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文化を知る

会社の大静脈として“日本一”への道のりを支える。いくつもの壁を乗り越えてきた総務部長のキャリアとは

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オープンハウスグループの管理本部総務部は、社用車の管理や全社イベントの企画運営など多岐にわたる業務を通じて、社員が圧倒的なパフォーマンスを発揮できる環境を作り、間接的に利益向上に貢献する重要な役割を担っています。そんな総務部で活躍する山本さんに、部署のミッションや自身のキャリア、オープンハウスグループの総務部門に求められる人材像などについて伺いました。
(2025年1月に取材)

記事サマリー

  • 会社の利益や組織の士気を高めるために貢献する総務部
  • どうしたら評価されるかを考え、先輩や上司よりも速く正確に仕事をこなす
  • 総務部に求められる人材は「評論もできる行動者」

この記事に登場する人

  • 山本哲平

    管理本部総務部 次長・総務部長代行。東京理科大学を卒業後、2014年4月にオープンハウスグループへ入社。管理本部情報システム部に配属後、全社的なiPhoneとGoogle Apps(現:Google Workspace)導入プロジェクトを成功させ、2015年4月に「間接部門賞MVP」を受賞。2016年7月に管理本部総務部へ異動後、2023年には本社移転やグループ全社の表彰式企画運営において再び同賞に輝く。現在は総務部門の責任者として、16名のメンバーのマネジメントや育成、採用を統括。

 “会社の大静脈”としてオープンハウスグループの成長を支える

―オープンハウスグループにおける、総務部の役割について教えてください。

総務部は、直接的に売上を生む部門ではありませんが、会社の成長を支える重要な基盤を築く部門です。

例えば、社用車リースや事務所賃料といったコストを管理し、業務の効率化や経費削減によって間接的に利益に貢献したり、イベントの企画運営を通じて、荒井社長の思いを社員一人ひとりに浸透させることで、組織全体が一つの方向性を共有し、目標に向かって進む体制を作ったりしています。

―総務部での山本さんの業務内容について教えてください。

業務内容は非常に多岐に渡りますが、大きく「ファシリティ管理」「社用車の管理」「宅建業関連の業務」「イベントの企画運営」「本社の受付」の5つに分けられます。

まずファシリティ管理では、事務所の開設や移転、レイアウト変更対応、事務所に付随する備品や設備、モニターなどを整備し、社員が快適に働ける環境を提供しています。社用車の管理においては、オープンハウスグループで保有する約1,200台もの社用車の管理と、それに伴う駐車場の確保や事故対応、保険手続きまでを一括で対応しています。宅建業関連の業務も非常に重要で、免許申請や変更届の手続き、必要な講習の手配等、不動産企業としての法令遵守のための手続きが含まれます。

イベントの企画運営においては、表彰式や感謝の集いなどの企画運営を行います。表彰式一つとっても、社員の努力を称えると同時に、会社全体の結束を促進する場でもあるため、荒井社長のメッセージをどのように全社員に伝えるかを考え抜き、形にすることに尽力しています。

―山本さんご自身が業務を行う上で大切にしている姿勢について教えてください。

会社や社員からのさまざまな要望に応え続けることが求められる総務部ですが、難しい要望であっても「何とかする」という姿勢を大切にしています。

総務部が置かれる管理本部は、経営陣と社員をつなぎ、会社の循環を良くする “大静脈”のような役割を担っている部署であるため、荒井社長が掲げる「不動産業界日本一」という目標にどれだけ貢献できるかを常に考え、任された業務には全力で取り組むようにしています。業務で迷った時には「荒井社長ならどう判断するか」を判断基準にしており、この一貫した軸を持つことで、部下にもブレない指示を出せるようにしています。

“攻めの姿勢”でいくつもの壁を乗り越えてきた山本次長のキャリア

―2014年にオープンハウスグループに新卒で入社され、当時としては珍しく、情報システム部に配属されたそうですね。

2014年当時の情報システム部は、メンバーのほとんどが中途入社で、IT系のスキルや経験を積んだ方が配属されるような部署でした。そこに新卒入社の私が加わったのは、面接で、大学で学んできたプログラミングやIT分野への興味を荒井社長に伝えたことが影響しているように思います。

―情報システム部ではどのような業務を担当されましたか。

最初に取り組んだのは、ヘルプデスク業務でした。社員のPCトラブル対応やネットワークの復旧、新入社員用PCのセットアップが主な内容です。その後、ガラケーからiPhoneへの切り替えや、Google Workspaceの導入プロジェクトに携わりました。

特に、iPhone切り替えプロジェクトでは、誰が考えても上がるであろう利便性・ガラケーよりも安いコスト・4か月という短い期間での導入が評価され、2年目の4月にプロジェクトメンバーとして間接部門賞MVPを受賞することができました。その後、アサカワホーム(現:オープンハウス・アーキテクト)への、iPhone & Google Workspaceの導入プロジェクト責任者を任されるなど、貴重な経験を積ませていただいたと思います。

とはいえ、当時は周囲が中途採用者ばかりで、ITのプロフェッショナルばかりであることに圧倒されることも多かったんです。新卒の私は仕事を覚えるだけで精一杯ながら、がむしゃらに取り組むことで少しずつ仕事を掴んでいきましたが、それと同時に、周囲のレベルの高さにも真の意味で気づき、自分の実力はまだまだ足りていないなと悩んだ時期もありましたね。

