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事業を知る

データを「数字」ではなく「人」として捉える。営業力を最大化するマーケティング本部の役割とは

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Web施策や広告運用などを通じて、営業活動の効率化と契約数の向上を目指す、オープンハウスグループのマーケティング本部。単なる数値の分析ではなく、データの先にいる「お客さま」を意識しながら、最適なアクションを導き出すことが求められる部署です。同部署で、入社2年目にして間接部門新人賞を受賞したのが八谷祥さん。主にデータ分析とCRM業務を担当しながら、営業との連携を強化し、成果につなげてきた八谷さんに、マーケティング本部の役割や仕事のやりがい、成長を後押しする環境についてお話を伺いました。
(2025年2月に取材)

記事サマリー

  • 間接部門新人賞を受賞し、活躍するマーケティング本部の八谷さん
  • データを「単なる数字」ではなく「1人のお客さま」として捉えることを重視
  • 「掛け算のチーム」として営業部門のポテンシャルを最大化

この記事に登場する人

  • 八谷 祥

    マーケティング本部所属。2023年に新卒入社。大学時代は数学を専攻し、入社後はマーケティング本部で、データ分析やCRM業務を担当。2023年末には、戸建仲介事業部の営業ツール刷新プロジェクトに携わり、データ活用の仕組み構築などを担当。その成果が評価され、2024年に間接部門新人賞を受賞。

データを「単なる数字」ではなく「1人のお客さま」として捉える

―マーケティング本部はオープンハウスグループの中でどのような役割を担っていますか?

マーケティング本部は約50名のスタッフが在籍し、広告戦略、Web開発、事業戦略、物件広告、HR戦略、そして最近新設されたデジタル戦略など、いくつかのグループで構成されています。戸建事業の売上を上げるために、広告運用のコストを抑えつつ、効率的な集客を行うことが役割です。

自社サイトや不動産サイトなどのポータルサイトから反響(問い合わせ)を取得し、営業担当者につないでいく業務が中心となります。顧客獲得単価(1人のお客さまを獲得するためにかかる広告費)を抑えつつ反響数を増やしたり、さらにその質を高めたりと、さまざまな施策を進めています。

―八谷さんの業務内容について教えていただけますか?

私は事業戦略グループに所属し、主にWebマーケティング領域を担当しています。主な業務は、データ分析とCRM(顧客関係管理)です。最近はデータ分析を軸に、営業支援やマーケティング施策の改善にも取り組んでいます。

私の担当しているデータ分析は、お客さまがどのような経路でサイトに訪問し申し込みが行われたか、またそれに対して行った営業スタッフのアクションなどを、データを活用して分析するのがメインです。取得したデータをもとに、Web上でのアクションや営業活動に活かせる施策を立案・実施します。

一方、CRM業務は、公式LINEを活用して、お客さまに物件やコンテンツを提案する業務です。お客さまにより関心を持ってもらえるようなLINEのメッセージ内容を考えたり、トーク画面に表示されるリッチメニューを使いやすいよう改善したりして、どのように数字に影響するかを検証しています。

また、「一気通貫プロジェクト」というマーケティング本部主導の取り組みにも携わっています。これまで広告グループ、Web開発グループ、事業戦略グループが個別に進めていた施策を統合し、広告から契約までの流れをシームレスにしようという取り組みです。これにより効率的で適切な顧客アプローチを目指しています。

―業務で特に意識していることは何でしょうか?

データを「ただの数字」ではなく「お客さま」として見ることですね。マーケティング本部の本部長からも、このことをよく教えられています。例えば、反響が1件入ったとき、それは単なる「1」という数字ではなく、お客さまがどんな気持ちで広告をクリックし、どういう経緯で会員登録し、どういう目的を持って申し込みをしてくれたのか、1つひとつの行動と思いに想像を膨らませて「1人のお客さま」として捉えることを忘れないようにしています。

―マーケティング本部の雰囲気を教えてください。

マーケティング本部は風通しが良く、どのグループも基本的に同じオフィスで働いているため、自分の上司や先輩はもちろん、他グループの担当者にも何か確認したいことがあればすぐにコミュニケーションが取れます。数字を扱う仕事だからこそ、ちょっと聞きたいことがあった時にすぐに聞けて解決できる環境があるとありがたいですし、それが業務のスピード感にもつながっていると思います。

「掛け算のチーム」として企業のポテンシャルを最大化する

―オープンハウスグループに入社したきっかけを教えていただけますか?

大学の友人の紹介がきっかけです。選考の過程で「入社したら自分で目標を設定し、その達成に向けて頑張る必要がある」という話があり、仕事の厳しさを感じましたが、そこも含めて魅力的に感じました。何より、面接や社員面談の中で社員の皆さんが自分の仕事について生き生きと話している姿に惹きつけられ、全力で仕事にコミットしていく環境が自分の成長につながると思い、入社を決めました。

―入社1年目に間接部門新人賞を受賞されたそうですね。どのような成果が評価されたのでしょうか?

戸建て仲介事業の営業ツールを刷新するプロジェクトに携わったのですが、そこでの成果が評価されたのだと思います。新ツールの導入により、従来のツールで使っていたデータが使用できなくなることから、必要なデータの移行と引き継ぎ作業を私が担当したんです。

新ツールではデータの構造自体が変更されるため、従来のツールで使っていた既存データを移行する際に仕様を1から見直さなければなりませんでした。それに伴い情報システム部とも連携し、意見を交わしながら最適なデータの切り替え方法を検討・調整したことなどが非常に貴重な経験となりました。

以前は、人と話すことに少し苦手意識のあった自分にとって、情報システム部との連携はチャレンジでしたが、このプロジェクトが無事に完了した時は、大きな達成感を感じました。周囲の方から「ありがとう」と言っていただけたことがとても嬉しかったです。

―新人賞受賞までに苦労した場面はありましたか?

