「人づくり」が日本一を目指す源泉。
成長を支える
オープンハウスグループの
内定者研修とは?

オープンハウスグループでは、新卒入社の採用活動の一環として「内定者研修」に力を入れています。源泉営業研修や宅建資格取得サポート、役員セミナーに至るまで、その一つひとつに込められているのは「人づくりこそ、企業の成長を支える原動力である」という信念。今回は、人材開発部で内定者研修を担うお二人に、人材教育への想いや具体的な取り組みについて伺いました。
(2025年7月に取材)
▶︎お二人がご出演されている「新卒研修座談会」の記事はこちら
記事サマリー
- 日本一を目指すために人材育成に注力、内定者への充実したサポートも実施
- 「源泉営業研修」では、入社前から営業現場での実践力を育てる
- その他、資格取得から社員面談まで徹底フォロー
この記事に登場する人
伊藤 俊太
人材開発部 次長。2015年新卒入社。営業本部に10年間所属し、センター長も経験。2015年に源泉王・売上トップの二冠を獲得するほか、マネージャートップ、センター長として店舗の過去最高売上記録を達成し、トップを受賞するなど、現場の最前線で活躍後、人材開発部へ異動。現在所属する研修チームではマインドやカルチャーを伝える役割を担う。
塚原 一輝
人材開発部 課長。2016年新卒入社。営業を2年半経験した後、人材開発部へ異動。営業時代には戸建て用地仕入れ部門で新人賞全国2位、東京1位という記録を残す。人材開発部での豊富な経験を活かして、研修の充実に尽力。
目次
「日本一」を支える人づくりのために、内定者へのサポートを充実
ーはじめに、お二人の人材開発部における役割や業務内容について教えてください。
伊藤:人材開発部は、主に社員の採用・教育に特化した部署です。私たちが所属している「研修教育チーム」では主に、内定者の研修や育成を担当しています。研修教育チームはここにいる私と塚原含め現在5名のメンバーがいるのですが、私はその全体統括を担っています。
塚原:私は内定者への研修をメインで担当しており、スピーカーとして内定者の前で話す機会も多くあります。人材開発部には約7年所属している古株でもあるため、これまでの成功事例を活かしつつ、近年の採用市場の変化や内定者の傾向を見極めながら、柔軟なフォローができるよう心がけています。
ーオープンハウスグループの現在の採用方針について教えてください。
伊藤:当社では不動産業界日本一を目指すにあたり、事業拡大や新規事業の立ち上げ、M&Aなども積極的に展開しています。ただ、日本一を目指す会社としてさらなる成長を遂げるためには、人的リソースが十分とは言えないのが現状です。だからこそ、近年は採用活動に特に注力しており、会社の中核を担う人材の育成が急務だと考えています。
ーオープンハウスグループでは、特に内定者に向けた研修を重視しているとお聞きしています。その理由についても教えてください。
伊藤:オープンハウスに入社する学生には、社会の中で実力を磨き、市場価値を高めながら、早い段階で「成長したい」「稼げる力をつけたい」といった高い志を抱く方が多く見受けられます。仕事に真剣に向き合い、自らの市場価値を高めていこうとする姿勢は、私たちにとって非常に心強いものです。
だからこそ、新入社員がいち早く成果を出せるようサポートすることが、本人にとっても会社にとっても大きな利益につながると考えており、そのために研修にも力を入れています。最終的には、すべての学生が入社後に成長を実感できるような環境を整えることが我々の目標です。
塚原:ここ数年で採用人数が倍増し、人材開発部の社内での存在感も大きくなっています。応募する学生層も変化し、大手不動産企業と比較されることも増えました。だからこそ、入社後のギャップを少しでも減らすために、より丁寧で実践的な内定者研修を心がけています。一人ひとりの適性を見極め、ミスマッチを防ぐ——それもまた、“人づくり”の一環だと考えています。

