日本で働くならここがベストだと思った。中国出身の私が
オープンハウスグループを
選んだ理由

日本の大学院を修了後、IT企業での勤務を経て、オープンハウスグループに入社した中国出身の姜さん。現在はソリューション事業部の海外営業部で、中国人投資家向けの収益不動産物件の売買に携わっています。入社当初は現在ほど日本語が上手くなかったという姜さんですが、オープンハウスグループで働く中で「言葉の壁」をどのように乗り越えたのでしょうか。姜さんがオープンハウスグループで働くことを決めた理由についても伺いました。
(2025年6月に取材)
記事サマリー
- 中国から日本の大学院へ。IT企業を経てオープンハウスグループに転職
- 中国の投資家に向けて、日本の収益不動産物件を販売
- 「言葉の壁」を乗り越えて営業職として活躍
この記事に登場する人
姜 梦軒(きょう・むけん)
ソリューション事業部 海外営業部所属。中国の山東大学を卒業後、北海道大学の大学院に入学。修士課程を修了後、日本のIT企業での勤務を経て、2023年5月にオープンハウスグループに中途入社。
目次
日本のアニメやアイドルを見て日本語を学び始めた
―姜さんは中国のご出身だと聞いています。日本に興味を持つようになったきっかけについて教えてください。
私は中国の西安市の出身です。歴史の授業などで聞いたことがある人も多いかもしれませんが、昔は長安という名前で知られていたところです。
日本に興味を持つようになったきっかけは、中学時代に日本のアニメにハマったこと。特に少年漫画系の作品が大好きで。授業中に先生の目を盗んで、友達とこっそりスマホでアニメを見ていたことを覚えています。高校時代には、日本のアイドルにもハマっていました。
日本語は学校で正式に勉強したわけではなくて、ほとんど独学です。自分の好きなコンテンツに触れる中で「登場人物たちが何を喋っているのか日本語で理解したい!」という気持ちが強くなり、自分で勉強するようになりました。あとは日本のアニメやアイドル番組を毎日浴びるように見ていたら、なんとなく何を喋っているのか理解できるようにもなってきて。それくらい、日本のコンテンツをたくさん見ていたんです(笑)。
大学は山東大学の文学部に入学して、中国の古典の勉強をしていました。大学卒業後は日本に行きたい気持ちがあったので、北海道大学の大学院に入学して、大学時代と同じく文学系の研究をしていました。大学院の授業は当然日本語で、読む・聞くはなんとかついていけたのですが、発表系の授業はすごく緊張してしまい、ちょっと苦手でしたね。
―大学院修了後は日本の企業に就職したんですか?
はい。日本で働きたいなと思ったので、頑張って就活して、IT系の企業に入社しました。本社は東京だったのですが、私は静岡県の配属になりました。そこでやっていたのは、主にシステムの保守運用で、ほとんどプログラマーみたいな仕事でした。その会社では1年くらい働いたのですが、だんだん転職を考えるようになって。
大きな理由としては、まず単純に東京で働いてみたいと思ったこと。あと前職の仕事内容が正直、結構楽だったんです。朝9時から働いて、残業もなく毎日17時半にはきっかり終わるような毎日で。これだと自分のスキルもあまり上がらないと思ったし、正直40歳とか50歳になってからでもやれる仕事だな、と感じてしまった部分もあって。20代のうちはもっとチャレンジングな環境で働きたいと思って、転職しようと考えました。
それで転職エージェントにも相談して、いろいろな企業を紹介してもらったのですが、その中で一番興味を引かれたのがオープンハウスグループだったんです。

「私もこんなふうに働きたい」と純粋に思った
―オープンハウスグループのどんなところに興味を引かれたのでしょうか?
転職エージェントから最初に「ここは20代からしっかり活躍できる会社だよ」と言われたのをよく覚えています。
それで、オープンハウスグループのことをもっと知りたくなって、自分でもネットで調べてみたのですが、会社に対するネガティブな情報も出てきました。正直「大丈夫かな、ちょっと怖いな……」と思う部分もあったのですが、オープンハウスグループの採用YouTubeチャンネルを見たときに、出演している社員の人たちが本当に魅力的に見えて。
どの社員もまだ若いのに本当に堂々と自信を持って喋っているし、目標を明確に持ってイキイキと働いている感じもすごくいいなと思いました。「私もこんなふうに働きたい」と純粋に思えたので、面接を受けてみることにしたんです。
―実際に面接を受けてどんな印象を受けましたか?
当時は自分もまだ今ほど日本語が上手くなかったので「こう聞かれたら、こう答える」みたいな想定質問と回答を用意して、面接官の人たちがすごく明るく、笑顔で接してくれて、人間的なあたたかさを感じました。
それを丸暗記するような形で臨んだんです。だけど、あまり準備したことは役に立たなくて、普通に会話するような感じで面接が進んでいったのも印象的でしたね。
最終面接ですごく記憶に残っていることがあって。東京本社のJPタワーでの面接だったのですが、面接官の専務が窓の外を指さして「東京の風景はいいでしょう?」って。その言葉を聞いて、ここで働きたいという気持ちがグッと高まりました。
だから、入社が決まった時は本当にうれしかったですね。中国にいる両親にも連絡して「これからいっぱい稼いで、飛行機代を出すから日本に遊びに来てね」って伝えました。私はもともと人見知りなので、両親は「うちの娘は本当に日本で不動産の営業なんてできるんだろうか……?」と心配していたみたいですが(笑)。

