仕事に全力投球しながらも、父親として育児にも参加。オープンハウスの
「パパ社員」像とは

仕事における目的志向が高いオープンハウスグループの特徴として、全力投球で働きたいと考える社員が多いことが挙げられます。結婚し、父親になった男性社員には、家庭を守るためにさらに仕事に打ち込むことが求められるでしょう。一方で「家族の一員として子育てに関わりたい」という本人の思い、「子どもの成長を近くで見守ってほしい」という家族の願いも大事にしたいもの。今回はパパ歴の異なる2人に、オープンハウスグループでの仕事と家庭の両立について伺いました。
(2025年7月に取材)
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記事サマリー
- 単身赴任を機に家庭との関わり方を再考。公休日を変えて子どもとの時間を確保
- 休日は家族と公園へ。仕事が忙しいぶん、妻への労りとサポートを欠かさない
- 仕事を頑張るからこそ、ライフワークバランスのとれた人生が手に入る
この記事に登場する人
和田 啓
2009年に新卒入社。営業本部に配属され新人賞を獲得、翌年に主任、マネージャーに昇格する。一時降格するも、2011年には横浜での新規出店メンバーに抜擢。その後、開発事業部へ異動し、2015年に課長へ昇格、直後の四半期にマネージャートップの成績を収める。2016年からは営業部長として東京、名古屋、神奈川を経て東京に戻り、2024年に営業部長トップを獲得。現在は情報開発営業部にて営業部長を務める。
高橋 佳輝
2021年に新卒入社。開発事業部に配属され、戸建て用地の仕入れ営業に従事する。2022年に副主任、同年に主任に昇格。2025年には係長に昇格し、プレーヤー兼マネージャーとして実力を発揮している。
目次
急成長を続ける「すごい会社」で、自分も成長したかった
―はじめに、普段のポジションや業務内容を教えてください。
高橋:入社からこれまで開発事業部に所属し、戸建て用地の仕入れ営業を担当しています。仲介業者さんを訪問し、土地の情報を収集して購入につなげる仕事ですね。2022年からはマネージャーとしてチームマネジメントも行っており、2025年6月に係長に昇格しました。
和田:私は開発事業部 情報開発部の営業部長を務めています。高橋さんと同じ開発事業部に所属していますが、私は特にオークションを通じた用地仕入れに特化し、入札業務の管理とマネジメントを行っています。
―入社当時からこれまでを振り返り、オープンハウスグループへの入社を決めた理由、入社からこれまで担当してきた仕事などを教えてください。
高橋:当時、とにかく「稼げる仕事がいい」と思っていました。私は福岡採用で、その頃はオープンハウスグループが福岡に進出して1年目くらい。そのときは社名も知らないくらいだったのですが、説明会に参加したら「この会社、勢いがすごいな」と圧倒されてしまいました。他社の説明会もいくつか行ったはずなのに、オープンハウスグループしか覚えていないくらいです。「ものすごく成長している会社で稼ぎたい」というのが決め手でしたね。
和田:ガツガツしていていいですね。私が入社したのは16年前ですが、「この会社で自分も成長したい」と思ったこと、それから社長や、現在役員となっている社員の方々に引かれたことが大きかったですね。「こんなにすごい人たちが現場に出てくるなんて、すごい会社だな」と思ったことを覚えています。
高橋:年月が経っても、そういう会社の魅力は変わっていないですね。
入社するときは単純に家を売るものだと思っていたので、開発事業部に配属されるとわかったときは驚きました。ひたすら仲介業者さんを回って関係性を作ることから始めるのでハードではありましたが、厳しい会社で頑張りたいという覚悟をしていたので、なかば予想通りでしたね。最初はなかなか契約がとれなかったのですが、2年目になって仲介業者さんとの信頼関係ができてくると少しずつ数字に反映されるようになりました。「未来の数字を作る」という感覚をつかめたのもこの頃です。
