女性が結婚や出産というライフイベントを経験しながらも、いつまでも輝き続けられる環境を大切にしているオープンハウス。総合職として働く女性社員が、ワークライフバランスなどについて語り合った。
下へ建設事業部次長
2008年入社
日本大学 理工学部卒
ウェルス・
マネジメント事業部
企画推進グループ課長
2011年入社
中央大学 経済学部
国際経済学科卒
開発事業部
営業推進部次長
2010年入社
早稲田大学 第一文学部
露文専攻卒
開発事業部主任
2017年入社
熊本大学 理学部
地球環境科学科卒
営業本部副主任
2017年入社
筑波大学・人文文化学群・
比較文化学類卒
長谷川
就職活動で一番印象に残っているのが、当社の面談で小山内さんに会ったことです。
小山内
私も長谷川さんのことは覚えてますよ。
長谷川
お仕事の話をされる小山内さんが心から楽しそうで、オープンハウスなら本当に楽しみながら働けるんだなって思いました。
祖岩
それは私も感じました。きっと社員が一丸となって同じ方向を向いて頑張っているから、その充実感が表情に表れているんでしょうね。あとは実力さえあれば若いうちからどんどん責任ある仕事を任されるというのも魅力でした。
長谷川
年功序列じゃなくて実力主義が徹底されていますからね。
范
私はキラキラした社会人になりたいと思いながら就職活動をしたのですが、オープンハウスには本気で仕事に挑戦できる環境があると感じました。実は私は大学入学が遅かったため、当社に入社した時点で人より遅いスタートでしたので、長谷川さんがおっしゃるような実力主義の風土も魅力でした。
長谷川
お給料が高いというのも魅力じゃなかったですか?
小山内
そこにはかなり惹かれました。実力主義だからこそ、頑張りが正しく評価され、年齢に関係なく高い給与を手にできるわけですから、モチベーション高く働ける環境があると思います。
塚田
私は20代後半で結婚して子供を産みたいって思っていました。とすると、家庭のことを気にせずにがむしゃらに働けるのは5年間しかないと思ったから、その5年間でとことん仕事に打ち込める環境で働きたいと思って当社を選びました。結果的に結婚し、子供が2人いる今も働き続けているわけですが(笑)、思い切り働ける環境があったことは間違いありません。
小山内
私は結婚までに管理職になっていたいと思いました。就活の面談で出会った先輩社員が27歳の課長だったので、自分もこの先輩のようになりたいと思ったものでした。
塚田
私は26歳の時に課長昇格のお話を頂きました。その時は結婚直後ということもあり管理職という立場をいただいてもその職務を全うできないのではないかと思い怖くて断ったんです。けれどもその時に結婚したことも今後出産、育児の可能性があることも理解して話しており、今できる環境の中でやってみてくれと言われ、会社に必要とされていると感じたことが大きかったですね。
小山内
塚田さんもそうでしたか。実は私も結婚したら仕事と家庭の両立は難しいと思ったので、辞めるつもりでした。でも、仕事を続けるうちにオープンハウスという会社のことがどんどん好きになっていって、辞めたくないっていう気持ちが強くなっていったんです。
長谷川
その気持ち、よくわかります。
塚田
初めて産休という長期休暇を取得する時は、“これでみんなに置いてかれるんだな”っていう悔しい感覚がありました。
小山内
確か入社4年目だったと思うんですが、社内の表彰制度で女性社員が上位を総なめにしたときがあって、私も賞をいただくことができました。それに勇気づけられ、受賞の翌日、社長に「女性が結婚しても働き続けられるような環境を実現してください!」と直訴に行ったんです。
祖岩
さすが小山内さん、素晴らしい行動力!