営業先は何が入っているかわからない「宝箱」
―オープンハウスグループではどのような業務をされていますか?
ソリューション事業部の海外営業部で働いています。中華系の仲介業社と連携しながら、日本の収益不動産物件を中国の投資家に販売するのが主な業務です。所属チームには18名のスタッフがいて、私を含めて半数くらいのメンバーは中国の出身です。
中国の投資家の多くが今、日本の収益不動産物件に興味を持っています。日本は政治的にも経済的にも安定していますし、中国から地理的にも近いので、投資先としての安心感もあるのだと思います。
似たような事業は他社もやっているとは思うのですが、オープンハウスグループくらい大規模に、専門のチームを編成してまで力を入れている企業は珍しいと思います。
投資家目線で考えると、中国から日本の物件情報を収集することはなかなか難しいですし、物件の良し悪しを判別することも難しい。そこに私たちの存在意義があると思います。私たち海外営業部の仕事を通して、中国の投資家に日本の魅力的な物件に触れる機会を生み出していけたらと考えています。
―仕事の中で「言葉の壁」にぶつかることはありませんでしたか?
そうですね。やっぱりビジネスの中でたくさん日本語を使いますので、最初は大変でした。でも、そのへんは私の上司がとても細かくフォローしてくれたので、大変心強かったです。
最初の頃は、私が作ったさまざまな書類や資料に全部目を通して添削してくれましたし、営業先にも同伴していただき、お客さまとのコミュニケーションの取り方を丁寧に教えてくれました。朝礼でみんなの前で話す時に、何をどのように伝えればいいのか、といったことまで、本当にイチから親切に教えていただいたので、とてもありがたかったです。
私の上司は2歳上で年齢が近く、同じ女性だったこともあり、とても話しやすくて。仕事のことでもプライベートのことでも、なんでも相談しています。
―仕事の中で心がけていることや意識していることはどんなことですか?
自分が一方的に喋るだけではなく、まず相手の話にしっかり耳を傾けることを心がけています。これも上司から教わったことです。
仕事を始めたばかりの頃、お客さまと話すときに「何か喋らないといけない」と焦って、私が一方的に喋ってしまうことがよくあって。それだと相手の考える時間もなくなってしまうし、何か聞きたいことがあっても質問できなかったりするので、ちょっと一拍置いて落ち着こうと上司から言われて。それからは自分と相手が話す割合を意識するようになりました。
―営業という仕事は日本人でもなかなか大変な仕事ですが、姜さんは難しさを感じることはありませんでしたか?
飛び込み営業をやることもありますが、それ自体に難しいとか、不安だな、と思う気持ちはあまりないんです。どちらかというと「慣れ」の問題だと思いました。
営業先は私にとって、何が入っているかわからない「宝箱」みたいな存在です。その箱の中にいるのはとてもいい人かもしれないのに、私に箱を開ける勇気がないと、その人とは一生出会えない。そっちの方がもったいないと思います。

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魅力的な先輩社員たちに、少しでも近づけるように
―あらためて、オープンハウスのすごいと思うところはどんなところですか?
私は入社前、YouTubeに出演している先輩社員の姿を見て「この会社で働きたい」と思いましたが、実際に働いてみて、想像していた以上に優秀で人間的にも魅力的な社員が集まっている会社だと思いました。
みんなやる気に満ちあふれていて、それぞれが自分の目標を明確化し、達成するために一生懸命働いているところも本当にすごいです。そうした魅力的な人たちに少しでも近づけるように、私も毎日頑張っています。
中国で働いている友人の話を聞くと、中国の企業は週休1日のところもあって、残業代が出なかったり、業績が悪いとすぐクビになったりしてしまうような企業も多い。そういう意味で、若い人にはなかなか厳しい環境だとも思います。
そういう話を聞くと、本当に自分は今、理想的な環境で働けていると感じます。オープンハウスグループには、社会人としてものすごいスピードで成長できる環境がありますし、結果を出せばしっかりそれに応えてくれる環境もありますから。
最初は心配していた両親も「すごいな、よく頑張っているんだな」と最近は褒めてくれます。
―姜さんの今後の目標について教えてください。
海外営業部は現在、首都圏の物件をメインに取り扱っていますが、大阪や福岡、名古屋など首都圏以外のエリアの物件に興味をお持ちの投資家さんも増えています。
今後、海外営業部がもっと成長していけば、首都圏以外の魅力的な物件もどんどん取り扱っていけると思うので、エリア拡大に向けて貢献していきたいです。
―最後にオープンハウスグループに入社を希望する人に向けてメッセージをお願いします。
私のように海外出身者で、日本の企業で働いてみたい人にとっては、オープンハウスグループはベストな環境だと思います。特に中国語ができる人にとって、海外営業部の仕事はすごくマッチするはずです。
中国資本100%みたいな企業に就職すると、せっかくの日本で働く意味が薄れてしまいますし、一方で日本の伝統的な企業で働くことに文化面でハードルを感じる人もいるかもしれません。そういったことを踏まえると、オープンハウスグループの海外営業部には中国出身者も多いですし、いい意味で「いいとこ取り」な環境があると思います。
ネットでオープンハウスグループについて調べると、ネガティブな評判を目にすることもあるかと思いますが、あまり心配せず、まずは自分の目で見に来てみてください。
私はもともと人見知りですし、営業に向いているかというと、正直あまり向いていないタイプだと思います。MBTI診断だと「INFP(仲介者)」でした(笑)。そんな私でも働けているのですから、きっと大丈夫です。やる気さえあれば、誰でも活躍できる環境がこの会社にはありますから。

言葉や文化の壁を越えて、輝ける環境がある
日本のアニメやアイドルに触れたことをきっかけに日本語を学びはじめ、海を越えてオープンハウスグループで働くようになった姜さん。言葉や文化の壁を乗り越え、営業職としての努力を重ねながらイキイキと働く姜さんの姿に、背中を押される人も多いのではないでしょうか。多様なバックグラウンドや目標を持った社員の挑戦を、オープンハウスグループは全力で後押しします。