「源泉営業研修」で入社前から実践力を育てる
ー内定者研修の一環として「源泉営業研修」があると伺いました。これはどのような内容の研修なのでしょうか?
塚原:源泉営業とは、簡単に言えば「集客の起点となる営業」です。各店舗が担当するエリアで不動産を販売するために、路上でチラシの配布やアンケートの実施を行い、興味を持ってくださったお客さまに来店を促すような営業活動のことを指します。我々にとって、源泉営業は「営業の入り口」になるという意味で非常に重要な位置付けなのですが、この源泉営業を研修として内定段階の学生にも体験してもらっています。
伊藤:入社前に、実際に源泉営業を経験してもらうことで、コミュニケーション力や対話力、そして提案力を育んでいく狙いがあります。
源泉営業研修は大体、大学4年生の11月頃からスタートします。とはいっても、学業や卒論、サークルや部活などもあると思うので、参加はあくまでも任意です。研修といっても、もちろん給与は時給制で支給されますし、契約が取れれば1件あたりに対してインセンティブも支給されます。下手にバイトをするより稼げるから助かった、という人もいますね(笑)。
塚原:研修への参加頻度は、週5日ガッチリ入る方もいれば、学業や部活を優先してトータル数回だけという人もいます。参加した社員からは「実際に営業の現場に出てみることで、入社後スムーズに仕事モードに入ることができた」「先輩社員など社内に知り合いも増えて、入社後に会社に溶け込みやすかった」といったポジティブな声もよく耳にします。
ー源泉営業研修を経験することで、学生にはどのようなメリットがあるのでしょうか?
伊藤:実際に先輩社員の商談に同席して学べる機会もあるので、営業の現場でどんなことをやっているのか、どんな知識が必要なのかといった実戦経験を入社前から積めるのは大きなメリットだと思います。また、まだ正式な社員ではない学生だからこそ、数字などに縛られず思いきって挑戦できるのも魅力だと思います。
のびのびと実戦経験を積む中で生まれた疑問や不安を、入社前に解消しておくことができれば、4月からは補助輪なしで自立して働くこともできる。いわばこの期間を「助走期間」のようなものだと捉えてチャレンジしていただければ、そこで得られるものは大きいと思います。
塚原:オープンハウスグループは個人の頑張りを正当に評価する風土がある会社ですが、昨年から内定者研修にも表彰制度を導入しました。特に優れた成果を上げた方は、全社の表彰式で表彰されます。全国に450〜500名ほどいる内定者の中で、1位を目指すことをモチベーションに源泉営業研修にチャレンジしている学生もいます。

重要なのは成長意欲。個別サポートで挑戦を支える
ー源泉営業研修に際して、お二人はどういったサポートをされているのでしょうか?
伊藤:私自身、営業現場の最前線でバリバリ働いてきた経験があります。そうした経験を生かして、研修に臨む学生に初対面での声のかけ方から、「住宅ローンの基礎知識」や「賃貸と購入の違い」など営業に必要な知識をレクチャーし、実戦でスムーズに話せるようにサポートしています。
塚原:私は源泉営業が苦手でした(笑)。ですから、私と同じように営業に不安や悩みを抱える方のフォローや、精神的なサポートを主に担っています。実際に、源泉営業研修で行き詰まっている学生から相談を受けることもありますし、対面時に少しでも違和感のある方を見つけた際には、こちらから声をかけ、個別にサポートするようにしています。
伊藤:人材開発部からすると、源泉営業研修は、適性を見極める場でもあります。たとえ不得意でも、成長意欲やチャレンジ精神があるなら、あえて向いていない業務に挑戦させることもありますし、逆にどうしても不向きな業務があれば、社内の他のところで輝ける場所がないか判断する材料にもなる。現場と密に連携しながら、一人ひとりに寄り添ったサポートを行うのがオープンハウスグループの“育てる文化”です。
ー源泉営業研修に臨む上でのお二人からのアドバイスは何かありますか?
伊藤:現在のオープンハウスグループは、私たちが入社した10年ほど前と比べて、会社の規模も、社会からの注目度も大きくなっています。だからこそ、「オープンハウスの人に声をかけられて良かった」と前向きに思ってもらえるような、出会いの場をつくってもらえたらうれしいですね。源泉営業はあくまで、直接的に家を売るわけではなく、お客さまに家を買うことを前向きに検討していただけるような「良いきっかけ」をつくることが目的ですから。
塚原:社会人として経験を重ねると、立ち止まって悩むような時間的な余裕もだんだんなくなってきます。だからこそ「源泉営業研修はたくさん壁にぶつかって悩めるいい機会」くらいに思っておいてほしいです。源泉営業研修で思ったような結果が出なくても、入社後に飛躍的に成長して、ガンガン活躍している人たちはいっぱいいます。うまくいかなくても、頑張って続けていれば入社後に必ず結果はついてきますので、前向きに取り組んでもらえたらうれしいです。

