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事業を知る

重要なのは「家を買うときに頭に浮かぶかどうか」。チームで取り組む広告宣伝の極意

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オープンハウスグループの名前を聞いたとき、「ああ、あのCMの」と思う人も多いかもしれません。
そうしたテレビCM や連動する店頭販促ツールなどの企画・制作を担っているのが広告宣伝部です。その次長として社内外のチームをまとめ、広告宣伝活動を指揮する飯田大輔さんに、オープンハウスグループにおける広告宣伝の位置づけや目標、クリエイティブチーム特有のマネジメントなどについて聞きました。
(2024年9月に取材)

記事サマリー

  • オープンハウスグループの価値を世の中の人に正しく伝えるのがコミュニケーショ ンデザイン本部(以下、CD本部)の役割
  • 広告宣伝の目的は「家を買うときの選択肢に、オープンハウスを選んでもらえること」
  • 企画の目的を明確にし、社内外のステークホルダーをワンチームにして取り組む

この記事に登場する人

  • 飯田大輔

    CD本部 広告宣伝部 次長。2023年にオープンハウスグループに中途入社し、現職。広告宣伝活動のプロフェッショナルとして、テレビCMやプロモーション展開の指揮を執る。

ベネフィットを明確に、キャッチーなCM制作を手がける

―飯田さんが所属されているCD本部は、オープンハウスグループにおいてどのような役割を担っているのでしょうか。

ここで言うコミュニケーションとは、「オープンハウスグループが世の中に自身の情報発信をする」ことを意味しています。それをデザインする、つまり、オープンハウスグループの持っている価値や魅力を、世の中に効果的に伝えることを目的として、2023年にCD本部が立ち上がりました。

CD本部は「ブランドコミュニケーション部」と「広告宣伝部」に分かれていて、私は広告宣伝部の次長を務めています。ブランドコミュニケーション部が担うのは、広報やPR活動です。一方で、広告宣伝部は、広告宣伝が担当業務で、テレビCMなど広告宣伝物を制作して放映するなどの業務を担当しています。

―担当されている広告宣伝業務にはどのようなものがあるのですか。

テレビCMのほか、CMと連動した店頭販促ツールの企画・制作、また、ヤクルトスワローズやソフトバンクホークスなどのスポーツ協賛とそれに関連するプロモーションなどを取り扱っています。

―オープンハウスにおける広告宣伝の狙いや目指すべきあり方を教えてください。

オープンハウスグループは不動産を扱う企業ですから、お客さまが最終的に購入に至るまでの検討期間は長くなります。新商品のお菓子や飲み物なら、テレビCMを見て気になったら即日購入することもありえますが、家やマンションはそうならないのが一般的です。長い人生のなかで不動産を購入する機会は、多くても2〜3回だといわれているので、その機会が来たとき、思い浮かべる選択肢のなかにオープンハウスグループが入ることが広告宣伝活動の目標だと思っています。

オープンハウスという名前自体の認知度は、首都圏を中心に相当高くなっています。ただ、自分が実際に家を買うときに頭に浮かぶかどうかが重要だと考えており、さらに想起いただく際にできるだけポジティブなイメージであることを目指しています。オープンハウスグループでは街頭でお客さまにお声がけをする源泉営業にも強みがありますが、声をかけられたときに、ポジティブなイメージを持って「あのオープンハウスか」と思っていただくことができれば、営業への信頼度も増します。そういう意味では、広告宣伝は営業活動への後方支援ともいえますね。

―それを実現するために、どのような工夫や仕掛けを意識していますか。

消費者の方は日々、多くの広告に触れています。そのなかで目に止めてもらい、記憶してもらうためには、CM自体のおもしろさやインパクトが重要です。また、たとえば現在謳っている「便利地、好立地」というキャッチコピーのように、オープンハウスグループの特徴である「駅との距離」や「驚きの価格」を打ち出し、買ったときのベネフィットがわかりやすく伝わる広告物を心がけています。

