アスリート経験を糧に120%仕事に邁進。敏腕営業マンに聞く、成果を上げる店舗運営の秘訣

2019年に新卒入社した深谷さんは、学生時代に総合格闘技に取り組み、プロ昇格トーナメントでの優勝経験もある実力者。アスリートとして歩む選択肢もあったなか、深谷さんが選んだのはオープンハウスグループでの社会人人生でした。競技から一転、不動産の仲介営業としてまっすぐ突き進む深谷さんに、これまでの経歴や経験、成果に向けた仕事の姿勢などを伺いました。
(2025年3月に取材)
記事サマリー
- 総合格闘技のプロから一転、オープンハウスグループの仲介営業へ
- うまくいかない時期にも数をこなして経験を積み、6年目に次長へと昇格
- 常に上を目指し続けるマインドで、所属店舗を全国トップに押し上げる
この記事に登場する人
深谷 誠
営業本部 次長。学生時代に総合格闘技のプロ選手として活躍後、2019年に新卒入社し、営業本部に配属。以降、千葉県や東京都の拠点で仲介営業を続ける。2023年10月に課長・センター長に昇格し、翌年末に全国センター長トップの座を獲得。2025年1月より川崎営業センター センター長に就任し、常にトップを目指す姿勢で店舗運営とマネジメントに尽力する。
目次
夢は「川崎店完全制覇」。店舗メンバー全員で走り抜けたい
―深谷さんの現在のご所属と普段の業務内容を教えてください。
2025年1月から、川崎営業センターのセンター長を任されています。私を除いてメンバーは9人、3人ずつのチームで3課に分かれています。各課のマネージャーと協働しながら、店舗全体の売り上げを伸ばしていく働きかけを行うのが私の役割です。
平日は11時、土日は9時に朝礼を行い、源泉営業に出るメンバーを送り出します。その後、多い日は1日に3組ほどの接客を担当し、合間に電話をかけたりして、私も積極的にご案内件数を増やす努力をしています。日中の業務を終えたら、各チームとミーティングをしたり、売り上げ管理や翌日の準備を行ったりしています。
―川崎営業センターが掲げるミッション・目標はなんですか。
神奈川県にはオープンハウスグループの支店が14店舗あり、なかでも川崎営業センターは県内の旗艦店の役割を担っています。商業施設などが揃っていて住みやすい一方、東京都内に比べて物件価格が落ち着いているので、もともと川崎エリアにお住まいの方はもちろん、新規で川崎に自宅を購入したいというニーズも多いエリアです。最近は、20歳代のご夫婦が多い印象がありますね。
ミッションは、店舗売り上げで全国トップになることです。おおよその目安として3カ月に70棟販売すれば1位をとれる計算なので、逆算して数字を積み上げています。今期(2025年1〜3月)は今のところ暫定で全国トップの位置におり、このまま達成すべく頑張っています。
―全国トップを獲得するための戦略はあるのでしょうか。
戦略というほどではないかもしれませんが、メンバーそれぞれにチャンスを与えることを意識しています。これまでは源泉営業だけしかやってこなかったメンバーにも案内を任せてみたり、他の仕事にも関わってもらったり。やはり自分でお声がけしたお客さまを自ら担当してご案内するのは楽しいですし、成約へのモチベーションも上がります。若いうちからそういう経験をたくさんしてもらいながら「みんなで数字を作ろう」という雰囲気で店舗を運営しています。
―深谷さんご自身が志している目標があれば教えてください。
センター長として、店舗で全国トップをとることは店舗目標でもあり、個人目標でもあります。加えて、今期はセンター長、マネージャー、プレーヤー、源泉王すべてで川崎店がトップを狙える位置にいるので、全国初の「川崎店完全制覇」という大きな夢を叶えるべく、最後まで走り抜けたいです。