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働くマインドを整える、座学・面談・資格取得の手厚いサポート
ー源泉営業研修以外に、内定者向けに実施している研修やフォローの取り組みがあれば教えてください。
伊藤:源泉営業研修が始まるまでの期間は、座学研修を中心に行なっています。ここでは、オープンハウスグループで働くうえでの基本的なマインドセットを築くことが目的です。また、内定者自身に“自分の考え”を言語化してもらい、それに対してフィードバックを行うことで、理解をより深めていきます。
塚原:座学研修にはいくつか種類があり、そのひとつが「オープンハウスグループの行動指針」を学ぶプログラムです。この「行動指針」は、一見すると当たり前のような内容なのですが、実際に行動に移すのは意外と難しい。
例えば「損得感情に流されない」「他責にしない」といったことは、言葉にすればシンプルですが、ビジネスの現場で徹底して行動レベルに落とし込むのは簡単ではありません。数字がなかなか伸びない、マネジメントがうまくいかないといったときも、この行動指針に立ち返ると、何かヒントが見つかることがあります。そのように、悩んだときの“道しるべ”としての役割も果たしてくれる考え方を、しっかり伝えています。
伊藤:また、座学研修の一環として、毎月「役員セミナー」も実施しています。オープンハウスグループの役員が交代で登壇し、内定者に向けて仕事への思いや価値観を直接伝える場を設けています。
社長もそこでは登壇して、オープンハウスグループがなぜ多くのお客さまに選ばれ、成長を遂げてきたのか、これまでの会社の歴史や背景、仕事にどう向き合ってきたのかなどを、自身の体験や社員のエピソードを交えながら語り、自分らしく働くためのヒントを届けてくれます。
塚原:「宅建資格の取得」に向けたサポート研修なども行っています。月に1回の模試の実施のほか、自習室の自由利用など、学習に集中できる環境づくりにも力を入れていますね。宅建業界で有名なYouTuberの方を講師としてお招きし、キャッチーで楽しく学べるような研修を心がけています。入社後に仕事と並行して宅建の勉強を進めるのは大変なので、入社前に取得できるようなサポートを行っています。
座学研修とは別に、社員との面談の機会も用意しています。事業部の垣根を越えて「会いたい部署の社員」に会いに行ける仕組みです。ときには役員と一対一で話すこともあります。役員が面談の時間枠を空けてくれているので、直接対話ができる貴重な機会となっています。
ーいろいろと手厚いサポートを行っているのですね。入社後にも研修やサポートは続くのでしょうか?
伊藤:入社後の1年間は、およそ3ヶ月ごとのタイミングで継続的に研修を実施しています。ただ、我々としては入社前の内定者に対するフォローがメインの業務となるので、配属後は、マネージャーやセンター長、先輩社員が教育の担い手となり、現場で直接学びを深める機会の方が増えてくるかな、と思います。

内定者の選択を「正解」にするために
ー研修教育チームとして、内定者研修に込める想いや大切にしていることを、あらためてお聞かせください。
塚原:ファーストキャリアとしてオープンハウスグループを選んでもらった以上、「ここに入ってよかった」と心から思ってもらいたいです。内定者のうちから会社との接点を多く持ち、社員の人となりなどにも触れることでモチベーションも保ちやすく、会社のことも自然と好きになれると思います。一緒に日本一を目指す仲間として、「仕事って楽しいんだ」と思ってもらえることが理想です。
伊藤:私自身も会社や先輩社員から多くのサポートを受けて成長できたからこそ、内定者にも同じように向き合いたいと思っています。「自分がやります」と積極的に手を挙げてくれるような人材を育て、増やしていくことで事業拡大や新たな挑戦も可能になる。会社を本気で日本一にするために、人材強化には引き続き力を入れていきたいです。
ーオープンハウスグループへ入社を希望する学生に向けて、最後にお2人からメッセージをいただければと思います。
塚原:一般的な大企業に就職する場合、内定が出た時点で「ひと安心」と感じる人も多いかもしれません。しかし、オープンハウスグループは徹底した実力主義であり、内定を得てからがむしろスタートです。だからこそ、「自分の実力を本気で試したい」という方にはぴったりな環境だと思います。就職活動は、自分がどの船に乗るかを選ぶ大事な時期だと思いますが、ぜひ私たちの船の一員として、一緒に日本一を目指す楽しさを感じてもらえたらと思います。
伊藤: 11年間の社歴の中で、最初は思うように成果が出なくても、努力を重ねることで花開いた人を何人も見てきました。オープンハウスグループには、そうした地道な努力が身を結んだ人を正当に評価してくれる環境があります。今の時代、「頑張ると周りから浮いてしまう」というような風潮もあるかもしれませんが、オープンハウスグループでは絶対にそんなことはありえません。社会人生活を「本気で頑張りたい」と思う方に、ぜひ仲間に加わってもらえたらうれしいです。

徹底したフォローと成長環境で、本気の挑戦を支える
オープンハウスグループでは、内定者への継続的な研修を通じて、入社前から実務に備えるためのサポートを徹底しています。さらに入社後も、社員一人ひとりが成長できる環境を提供し、「日本一」を目指して共に歩んでいます。
自身の成長を追求したいと考える方にとって、オープンハウスグループには自らの可能性を最大限に引き出せる環境が整っています。「本気で成し遂げたい」――そう思える方と、私たちは共に歩んでいきたいと考えています。