入社前に初契約達成者が増加。
入社後も密にフォローアップ
する開発事業部の新人研修

オープンハウスグループでは、若手社員の早期活躍を支えるため、入社前後の教育に力を注いでいます。開発事業部で2025年度の新人教育に携わった臼井さんも、「即戦力となる若手を育てる」べく、さまざまな工夫を重ねてきました。今回は、臼井さんに、新人教育への思いや具体的な取り組みについてお聞きしました。
(2025年11月に取材)
記事サマリー
- バレーボールに注いでいた情熱を、仕事に全振りする決意でオープンハウスへ入社。
- 2年目の挫折を機に基礎から立て直し、行動量を取り戻すことで復活してキャリアを大きく伸ばす
- 人材戦略部で新人50名の教育を担い、研修体制の構築と育成に大きく貢献
この記事に登場する人

臼井 康輔
開発事業部。2019年新卒入社。2年目に副主任に昇格し、その後も主任、係長、課長と着実にキャリアを重ねる。2023年には東京営業部に異動し、広域エリアでの土地仕入れに携わる。2025年1月から人材戦略部で新人教育や中途社員の採用・育成を担当。同年10月に東京営業部に戻り、仕入れ業務のグループ長としてチームを牽引している。
目次
「熱量の高い環境」で自分の力を試してみたかった
―はじめに、開発事業部のミッションと、臼井さんの業務内容について教えてください。
開発事業部は、不動産事業の「入り口」となる土地の仕入れを担当しています。私たちが良質な土地を確保することで、その後の開発・分譲へと事業がつながる、まさに会社の生命線を担うポジションです。今期は、部署全体で3,000億円の売上達成を目指し、月間630棟の仕入れを目標に日々奔走しています。私は現在、グループ長としてチームのマネジメントを行いながら、自身も仕入れ業務に携わっています。
―臼井さんが仕事を進める上で、特に重視していることは何でしょうか。
土地の仕入れは、単に条件の良い土地を探すだけでは成立しません。仕入れ後の「開発」「建築」「販売」という全工程を深く理解してこそ、「本当に利益が出る良い仕入れ」が実現します。そのため、市場動向や法規制など、日々変化する情報にアンテナを張り、学び続ける姿勢を大切にしています。
―2019年に新卒入社されましたが、就職活動時の思い出を教えてください。
大学まではバレーボール一筋で、競技を続けながら働く道も考えていました。しかし、当時はバレーボールだけで生計を立てるのは難しく、将来を冷静に考えた時に「この先に自分の望む未来があるのか」と疑問が湧いたんです。そこで「これまで競技に注いできたエネルギーを仕事に全振りしてみよう」と気持ちを切り替えて、就職活動を始めました。
―オープンハウス以外にも複数の企業を受けられたと思いますが、入社の決め手は何でしたか?
不動産業界を中心に見ていましたが、オープンハウスほどの規模感で、若手が早くから活躍できる会社は他にありませんでした。地元の不動産会社からも内定をいただきましたが、昇進に時間がかかったり、仕入れ業務に携われるまで長い期間が必要だったりと、どうしても制限が多かったんです。さらに、面談を重ねる中で、社員の皆さんが前向きで、はっきりとした目標を持って働いている姿に強く惹かれました。この「熱量の高い環境」で自分の力を試してみたいと感じ、入社を決意しました。