どこまでも成長していける期待感に惹かれ、オープンハウスへ
―深谷さんは、学生時代に総合格闘技に取り組んでいたと伺っています。
はい。高校では柔道をやっていて、その頃から強さへの憧れが強かったんです。それで大学時代に総合格闘技を始め、プロ昇格トーナメントで優勝しました。プロになってからは総合格闘技団体であるパンクラスの興業に出て、ファイトマネーももらっていました。
総合格闘技は、頭突きや目潰しなどの極端な攻撃以外ならなんでもありの競技です。レスリングやボクシング、柔道が合わさった格闘技だと考えてもらえればよいかもしれません。
―その後、セカンドキャリアとして新卒でオープンハウスに入社した理由を教えてください。
プロになったので、当然そちらの道で頑張ることも考えました。しかし、普段の練習からすでに周囲には敵わないくらい強い人たちがたくさんいて、それなのにその方々も世界でトップクラスには届いていないことを考えると、総合格闘技で上を目指すのは限界があると悟ったんです。「自分の先は見えた」と思いました。
反面、企業に入って働くことは初めての経験なので、どんな未来が待っているかわからない期待感がありました。先の見えない領域に挑戦していくのが好きなので、だったら就職するのもいいんじゃないかと。そんなときに兄が「面白そうな会社があるよ」とオープンハウスのことを教えてくれたんです。当時は知らない会社でしたが、説明会に行ってみると確かに他社とは違うように感じました。なにより「日本一を目指している」ということにグッときました。この環境なら、もう一度日本一を目指せる。最終的な決め手は仕事でも勝ちにこだわれるというワクワク感でしたね。
―入社からこれまで、どのように仕事に取り組んできましたか。配属先や業務の状況をお聞かせください。
最初は本当にうまくいかなかったんです。内定者時代に受けた宅建の試験でトップの点数をとったことを評価され、入社後は花形とも言える渋谷営業センターに配属されたのですが、期待に沿える成果がなかなか出ませんでした。最初の四半期は下から10番目くらいで……副主任昇格も、渋谷店の同期5人のなかで一番遅かったですね。
うまくいかなかった原因を振り返ると「お客さまの考えていることが理解できていなかった」ことに尽きます。お客さまに物件をご案内しても、成約に至るイメージがまったく湧かず、何を話していいかわからない状態で「営業って難しい」と思っていました。こうしたセンスは、初めから感覚でつかめている人もいるかもしれませんが、私の場合はとにかく数をこなし、経験を積むことで克服するしかなかったですね。
渋谷店には3年3カ月在籍し、マネージャーになってから、浦安、柏、本八幡と千葉県の店舗を経験しました。物件をお探しの方にはいくつかのパターンがあるので、たとえばどんな提案をしたら響くのか、一番おすすめの物件をどのタイミングでお見せするのかといったコツが、経験とともに徐々にわかってくるようになったんです。そうなると結果もついてきて、2022年の主任昇格からはさほど間をおかずに昇格するような感じで。2023年に課長昇格とともに本八幡営業センターのセンター長になり、1年後の四半期で全国センター長トップになることができました。
―全国センター長トップを獲得したときは、感慨深かったのではないでしょうか。
1つ前の四半期、僅差で2位に終わったことが悔しくて。その悔しさをバネに取り組んでいたので、本当に嬉しかったです。しかも、それまでトップ歴のない本八幡店での受賞なので、達成感もひとしおでした。
本八幡店でセンター長をする直前に、3カ月だけ渋谷店にいたんです。そのため、本八幡店に配属されたばかりの頃は雰囲気の違いに驚きました。よく言えば和気あいあい、危機感を持って言うならば馴れ合いのような。店舗としての上位はセンター長1人でできることではないので、「とにかくトップを目指し続ける」という姿勢を見せ続けました。その意気込みがメンバーにも波及し、全員でものすごく頑張ったんです。その頑張りが明確な結果として実を結んだといえますね。