和田:私は入社後に営業本部に配属され、渋谷センターで戸建ての仲介営業に従事しました。1年目に新人賞を獲得し、翌年にマネージャーになりましたが、プレーヤーだった頃とは勝手が違いましたね。うまく結果が出せず、いったん降格になって錦糸町センターに異動したんです。マネージャーをしていたときのチームの売り上げが1,000万円ほどだったのに対し、降格後は悔しさをバネに、個人で2,000万円くらいの売り上げを達成しました。その評価もあって、神奈川県の初出店メンバーに選んでもらいました。
その後、開発事業部に異動して2015年に課長に昇格し、直後にマネージャートップをとりました。2016年に営業部長になり、名古屋・神奈川勤務を経て東京に戻ってから、2024年に営業部長トップを獲得して今に至ります。

仕事ばかりだった人生が、子どもの誕生で徐々に変化
―お子さんが生まれたのは、どんなタイミングだったのでしょうか。
和田:長男が生まれたのが2015年で、営業部長になった次の年ですね。長男が9歳で小学4年生、次男が7歳で小学2年生になりました。
高橋:うちは現在1歳11カ月です。2023年、主任になった翌年ですね。
妻の実家は遠方で、里帰り出産をしました。予定日がお盆休みの時期だったので立ち会う予定を立てていたものの、出産が遅れて。上司からは「生まれるまでそっちにいていいよ」と言ってもらえていたのですが、1週間ほど経ってしまったのでいったん東京に戻ったタイミングで出産となり、慌ててとんぼ帰りしたんです。
―結婚して家庭を持ち、お子さんが生まれたことで、ご自身や仕事のやり方にどのような変化がありましたか。
和田:長男が生まれたのを機に、タバコをやめたのが最初の変化です。そして名古屋に転勤になったのが長男3歳、次男が1歳のとき。月に2回程度しか東京に帰れず、その間は妻がワンオペで育児と家事をしてくれていたので、かなり苦労をかけました。それをきっかけに、自分のなかで変化があったように思います。
単身赴任中、たまに家に帰ってくることができても、私が不在の間にどんなことがあったか、何が大変かという愚痴を聞くだけになってしまっていたんですよね。確かに妻が一番大変だけど、それを聞かされることしかできない私も辛くて。じゃあ一緒にいたら何ができたのか、毎日どんなサポートができればうまくいくのかと考えるきっかけになりました。
オープンハウスグループの営業職は火・水休みが多いのですが、子どもが小学校に上がると一緒の時間がとれなくなってしまうんです。なので、名古屋から東京に戻ったタイミングで会社と相談し、水・日休みにさせてもらいました。
高橋:我が家は夫婦2人とも実家が遠く、周りに頼れる人がいないので、妻からは「早く帰ってきて」と頼まれます。職場でも「子どもが小さいんだから早く帰りなさい」と声をかけてくれるので、早く帰れる日ができたことが最も大きな変化ですね。とはいえ、今は家に帰ると子どもはもう寝てしまっていることも珍しくなく、妻と会話したり、労ったりすることが多いです。
オープンハウスグループはどうしても仕事量が多いですし、成果を出すためにやらなければならないこともたくさんあります。そのぶん評価をいただける社風であることは私も妻も納得していたのですが、やはりワンオペの時間が長いと心細いようで、一時は転職も考えました。それでも上司や先輩にサポートしてもらいながら、新米パパとしてなんとかやっているような感じです。
―奥さまやお子さんとは、普段、どういった関わり方をされているのでしょうか。 ※ご家族からもコメントをいただきました
高橋:先ほども話したとおり、平日は妻がほとんど育児をしてくれています。休日は家族3人でお出かけしたり、近くの公園に行ったりしていますね。和田次長もおっしゃったように、小学生になると休みが合わなくなってしまうのですが、子どもが小さい今のうちは、火・水休みだと人混みを避けられるのでむしろ都合がいいんです。また、妻が美容院やネイルに行くとき、体調を崩したときには1人で面倒を見られるようにしています。
【高橋さんのご家族からのコメント】
私がインフルエンザで寝たきりになったとき、息子を外に連れ出してワンオペしてくれたのは助かりました(当たり前のことですが……)。
率直に言わせていただくと、もっと積極的に子育てに参加してほしいと思っています。たくさんかわいがってくれていますが、「かわいい」だけじゃダメなので(笑)。今しか見られない息子の姿をもっとかみしめて、子育てを通していっぱい触れ合って愛をもっと伝えてほしいです!