基礎に立ち返ることで開けた成長の道
―入社前と入社後で、オープンハウスに抱いていたイメージは変わりましたか?
入社前にインターネット上の口コミなどを目にして、不安がなかったと言えば嘘になります。ただ、その可能性も承知の上で入社を決めたため、過度に心配することはありませんでした。むしろ「実際の忙しさはどの程度なのか」といった好奇心の方が強かったですね。私が入社したのは、組織として整備が進み始めたタイミングで、「働きづめで帰れない」といったことはありませんでした。その点は、良い意味でギャップだったと感じています。
―入社に際して、どのような新人教育を受けましたか?
当社の新人教育は内定後からスタートし、まず営業本部で源泉営業などの基礎を学びます。その後、配属先が決定すると、入社前の1月から3月にかけて、配属先事業部が希望者向けに実施するシフト制の研修が始まります。研修では、不動産の基礎知識を身に付けた上で、現場同行を通してさまざまな営業スタイルを学んでいきます。時には一人で営業に出ることもあるなど、入社前から実践を重視した研修内容となっています。
私自身は、入社後すぐに初契約をいただくことができました。入社2日目に営業していた際、訪問先で物件を紹介していただいたのですが、それが当社の求める条件にピタッとはまるもので、翌日には契約成立というスピード感でした。とはいえ、これはかなり恵まれたケースで、人によっては初契約まで入社後半年から10カ月ほどかかることもあります。焦らず、一つひとつ経験を積むことが大切だと思います。
―入社後のキャリアで、特に苦労したポイントはどこでしたか?
最も苦労したのは2年目でした。1年目の新人賞レースで3位に入り、2年目にマネージャーに昇進したものの、半年ほど数字が振るわず、チームも個人も低迷しました。結果として、一度マネージャーから降格し、プレイヤーに戻るという大きな挫折を味わいました。
―その挫折をどのように乗り越えましたか?
上司と何度も話し合いを重ね、「一度立ち止まって基礎から立て直そう」と決めました。伸び悩んだ原因は、昇進によって管理や指導の仕事が増え、これまで自分が大切にしてきた「行動量」が落ちてしまっていたことだったんです。そこで、1年目と同じくらい動くことを意識して、日々の仕事に向き合いました。その結果、新しいお客さまとのつながりが次々と生まれ、数字も改善していきました。半年後にはマネージャーに復帰し、その後は副主任から課長まで一気にキャリアを進めることができました。
この経験を通じて強く感じたのは、当社の行動指針にもある「他責しない」という姿勢です。周囲の環境や状況のせいにするのではなく、「自分に何が足りなかったのか」を素直に見つめ、改善を続けることが、結果につながると実感しました。

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研修を通じて新入社員のスタートダッシュを支える
―2025年1月から9月末まで、開発事業部内の人材戦略部に異動し、新卒・中途社員の教育に携わられました。こちらは開発事業部独自の取り組みだったのでしょうか?
そうですね。今年度、開発事業部に配属される新入社員の人数が、これまでの30名前後から一気に50名近くに増えました。このままでは受け入れが追いつかないということで、買取再販部の福森と二人で、人材戦略部を新しく立ち上げることになりました。もちろん、その間も部署の数字は変わらず追い続け、月10棟の仕入れを目標に動いていました。
▶︎福森さんの記事はこちら
―人材戦略部としての具体的な業務内容を教えてください。
50名の内定者が、入社直後からスタートダッシュを切れるよう、1月から3月にかけて座学研修と現場同行研修を実施しました。入社後は週に一度、希望者を募ってフォローアップ研修を行いました。同じ内容の研修でも、一度現場を経験すると新たな気づきが生まれます。フォローアップ研修では、参加者が自由に質問し、疑問を解消できる場も設けました。
―研修のプログラムは、お二人で作られたのですか?
ベースとなるプログラムはありましたが、何を中心に教えて、どう展開するかは、福森と二人で考えて構築しました。不動産に関する知識はもちろん大切ですが、それ以上に重視したのは「仕事への向き合い方」や「考え方」です。開発事業部の一員としてのマインドセットを教え、現場の雰囲気に早く慣れてもらうことに注力しました。
―入社後のフォローアップ研修では、どのような質問や相談が寄せられましたか?
多かったのは、現場での「分からないこと」に関する相談です。仕入れの仕事は知識が不足していると、不動産業者とのやり取りがスムーズにいかないことがあります。そのため、「今日こういうことがありましたが、どういう意味でしょうか」「こう言われた時はどう対応すればいいですか?」といった、実際の体験に基づく質問が中心でした。また、直属の上司には聞きづらい質問や、「何が分からないのかも分からない」といった相談も自然と集まってきました。教育担当として気を付けていたのは、伝え方と相手の気持ちを汲むことです。自分自身が新人だったころの感覚を思い出しながら、アドバイスするように努めました。
―研修の成果について教えてください。
1〜3月の研修期間中に初契約を取ったメンバーは5名で、過去最高の人数となりました。入社後の契約も比較的早く、9月までには全員が初契約を達成していました。夏ごろまでには、新入社員だけで200棟以上の仕入れ実績を上げるなど、活躍ぶりは本当に目覚ましいものでした。これは、彼ら自身が「日本一を目指す1期生」として強い意志を持ち、高い熱量で仕事に向かっていたことが大きいと思います。その熱量に対して、私たち教育担当もしっかりと答えや道筋を示せたことで、早い段階から成果につながったと感じています。
―臼井さんは、2025年10月に東京営業部に戻られました。人材戦略部での経験を経て、ご自身の成長を感じる部分はありますか?
大きく変わったのは、「チームメンバーへの寄り添い方」です。以前は、案件の進捗や数字といった目に見える部分を中心に指導することが多かったのですが、人材戦略部で新人教育に携わった期間を経て、課員の心理状態や、なぜその行動をしているのかといった“背景”にまで意識を向けられるようになりました。そして、その上で、「この先どうなりたいのか」という本人のビジョンを踏まえ、どのくらいの仕事の強度や目標設定がその人の成長を加速させるかを考えられるようになりました。