総合格闘技で日本一を目指した経験が、今の自分を作っている
―かつての競技経験が、仕事や生き方の糧になっていると感じることはありますか。
それはすごくありますね。プロの世界にいた経験から「トップになるためにどれだけの努力をしなければならないか」を知っていることが私の強みです。「本気で日本一になりたいと思ったら、逆算して何をすべきか」という考え方が染み付いているので、それはそのまま営業の姿勢にも反映されています。また、1つのことを突き詰めて必死になることも得意なので、たとえば先にお話しした宅建の勉強であったり、店舗トップを目指すことであったり、あらゆる場面に応用できる人生の糧になっていると感じます。
―深谷さんが「仕事の軸」として重きを置いていることはなんですか。
人それぞれの考え方だと思いますが、私は、仕事で結果を出すためには、「人生を120パーセント仕事に振り切る」くらいの覚悟が必要だと考えています。常に必死で上を目指し続けるのは確かに苦しいですが、基本的に仕事は楽しいです。楽しいからこそ、仕事に全振りする人生も悪くないなと(笑)。自分が契約をとれたときももちろん嬉しいですが、なかなか案内をとれなかった部下が初めて決めてきてくれた瞬間など、メンバーの成長を実感する喜びも大きいです。
―深谷さんの今後のビジョンを教えてください。
とにかく上を目指し続けたいですね。できることなら役員など、昇れるところまで行って、そこからの風景を見てみたいと思います。同時に、オープンハウスグループが日本一になるために必要な仕事にどんどん貢献していきたいです。会社から任された仕事を全うして結果を出していくことが、会社全体で日本一になることの近道だと考えています。

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頑張りたい人が頑張れる環境で、まっすぐに上を目指す
―深谷さんにとって、オープンハウスグループの「よいところ」はどんなところですか。
よくも悪くも競争が激しい会社なので、頑張りを正当に評価されたい人にはとても向いていると思います。きちんと競争があり、競争に勝ったらしっかり報われる会社って、簡単なようでいてなかなか難しいことです。目指すものが明確で、自分がすべきことが目の前にある。頑張りたい人が頑張れる、素晴らしい環境だと感じています。
―深谷さんのようにアスリート経験のある方は、オープンハウスグループでどのように活躍できるでしょうか。
そうですね。上を目指して努力した経験は絶対に活きてくると思います。会社に入って競争し続けるのは結構大変なことなんですが、1度でも必死でトップを目指したことがある人は、オープンハウスグループでもやっていきやすいと感じます。アスリートとして満足いく結果を残せなかったとしても、会社に入ってもう一度日本一を目指せることはある意味で救いになりますし、社会人を楽しむための大きなモチベーションになっています。
―最後に、入社を希望する方に向けてメッセージをお願いします。
いろいろ話しましたが、結局のところ、オープンハウスグループでの仕事は本当に楽しいです。ここまで仕事に熱中できているのも、自分がやるべきことだけをまっすぐ考えていられる環境のおかげだと思いますし、それを実現してくれている会社や社員の方々にとても感謝しています。
私も入社前は「営業なんてできるのかな」と不安に思っていたこともありましたが、実践していれば必ずできるようになると思うんです。できるかどうかより、やってみたいかどうか、一生懸命頑張ろうと思えるかどうかなので、直感を信じて飛び込んでみてください。

かつて届かなかった日本一が、ここでなら叶えられる
広大な駅前ロータリーの一角にある川崎営業センター。オフィスの下では数人のメンバーが源泉営業に立っていましたが、全員がとにかく楽しそうで、ワクワクが伝わってくるような笑顔が印象的でした。「やってやろうぜ!」という意気込みで店舗全体を巻き込んでいく深谷さんは、セカンドキャリアを自ら輝かせる努力をしています。挫折を経験した人も、第二の人生を模索している人も大歓迎。オープンハウスグループでキラキラと輝く未来をつかみとってください。