの衝撃を受け、「仕事に本気で挑む仲間と共に働きたい」と思い入社を決めた。そうした背景もあり、漠然と営業部門への配属をイメージしていた松岡は驚いた。

「事業開発部は、2018年に発足した新しい部署で、新事業の立ち上げをミッションとしています。部署のメンバーは各業界でキャリアを積まれたプロフェッショナルな方ばかり。一人ひとりがプロジェクトマネージャーで、他部署とは全く異なる体制ですが、自ら事業のタネを見つけて事業化し、育てていく。そんな挑戦ができることにとてもワクワクしました。この環境で多くのことを吸収し、成長したいと強く思いましたね」

事業開発部では多種多様なプロジェクトが同時に進んでおり、その一つが地方共創事業だ。主に群馬県で展開しており、温泉街の再生やスキー場、キャンプ場の立て直し、廃校の利活用など、地方活性化に繋がる多彩な取り組みが進行中だ。その他のエリアでは、リゾート・ホテル事業にも着手している。松岡は、これらプロジェクトを進める各マネージャーの下で横断的に業務を行っており、その仕事も多岐にわたっている。そうした中で、松岡が主体となって取り組んだのが、キャンプ場再生を目指したイベントの開催と運営だった。

何も分からない中で
キャンプ場のイベント開催に向けて奔走。

オープンハウスが事業承継した群馬県北部の観光の核である「ほうだいぎスキー場/キャンプ場」。経営再建に向けた地方共創事業が進められているが、松岡は入社1年目の夏、キャンプ場で集客を目的とした「デカイ虫かご」イベント開催に奔走した。

「『デカイ虫かご』イベントは、普通の虫かごの11万倍もある虫かごを用意し、その中にカブトムシやクワガタ約5000匹を放ち、来場者に『採り放題』を楽しんでもらうという企画。ただ、その内容は理解していても…。告知のための看板やホームページはどこに発注し、どのように作るのか、スポンサーをどうやって見つけるのか、補助金申請や地元の協賛などはどうするのか。入社1年目の私には、何をどうすれば開催にこぎ着けることができるのかが全く分かりませんでした」

ただ、松岡はこのハードルを行動力でカバーする。迷ったときはすぐにマネージャーに意図を確認し、分からないことがあればインターネットで徹底的に調べ上げ、電話でひたすら問い合わせる毎日が続いた。社内に常駐しているハウスエージェンシーとも何度もディスカッションを重ねた。情報が揃えば揃うほど、理解が進み、「やるべきこと」が見えてくる。

「何度も東京と現地を行き来し、一つひとつタスクをクリアしていくことで、なんとかイベント開催にこぎ着けることができました。この経験で学んだのは、私のような新人でも責任者の自覚が必要であること、そして自発的に熱意を持って動くことで、周囲を巻き込むことができるということでした」

地域共創事業に最も必要なもの
それは、地元の人との関係づくり。

「デカイ虫かご」イベントをはじめ、入社後、各マネージャーのもとでさまざまな取り組みに関わってきた松岡は、地方共創事業において最も大切なのは地元との信頼関係の構築だと語る。温泉街の再生や廃校の利活用など、企画自体がどんなに独創的でユニークでも、地元の人たちの理解や協力が得られなければ絶対に形にはならない。そのため松岡は、行政のみならず、地元の人たちとの密なコミュニケーションを常に欠かさない。

「地方を訪れた際は、必ず戸別訪問をして、私たちのプロジェクト、やりたいことをお話しさせてもらい、理解と納得をいただく地道な活動を続けています。気が付けば、『また来たのね』と顔見知りの人が多くなってきました。大事なのは発信するだけでなく、考え方や価値観が異なる地元の人の声に耳を傾け、それを受け入れ理解すること。相手の土地に足を踏みいれる当社は、自らの立場をわきまえ謙虚であること。それが地元の方々とプロジェクトを共創するために必要なことだと考えています。いま、全国で地域格差が指摘され、この先人口減少等で消滅する街・村落もあると言われています。そうした社会課題を解決するためにも、地域の魅力を発信し、地域共創のあり方を追求していきたいと考えています」