私が所属していた当時の情報システム部は、新卒でいきなり配属されることは珍しかったのですが、現在は新卒採用も積極的に行われています。

―入社後約2年を経て、2016年7月に総務部へ異動されたとお聞きしました。

実は異動を聞いた当初は、若干ネガティブな印象を抱いていたんです。当時の私にとって、事務的な業務が中心となる総務部は「お役所仕事をするところ」という先入観があり、「せっかく情報システム部でIT分野のプロフェッショナルになろうと頑張っていたのに……」という気持ちもありました。もちろん、今ならそんなことは全く思わないのですが。

しかし、異動して2週間ほど経った時に「そんなことを考えているよりも、自分の役割を全うすることが重要だ」と悟り、気持ちを切り替え、裏方であっても自分なりに “攻めの姿勢”を貫くことにしました。「どうやったら周囲に評価されるか」を考え「先輩や上司よりも速く正確に仕事をこなす」という基準を自分に課して、可能な範囲で先輩が行っている業務を自ら巻き取り、できることを増やす。また若手として、“フレッシュさ”や“オープンハウスグループらしさ”を体現して仕事をすることで部署に新しい風を吹かせ、次第に自分の居場所をつくることも意識していました。

―総務部で印象に残っているお仕事を教えてください。

総務部としての仕事かどうかは正直微妙ですが(笑)、2017年にアメリカ・テキサス州にあるダラスオフィスへ1カ月半出張したことは印象に残っています。急に出張が決まり、アメリカへ渡ることになったので本当にドタバタでしたね。

現地に到着していざ課題を探してみると、業務の進捗が可視化されておらず混乱が生じていたので、私は現場でそれを整理し、可視化するシステムを作り上げました。1カ月半という短期間で、これを実現できたことは大きな自信になりましたし、情報システム部時代に培ったプロジェクト管理能力とバイタリティが活かされたと思います。加えて、自分で課題を見つけ、それを解決するロジカルなスキルも、かなり磨かれたのではと思います。

―これまでどんな局面もタフに乗り越え、着実にキャリアを積まれてきた山本さんの原動力は何でしょう。

私の仕事のモチベーションは、ビジネスマンとしての成長と、金銭面も含めた自己実現です。入社当時から「20代で1,000万円を稼ぐ」「30歳で独立できるほどの実力をつける」といった具体的な目標を持って、そのために自分がやるべきことは何かを逆算して行動してきました。

また、これまで貫いてきた私の仕事のモットーは、「自分ができないことは人に求めない」というものです。自分が誰よりも率先して行動することで、チームの信頼を得るとともに、周囲から頼られる存在でありたいと思っています。

―総務部における山本さんの今後の目標を教えてください。

究極の目標は、総務という部署自体がいらない仕組みを作ることです。すべての業務を効率化・自動化し、最低限のリソースで最大の成果を生み出すことができる仕組みを作り上げることを目指して、これからも挑戦を続けていきます。

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「評論もできる行動者」であることが総務部で活躍するカギ

―オープンハウスグループで11年働かれた山本さんから見て、この会社の魅力はどこにあると感じますか。

圧倒的に、荒井社長の存在ですね。そして、荒井社長が作られてきた企業文化として、頑張る人が笑われることなく、成果を出した人が正当に評価される環境があること。これがオープンハウスグループの最大の魅力です。

私が入社した当時の会社の売上高は約969億円(2013年9月期決算)でしたが、今や1兆2,958億円(2024年9月期決算)にまで成長しています。この圧倒的な数字の伸びが、オープンハウスグループの企業文化の素晴らしさを証明していると思います。

―オープンハウスグループの総務部にマッチするのはどのような人材でしょうか。

まず大前提として「不動産業界日本一」という会社の掲げる目標に共感できること。その上で、総務部に求められるのは、ロジカルに考えながら、スピード感をもって行動できる人材です。

社内には「行動せよ、評論家より行動者たれ。」という標語がありますが、私自身は「評論もできる行動者」であるべきだと考えています。単に指示されたことをこなすのではなく、課題を発見し、解決策を考え抜いた上で実行する。総務部門は、会社全体の業務を最適化する役割を担っているからこそ、状況を俯瞰し、最善の方法を見出す力が求められます。

―最後に、オープンハウスグループに入社を希望する方へのメッセージをお願いします。

オープンハウスグループは、間接部門であっても正当に評価される会社です。総務部や情報システム部のような間接部門であっても、成果を出せば昇進のチャンスは平等にあります。ただし、「営業はやりたくないから総務を選ぶ」という消極的な理由では、この会社で活躍することは難しいと思います。オープンハウスグループは、総務であっても営業マインドを持ち、会社全体の成長を考えて高い視座で動ける人材を求めています。

与えられたチャンスを全力で掴み、成長し続けたい人には最適な環境です。自らの可能性を押し広げたい人、限界を突破したい人にとって活躍できるフィールドが、この会社にはあると思います。

間接部門であっても努力と成果次第で正当な評価を得られる

総務部を牽引する山本さんのキャリアから、間接部門の社員であっても、努力と成果次第でキャリアを切り拓けることが伝わってきました。挑戦する人を正当に評価し、組織の成長につなげる仕組みを持っているからこそ、オープンハウスグループは「不動産業界日本一」への道を突き進むことができるのです。

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