小山内
そうしたら社長は「いいんじゃないか、ぜひそんな制度をつくってみたら」とその場で賛成してくれたんです。それでダイバーシティ推進委員会が発足して、時短制度などが整えられていったんです。この委員会には、塚田さんも参画されましたね。
塚田
実力があり、成果も残している女性社員が仕事を続けたいと思っているのに、辞めざるを得ないというのはおかしいと感じていました。だから制度や環境を変えることは大切だと思いました。
范
先輩方が頑張ってくださったおかげで、その後に続く私たちの前にはしっかりと仕事を続けていける環境ができていたわけですね。道を拓いてくださったことに感謝します。
塚田
そんな、道を拓いたっていう気持ちは全然ありません。それより会社が私たちの気持ちに応えてくれたというのが本当のところだと思います。
祖岩
例えば時短勤務って一般職社員の制度というイメージがあるじゃないですか。しかし当社では私たち総合職社員も取得できるし、私のように営業職でありながら時短勤務ができるというのも画期的なことです。これも、結果さえ出せば働く時間の長さは関係ないという、実力主義の風土があるからこそ実現できたことではないでしょうか。
長谷川
私はまだ結婚していないし、子供が生まれた後の生活もイメージできていないので、そんなにワークライフバランスに対する関心はありませんでした。けれどこうしてお話を聞いてみて、いかに会社が女性社員を後押ししようとしているか、それに応えて先輩社員もどんなに頑張ってこられたか、改めて納得しました。
塚田
会社は2020年には管理職に占める女性社員の割合を10%にしようという目標を掲げており、これから私たち女性の活躍するポストもどんどん増えていくのは間違いないでしょう。
范
管理職に就くチャンスが増えるというのは、大きなモチベーションになりますね。
祖岩
ただ、それは結婚や出産というライフイベントよりも仕事を大切にすべきという生き方を押しつけるということとも、違いますね。
塚田
そうなんですよ。どちらも100%完璧でありたいというのは無理だと思います。だからある時期は家庭や子育ての比重が重くなることは仕方ないと思う。当社の考え方の基本は、子育てが一段落して仕事の比重を重くしようと思ったらそれができる、ということでしょう。
長谷川
大切なのは自分の価値観に従って主体的に生きていくことだと思います。私は28歳までは仕事に全力投球して、結婚はその後でいいと思っています。ただ、同期の男性社員を見ると、ちょっと焦りますね。
祖岩
確かに当社の男性社員は結婚が早いですからね。
小山内
そうそう、毎週のように誰かが結婚するっていう話を聞きます。しかも、家を買うのも早くて、入社3年目でマイホームという社員も珍しくない。
塚田
実力主義だから、頑張れば結果が給料に跳ね返ってきて、マイホームという目に見える財産となるわけですね。とてもいいことだと思います。
祖岩
先ほども言ったように、私は営業でありながら時短勤務で働いているので、たとえ時短でもしっかり稼げるんだということを証明したいですね。それにはとにかく営業として数字を上げていくしかありません。そして、後輩の女性社員たちのロールモデルになれたらと思っています。
長谷川
オープンハウスが売上一兆円となるには、女性社員がもっと活躍し、トップの成果を上げることが必要だと思います。そのためにも私も一日も早くマネージャーに昇格したいと思います。同期の女性には既にマネージャーがいるので、ちょっと焦っているところです。
范
私はまだ失敗して上司に叱られることが多いので、上司に何も言わせないぐらいの成果を上げたいですね。そして、「范に任せておけば安心だ」と誰からも認められる存在になりたいと思います。
小山内
私は今次長なんですが、自分のキャリアのピークはまだまだずっと先だと思っています。目標は、女性役員になることですね。
塚田
すごい! 昔は、部長が目標って言ってなかったっけ?
小山内
目標は高ければ高いほどいいですから、今は役員が目標です!
塚田
私はこれから3人目が生まれるので、当分時短勤務を続ける中、限られた時間でもっと効率を上げられるように仕事の進め方を工夫していきたいと思います。女性社員も含めて誰もがイキイキと活躍できる環境を実現することで社員がより大きな力を発揮できるようになり、それがひいては売上一兆円の実現につながっていくのではないでしょうか。