そう語る松岡の目標は、近い将来、プロジェクトマネージャーとして、一つの事業を完遂すること。また、いつかは、専攻していた化学の知見を活かした地域共創にも取り組みたいと考えている。

One Day Schedule

8:00
新幹線に乗車。群馬県・みなかみ町に向かう。
10:00
現地着。役所にてプロジェクトに関するミーティング。
11:00
土木事務所や消防署など、プロジェクトに関連する機関を訪問。
12:00
昼食
13:00
地元の人の戸別訪問。プロジェクト説明、経過報告等。
15:00
現地視察。
「ほうだいぎスキー場/キャンプ場」の状況確認。
17:00
「ほうだいぎスキー場/キャンプ場」、現地の担当者とミーティング。
19:00
新幹線で帰宅。

Off Style

一人暮らしを始めてから食事にとても気を使うようになりました。体調管理のために自炊を心掛け、毎朝のスムージーも欠かせません。他にも、スーパーフードと呼ばれる食材を積極的に摂り入れるようにしています。また、山登りが好きなので、今度、群馬県の名峰・谷川岳に挑戦したいと思っています。

Interview

社員インタビュー

圧倒的熱量を
武器に。

ソリューション営業部の安部は、各事業部において最も優れた実績をあげた新人に与えられる「新人賞」の獲得を、入社時に全社員の前で宣言していた。しかし入社1年目の後半、安部の順位はまだ3番手。期末まで後2ヶ月、日々、焦燥感が安部を襲っていた。

Yuki Abe

日本で一番
米国不動産を売る。

2017年、オープンハウスは、新たに米国不動産ビジネス事業をスタートさせた。国内の富裕層の資産形成を、米国の不動産投資を通じてサポートする事業だ。

Yosei Ito

活動量に
「効率」という視点を。

こうしたエピソードを持つ岡﨑だが、実は入社後から順風満帆な道を送ってきたわけではない。新入社員は、入社年の6月までに初契約を取ることが目標とされている。だが岡﨑は、新入社員当時それを果たせず、7月末になってようやく初めて成約した。

Yuki Okazaki

現場をまとめる
One Teamの意識。

一般に営業という仕事は、どうしても個人の成績が重視される傾向にある。個人同士が切磋琢磨して数字を競い合い、成績を伸ばしていくことは重要である一方で、オープンハウスの営業の現場にあるのは、強い仲間意識だ。

Keishi Isamu

地域共創の
あり方を追求する。

事業開発部では多種多様なプロジェクトが同時に進んでおり、その一つが地方共創事業だ。主に群馬県で展開しており、温泉街の再生やスキー場、キャンプ場の立て直し、廃校の利活用など、地方活性化に繋がる多彩な取り組みが進行中だ。

Yuka Matsuoka

「解約」から芽生えた
プロ意識。

新人として順調にマンション販売の実績をあげていた斉藤だったが、その日、数日前に成約したお客様から、突然「解約」を告げられたのだ。解約の理由は、「入社間もない新人が、高額かつ一生ものの買い物でもある家を売っているということに不安を払拭できないので解約させてほしい」というものだった。

Fuki Saito

本気の先に、
20代での営業部長が。

現在、開発事業部長を務める大島は、入社7年目、20代という若さで営業部長まで昇進している。戸建営業に配属後、着実に実績を築いてきたことで、毎年昇格を果たしてきたのだ。そんな大島が大切にしているのが「結果を出すためには、知識や経験、スキルは関係ない。熱意こそが重要であり、その継続こそが成長につながる」という想いだ。

Kento Oshima

社会に必要とされる
企業になるために。

オープンハウスは創業以来約四半世紀、事業を拡大し急成長を遂げてきた。売上高一兆円達成はすでに射程に入っている。そして「日本一へ」向けて、今後も成長は加速していくことは間違いない。しかし一兆円企業となったとき、これまでの歩みと異なる次元に入ると、吉田は語る。

Shintaro Yoshida