正直なところ、プロジェクトが完了するまでの過程は大変だったと感じています。というのも、私は大学時代に数学を専攻していて「数字」には多少強いのですが、マーケティングについては入社後に業務を通じてゼロから学んでいきました。今回のプロジェクトの特にデータの整理や構造を作成する部分では、初めて経験する業務も多く「自分のスキルや知識がまだまだ足りていない」と感じる場面に度々直面したんです。

しかし、入社後の半年間でデータの出し方や分析方法を身につけてきたことが、データ切り替え作業にも大いに役立ったと感じています。プロジェクトと並行してスキルや知識を習得するのは大変でしたが、その結果として自分のできる業務の幅が広がっていったことを実感できました。

―受賞後、ご自身の心境に変化はありましたか?

間接部門の新人賞を受賞したことで、後輩から「新人賞を取った先輩」として見られる立場になり、良い意味でプレッシャーを感じています。

間接部門は、1年間にチームの結果にどれだけ貢献したかが評価されますが、営業と違って個人の成果が数値として見えにくい部分があります。だからこそ、後輩たちに対して「これだけやれば新人賞が取れる」という背中を見せる責任を感じています。また、チーム全体の成長につながる働き方も意識するようになりました。

―マーケティング本部でのやりがいはどんなところにありますか?

先ほど、間接部門は営業よりも個人の成果が見えにくいと述べましたが、マーケティング本部は、間接部門の中では比較的、成果が数字として見えやすい部分もあります。施策を実施する際、自分の立てた仮説通りにうまくいき、「問い合わせが何件増えた」「サイト訪問が何件増えた」「契約につながった件数が増えた」といった成果が目に見える形で表れることは、日々の喜びです。

また、マーケティング本部は「掛け算のチーム」だと思っています。例えば、マーケティング本部が実施する広告やCRM施策で、問い合わせ数が1.5倍になればそれだけタッチポイントも増えるため、契約数の大幅アップにもつながります。 “営業が強いオープンハウスグループ”を支える存在として、マーケティング本部がパワーアップすると、営業のポテンシャルをさらに引き出すことにも貢献できるわけです。我々マーケティング本部の仕事の質と量を高めることが、間接的な営業成績や営業パフォーマンスの向上にもつながると考えると、やりがいを感じますね。

―今後のキャリアビジョンについて教えてください。

私が目指しているのは「何でもできる人」になることです。将来的にどうなりたいかというビジョンはまだ具体化していませんが、広い視野を持ってさまざまなスキルを身につけていきたいです。特に「人に詳しいデータ分析家」として、データの背景にある人々の思いや行動を理解し、分析に活かすことで、より価値あるインサイトを提供できる存在になりたいと思います。

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成長意欲と素直さをあわせ持つ人材が活躍できる

―オープンハウスグループの「いいところ」はどこだと思いますか?

オープンハウスグループは、「やりたいこと」を応援してくれる環境ですが、すぐに任せるわけではなく、しっかりと成長のステップを考えた上で、適切な経験を積ませてくれる環境だと思います。マーケティング本部でいうと、例えば「広告をやりたい」と言ったときに、すぐに広告チームに異動するのではなく、「広告を運用するにはこういう知識が必要だから、まずはここを学ぶべき」といった形で、上司が論理的にキャリアを導いてくれます。

単に「スキル不足でできないからやめておけ」ではなく、「こういうステップを踏めば実現できる」と、個人の成長に対して本気で向き合ってくれるんです。そうした「見守りながら育ててくれる文化」が、オープンハウスグループの魅力の1つだと思います。

―マーケティング本部にマッチする人材とはどのような人だと思いますか?

マーケティング本部ではいろいろと頭を使う業務が多いので、素直に意見を聞ける人、成長意欲のある人が向いていると思います。

ただ、「素直さ」というのは何でもかんでも受け入れるということではないと思っていて。素直に話を聞いたうえで、自分の考えもしっかり持って、それらを照らし合わせて「会社の数字を上げるにはどうしたらいいか」を考えられることが大事だと思います。素直さと成長意欲、この2つをバランスよく備えた人が、マーケティング本部では活躍できるのではないでしょうか。

―最後に、入社を希望する人へのメッセージをお願いします。

オープンハウスグループは急成長中の企業であり、教育環境や仕組みも整っていますが、「入社さえすれば誰でも成長できる」というわけではないことを痛感しています。実際に成長できるかどうかは、自分次第。大切なのは、この環境をどう活かすかです。だからこそ、「成長できる環境」と「自ら成長しようという気持ち」の掛け算が大切だと考えています。

面接や面談の際には、自分が本当にやりたいことを正直にぶつけてみてください。どんな想いも受け止めてくれる風土があり、あなたの可能性をしっかり見てくれると思います。

“データの向こうにいる人”を見つめるマーケターが、営業の成果にも貢献する

入社2年目にして新人賞を受賞し、データ分析とCRM業務を通じて、営業パフォーマンスの最大化に貢献する八谷さん。「データを単なる数字としてではなく、お客さまとして捉える視点」を大切にして成長を重ねる八谷さんの姿勢は、マーケティング本部の強みである“掛け算の力”をさらに高めていくことでしょう。

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