求めるのは「野心があり、成長意欲の高い人」
―今後のキャリアの目標やビジョンを教えてください。
短期的な目標は、東京エリアのエリア長になることです。長期的には、役員として、会社の経営に携わることを目指しています。「かっこいい経営者になりたい」という思いは、入社時からずっと変わりません。そのためにも、目の前の仕事に120%の力で向き合っていくことが大事だと考えています。
―臼井さんが考える、オープンハウスグループの「良いところ」をお聞かせください。
社員全員が同じ方向を向き、高い熱量で仕事に取り組んでいるところです。入社して7年経ちますが、同期も先輩も後輩も、本気で目標に向かって動いている人ばかりです。その空気感が、働く上で何よりのモチベーションになります。「自分ももっと頑張ろう」と自然と思える環境で、どんなメンバーと組んでも前向きに動ける。これほど一体感と熱気がある会社は、なかなかないと思います。
―新人の育成を経験された臼井さんの目から見て、オープンハウスグループや営業事業部にマッチする人材とはどのような人だと思いますか?
一言でいうと、「野心のある人」です。何かを成し遂げたいという明確な想いやビジョンを持っている人にとって、当社はとても恵まれた環境だと思います。会社全体が成長し続けているので、新しいポストやチャンスが次々に生まれます。「とにかく稼ぎたい」「大きな仕事がしたい」「誰より早く成長したい」など、理由はなんでも構いません。自分の未来に前向きで、成長に貪欲な人ほど楽しめる会社です。
―これから入社を希望する方へ伝えたいメッセージがあれば教えてください。
オープンハウスグループには、若手のうちから大きな裁量を持って働ける環境が整っています。自分の力で道を切り開きたい方にとって、これ以上ないほど挑戦できるフィールドだと思います。特に開発事業部は、不動産の仕組みや事業の全体像をいち早く、そして深く学べる部署です。ここでの経験は、今後のキャリアにとって、きっと大きな強みになると思います。

オープンハウスには挑戦心を力に変える環境が整っている
オープンハウスグループには、若手の活躍を促す教育体制と、年次に関係なく挑戦できる風土が備わっていると臼井さんは語ります。「自分の実力を試したい」「圧倒的なスピードで成長を実現したい」と考える人にとって、これほど刺激的でやりがいのある環境はありません。自分の熱意と行動が、会社の成長に直結する。この確かな手応えを、あなたもぜひ体感してください。