さらに、CMのような広告表現を「作る」過程も大事ですが、実はどう「発信」するかも重要です。例えば、テレビ広告ではどの時間帯の枠を購入してCMを流すかによって、CMを見てもらえる方の人数・年齢・性別が変わるため、そこを見極めてきちんと届けることも広告宣伝部の役割です。

目的を共有し、個人の適性に合ったマネジメントを意識

―飯田さんは2023年10月に中途入社されたと伺っています。なぜオープンハウスへの転職を決めたのでしょうか。

オープンハウスグループに来る前は、アメリカに本社を置く大手IT企業の日本法人で、メディアプラットフォームにおけるマーケティング事業の営業企画に携わっていました。その前は大手広告代理店を2社経験しているので、ずっと広告畑を歩んできたことになります。

最初に新卒で広告代理店に入社したときは、特にこの業界にこだわっていたわけではないんです。就職氷河期だったこともあり、あらゆる職種に挑戦していました。幸いにもいくつか内定をいただいて考えたのは「特定の業界だけで働く決断はまだできない」ということでした。もともと多方面に興味を持つ性格なので、多様な業界の人と一緒に働ける仕事を検討したとき、広告代理店が候補に残ったんです。そして、実際に広告業界で働き始め、それぞれの顧客に深く関わりながら仕事をするなかで、携わった商品の購入やサービスの利用が促進される一連のマーケティングプロセスにやりがいを感じ、気づけばずっと広告宣伝の仕事を続けてきました。

オープンハウスグループへの入社を決めたのは、これまで広告代理店、メディアプラットフォームと来て、次は事業会社で広告宣伝をしてみたいと思ったためです。継続した成長を実現している企業であることです。オープンハウスグループは事業成長に合わせて続々と新しい広告宣伝活動に挑戦しており、そのような環境で自分も、新しい広告宣伝活動に携わりたいと思いました。

ですので、今回、転職活動をする過程でオープンハウスの募集を見たとき、ぜひ話を聞いてみたいと思いました。そして荒井社長にお会いして「本当に日本一を目指している」ことを聞いたとき、これは間違いないなと感じました。さらに、ぐんぐん成長して勢いがあるなかに緻密さが共存していること、個人の裁量が大きそうだと思ったことも入社の後押しになりました。

―事業会社で広告宣伝活動を担う立場になったことで、飯田さん自身の考え方、働き方に変化はありましたか。

これまでは広告を発注される側でしたが、オープンハウスグループに来てからは発注する側になり、責任とともにやる気が増しています。発注される側は、見込んだ成果が出なければ次の仕事は来ないかもしれないけれど、それだけですよね。でも発注する側になると、広告主として施策を決めてコストをかけて、失敗したら自部署のみならず、本業にも悪影響が出てしまう。そのぶん結果がうまく出れば、世の中の評価としてわかりやすい反応が出るので、大きなやりがいでもあり、大変さでもあると思います。

―広告宣伝活動において、社内外のステークホルダーと協働する機会も多いと思います。まずは社内において、クリエイティブに関わるチームのマネジメントにはどのような特徴がありますか。また、そうしたマネジメントにおいて飯田さんが心がけていることがあれば教えてください。

広告宣伝部は一から企画を考えることが多いチームなので、「何のための企画か」、「何のための制作か」という目的を逐一確認し、目的意識がぶれないように気をつけています。クリエイティブな作業は、ともすれば「自分がやりたいもの、表現したいもの」を企画してしまうことがありますが、広告宣伝部の目的は、オープンハウスグループの価値を消費者に正しく伝えることです。オープンハウスグループが伝えたいメッセージが正しく伝わる企画になっているか。その基本的なところをメンバーに何度も伝えています。

また、個人の評価方法にも意識を向けています。たとえば営業職なら何件受注できたという評価基準が見えやすいですが、広告宣伝にはそういう明確な評価のものさしはありません。だからこそ、それぞれの業務のなかで各自が目標を立て、それを達成したか、達成するための努力をしたかという基準で評価するようにしています。