和田:日曜日は、朝から晩までつきっきりで息子たちの野球のコーチをしています。水曜日は2人を学校に送り出してゴミ出しや買い物を済ませ、帰宅後は野球の練習をして、夕飯を食べて寝るまで一緒に過ごします。休日は常に家族と一緒にいて、家事やスポーツをしているので、自分が休む暇はないくらいですが、とても充実しています。
今でこそ「イクメン」なんて言われますが、長男が生まれても仕事ばかりしていたし、休みの前日は日付が変わるまで外で飲んで、翌日は寝ているような生活でした。ただ、仕事と同じように家庭や家族も大事にしたいという思いもあり、公休日の調整をしたのは大きな転換でしたね。自分が置かれた環境で、どう動いたらベストだろうかと考えたとき、きちんと成果を上げながら家族との時間を確保するという選択をしたんです。
【和田さんのご家族からのコメント】
長男が生まれたばかりの頃は、休みの前日は終電がない時間まで飲み、タクシーで帰ってくることも多く、休みの日は遅くまで寝ているような夫でした(笑)
そんなイクメンとは程遠い夫でしたが、今では息子の少年野球のパパコーチとして日曜日の朝早くから参加し、お休みの日は育児に全力で参加してくれます。私が子育てで悩んだとき、真っ先にアドバイスをもらいたくなるのが夫です。子どもへの接し方がいつも本当にあたたかく、叱る場面も常に冷静に、それぞれの性格を把握しながら伝えているのを見て、今ではともに子育てをする同志として尊敬しています。
―入社当時などと比較し、オープンハウスグループ自体の働き方の変化を感じることはありますか。
和田:私からすれば、違う会社かと思うくらいに変わっています。不動産業界は昔から、休みもないような忙しさがスタンダードだったようですが、今のオープンハウスグループでは子どもの行事や知人の結婚式などにはしっかり休めますし、長時間労働を防ぐ仕組みも整えられつつあります。そのぶん「短い時間で確実に成果を出す」という命題は加わりましたが、それを達成することで会社も自分も成長していけるのではないかと。ただし、会社が目指す方向性や理念はまったく変わっていないので、今でもギャップなく働けています。
【和田さんのご家族からのコメント】
今では学校行事にも参加し、大事な日にはしっかりお休みをとれる環境になったなと思います。
今は結婚当初より出勤時間も遅く、帰宅時間もだいぶ早くなりました。先日、夫が賞をいただいたことで、働く時間の長さではなく、「どう上手に時間を使っていくのか」が大切なんだなと、私も夫の姿を見ながら実感しました。
高橋:私はまだ5年目ですが、それでも会社の変化はひしひしと感じています。家庭を持ったことで気遣っていただけたり、休日にゆっくり家族と出かけられたりと、やみくもに長時間労働を強いるような環境ではないことを実感しています。
【高橋さんのご家族からのコメント】
以前に比べると帰宅時間は早くなっていますが、正直なところ、もっと働く時間を短くしてほしいと正直思うことも。ただ、しっかり稼いできてくれてるし、早く帰れるような仕事ばかりではないことも理解しています。また、バスケ応援などの家族で参加できる会社主催イベントがあり、社員の方々に会ったり、息子を可愛がってもらえたりするのはうれしいです。

夫婦で話し合いながら「父親だからこそできる子育て」を模索
―仕事と家庭の両立において、過去に困った経験、これからの不安などはありますか。
和田:水・日休みは他の社員からするとイレギュラーなのですが、休みだと決まっていると自分も周囲もうまくやりくりできるようになるので、そこまで支障はないと思います。ただ、月末の忙しい時期に、息子の試合と契約が重なったりすれば、そこは仕事を優先することもありますね。困ったというか、そこは家族とも共有して割り切っています。
高橋:今はまださほど困ったことはないのですが、たとえば夫婦2人とも病気でダウンしてしまったらどうするんだろう、といった不安はあります。また、先述しているように子どもが小学生になって、土日のイベントが増えたときにどう対応するかは課題ですね。
―父親歴の長い和田さんから、父親歴の短い後輩やこれから父親になる社員に向けたアドバイスはありますか。
和田:そうですね。たとえば運動会なら有給休暇を申請して参加できるので、スケジュールをうまくコントロールしていけば大丈夫だと思います。ただうちは夫婦ともに実家が近いので、何かあったら祖父母を頼れるという気持ちがあるのは確か。実家が遠方の場合、いざというときに頼れる預け先やサービスなどを確保しておく必要はあるかもしれません。あとは、家庭の事情で休む可能性があれば普段は人一倍頑張っておくとか、成果を上げられる仕組みを自分なりに構築するとか、仕事でも努力する姿勢は必要ですね。
やっぱり乳幼児の育児は母親のほうが距離が近いところがあるので、育児に参加したい気持ちはあっても、最初は何をしていいのかよくわからないんですよ。それを妻から見ると「何もしてないじゃん」と。だから夫婦で話し合いながら、どうしたら奥さん側が楽になるのかを考えていくのがいいんじゃないかと思います。
高橋:子育て中の父親あるあるですね……。私も、家に帰ってリビングが散らかっていることをなにげなく口にしてしまって、「何もわかってないのに口出ししないで」と言われることがあります。やりたいという気持ちはあるんですが、どうしても休みの日にちょこっとしか関われていないので。子どもの成長とともに、自分も成長しなければならないと痛感します。
和田:一方で子どもが男の子だと、成長していくにつれて、父親のほうが子どもの気持ちをわかってあげられることも増えます。子どもの成長や性格に合わせた接し方を考えながら、父親だからこそできる子育てをしていけるといいですよね。

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仕事やプライベートの不安を相談しやすい環境にしていきたい
―社員のライフワークバランスを考えるうえで、オープンハウスグループで働く利点、さらに今後必要な視点はどんなことだと思いますか。
和田:オープンハウスグループは若いうちから仕事を任せられ、頑張りと成果に応じて年齢を問わず昇格・昇給できるので、ある程度の役職を得てから結婚して父親になれるというのは大きなメリットです。
高橋:息子が生まれたタイミングで、育児休暇取得の打診を受けました。妻は里帰りしていたし、今のうちに仕事を頑張って家庭を守りたいという気持ちが強かったので断りましたが、状況によっては取得できそうです。
和田:世間では、男性の育休の話題も出ていますよね。
どうしても営業メインの会社なので、みんなが育休をとったり、私のように公休日を変更したりできるかというと、まだまだ難しいかもしれません。こういう先駆者が何人か出て、家庭と仕事を両立する働き方が選べるようになると、今よりももっと多様な人材が活躍できるようになるのかもしれないですね。

―これから入社する人、結婚や子育てをしながら仕事も頑張りたいと考えている人などへ、アドバイスやメッセージをお願いします。
高橋:私の経験から話すと、仕事もプライベートも頑張りたい、でも不安がある……という人は、入社してから考えてもいいんじゃないかな、と思います。実際、私もなんとかなっていますし(笑)。オープンハウスグループの社員はいい人が多いですし、制度も整いつつあるので、気軽に相談してみてほしいです。
マネージャーとして働く自分自身も、そういう不安を打ち明けやすい環境を築く必要があると感じています。「家庭の事情で休みたいけど、言い出しづらい」とためらう若手は多いので、率先して環境を整えていきたいですね。そのために、少しでも早く成果を上げて昇格し、パパ社員のロールモデルになりたいと思います。
和田:オープンハウスグループが第2フェーズに入ろうとしている今、必要なのは若手の力です。5年後、10年後に若手がどれだけ成長しているかが会社の成長を左右すると考えています。
社会人になったからにはどこかで頑張らないと結果は出ないし、仕事で結果を出さずにプライベートだけ優先させるのは違いますよね。オープンハウスグループに入って何がしたいのか、どんな自分になりたいのかを突き詰め、本気で頑張った結果として、家庭も仕事も大事にできる人間になっていけるんだと思います。みんなが同じ方向を向いて頑張れるこの会社で、社会人としても、父親・母親としても、ともに成長していけたら嬉しいです。

若手のうちから基盤を築ける環境で、仕事でも家庭でも成長を
仕事で必死に努力してきたからこそ、今は家庭に貢献できているという和田さんと、日々模索しながらも子育てに向き合おうとしている高橋さん。お二人の父親歴は違えども、仕事にも家庭にも全力で挑もうとする気概がうかがえました。よい父親になるためには、人間的な成長が欠かせません。
若いうちからまっすぐ努力ができるオープンハウスグループで、未来の自分を思い描いてみませんか。