これは広告宣伝部に限ったことではないかもしれませんが、業務の性格上、メンバーにも向き不向きがあります。たとえばSNS運用のような特定のスキルを磨きたい人もいれば、マネジメント職を目指してジェネラルなスキルを身に着けたい人もいます。個人の能力や希望を聞きながら、それを伸ばすような人材育成が必要だと考えています。

―では、社外関係者との協働についてはいかがでしょうか。

そうですね。CMを1本制作するとき、たとえば広告宣伝部だけでタレントをブッキングして、カメラマンを押さえて日程調整して、シナリオライターを探して……という1つ1つの業務をやっていたら、それだけで膨大な時間と労力がかかってしまいます。そうなるとやはり外部の人との協働が必須ですから、チームマネジメントと同じように、外部のステークホルダーとも目的を共有すること、きちんとコミュニケーションを図っていくことを怠らないようにしています。

これまでの職歴のなかで、いろいろな業種のさまざまな立場の方と一緒に仕事をさせていただく機会が多かったので、そういう人たちを巻き込みながら1つの方向性に導き、ワンチームとしてまとめていくのはとても楽しいですし、やりがいがあります。マネジメントにもいえることですが、人によってはAと言われて刺さる人と、Aプラスアルファで理解できる人、Bと言われて初めてグッと来る人……という違いがありますよね。そういうところを横着せず、丁寧に伝えることが最終的な制作物のクオリティに反映されますし、成果にもつながります。これも1つの「コミュニケーションデザイン」に通じるのかもしれませんね。

目指すは「日本一の広告宣伝パーソン」!

―他社での勤務経験を経てきた飯田さんが考える、オープンハウスの「よいところ」を教えてください。

オープンハウスグループに入ってみて感じたのは、毎日一歩ずつでもいいから新しいことに挑戦し、成長したいという気概を持った人が多いということです。本気で仕事を楽しみたい、自分に挑戦したい、そしてそういう環境に身を置き、行動したいという人が揃った会社だということが、オープンハウスグループの強みですね。

また、やる気があれば職歴を問わない柔軟さにも惹かれています。広告宣伝部の求人をするとき、多くの企業は「事業会社の広告宣伝活動経験者」を条件にしますが、オープンハウスグループはそれまで事業会社の広告宣伝活動の受注側だった私を採用してくれました。型にはまった採用ではなく、やる気や人柄、その人が何を成し遂げたいと思っているかなどを判断して人を活かそうとしてくれることは大きな魅力だと思います。

―では、CD本部や広告宣伝部にはどのような人材がマッチすると思いますか。

オープンハウスグループで働くためのベースである素直さや、明るく元気に働ける人であることを前提に、さまざまな人と関わり、理解し合いながら1つの目的に向かってまとめていくことができる人、人と一緒に目標を成し遂げるのが好きで、できれば得意な人がよいですね。そして、単なる思いつきや独りよがりではなく、目標達成に必要なことをロジカルに考えられることも重要かなと思います。

―最後に、入社を希望する方に向けてメッセージをお願いします。

不動産業界で日本一を目指すオープンハウスグループだからこそ、広告宣伝活動もそれに見合ったものでなければならないと常々思っています。今の私が目指しているのは、オープンハウスグループの成長に負けない日本一の広告宣伝パーソンになること。そしてチームメンバー1人ひとりがそうなっていくことです。

本気で日本一になろうとしているこの会社で、その目標に向かって本気で挑戦したい人、そういう環境に身を置いて自分に挑戦していきたい人がいれば、ぜひ一緒に上を目指していきましょう。

日本一を志す不動産会社で、日本一の広告宣伝活動を

広告宣伝活動のプロフェッショナルとしてさまざまなフィールドで活躍してきた飯田さんが、次の舞台として選んだのがオープンハウスグループでした。社内外のチームとともに広告宣伝活動を担う飯田さんが目指すのは、日本一の不動産会社にふさわしい広告宣伝パーソンです。このようにオープンハウスグループには、全力でトップを目指す仲間がたくさんいます。あなたも一緒に、本気で日本一を目指してみませんか。