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文化を知る

事務も平等に評価される環境がある。事務総合職初の新人賞受賞を支えた挑戦の姿勢とは

  • #事務職
  • #働き方
  • #社員インタビュー

2023年度に新しく設立された事務総合職の新人賞。この賞を初めて受賞したのが、ソリューション事業部で事務総合職として活躍する森さんです。もともとは、福祉の道を歩もうと思っていたという森さん。そんな彼女がオープンハウスに入社した理由や、新人賞を獲得するまでのストーリー、仕事において大切にしている習慣について聞きました。
(2024年7月に取材)

記事サマリー

  • 福祉ひと筋から一転、「なりたい姿」を目指してオープンハウスに入社
  • 常に変化し続ける姿勢で事務総合職初の新人賞を受賞
  • 将来的には会社にとってさらにインパクトのある存在を目指したい

この記事に登場する人

  • 事務総合職

    森奈都芽

    2023年に新卒入社。企画運営課で活躍し、事務総合職で初めて新人賞を受賞。インプットしたことをメモするためのノートが愛用の仕事道具。

事務総合職は営業職と共に戦うプレーヤー

―森さんは学生時代、最初は福祉系の業界を志望していたと聞きました。

大学で福祉を専攻していたこともあり、3年生の1月には第1志望だった福祉系の会社から内定をいただき、就職活動をいったん終えていたんです。ところが、4年生の6月頃になって「自分の興味がある分野は福祉だけど、その世界では自分が本当に“なりたい姿”には近づけないのでは?」とモヤモヤし始めてしまって……。頑張って結果を出せば、正当に評価してもらえる。そんな環境で働くことが理想だったこともあって、福祉の世界で働く自分の姿がだんだんとイメージできなくなっていったんです。

考えた挙句、就職活動にもう1度チャレンジすることに。すでに募集を終了している会社が多い中、まだ説明会を開催していたのがオープンハウスでした。私は自分の存在が誰かの支えになって役に立つことにやりがいを感じるタイプなので、営業職よりも事務総合職に興味をそそられて。思いきって説明会に参加してみたところ、一気に心惹かれました。

―どんなところに心惹かれたのでしょうか?

事務総合職と聞いてイメージしていたのは、サッカー部のマネージャーのように、プレーヤーを陰で支える役割でした。ところが、説明会で「オープンハウスの事務総合職はマネージャーではなく、営業職と同じフィールドで共に戦うディフェンスとオフェンスの関係です」と聞いたとき、そのイメージが覆されました。「ここでは、事務総合職がディフェンスとして守備をしっかりと固めることで、営業職が思い切り攻められる。単にサポートするだけでなく、積極的に携わって成果を上げるようなプレーヤーとしての活躍が事務総合職にも期待されているんだ!」と、ワクワクしたんです。

選考に進むにあたり、ネットでオープンハウスについて調べると、ネガティブな評判も出てきて不安を感じた部分もあります。だけど、いざ選考に進んでみると、良い意味で世間のイメージとギャップを感じるところがたくさんありました。特に面接でお会いする先輩方の仕事への熱意と、オープンハウスの徹底した成果主義カルチャーや評価制度を知って、この会社ならなりたい自分に近づけると思い、入社を決意しました。

主体性が求められ、挑戦する機会も多い事務総合職

―ソリューション事業部における森さんの業務内容について教えてください。

私が現在所属しているのは、ソリューション事業部の事業推進部 企画運営課です。そこでの私の役割は主に2つあり、1つは部署のトップを務める奥井部長代理(以下、奥井部代)の秘書的な立場で、スケジュール管理や来客対応といったサポート業務を行うこと。もう1つは、宅建の取りまとめや模試の開催、会議室の設営、人事・総務系の仕事など、事業部の事務的な業務全般を担うことです。

―他社にはない、オープンハウスの事務総合職ならではの特徴はありますか?

事務総合職でも主体性を求められるところが、オープンハウスの大きな特徴だと思います。事業部を良くするために何が必要か、今ある業務の中でもっと改善できるところがないか。事務職という立場であっても、自分の頭で思考して仕事に取り組むカルチャーが根付いています。

標準化できる業務はマニュアル化を進めることなどにも尽力していて、そうやってリソースに余裕が生まれてきたら、上司からまた新しい分野の仕事を任されるなど、事務総合職にもガンガン挑戦の機会を与えてくれるところもオープンハウスの特徴だなと感じます。私自身、1年前に行っていた仕事で今もやっているような仕事はほとんどなく、裁量や業務範囲がどんどん広がって成長できているのを感じています。

―仕事を進めるうえで、森さんが何か意識していることがあれば教えてください。

奥井部代からの受け売りですが、「自分にとってのお客さまは誰か?」を常に考えるようにしています。営業にとってのお客さまは物件を購入してくださる方や仲介事業者の方などを指しますが、一緒に働く仲間たちをサポートするという役割から見ると、私たち事務総合職にとってのお客さまとは営業の方や同じ部署のメンバーです。そう考えるようになってから「誰のために仕事をするか」がクリアになり、よりやりがいを感じられるようになりました。

ノートが導いた、事務総合職として初の新人賞受賞

―森さんは1年目の業績が評価され、事務総合職として初めて新人賞を獲得されたと伺いました。ご自身としては、どのような点が評価されて新人賞に選ばれたと思いますか?

特に何か大きなことを成し遂げたわけではないんです。とにかく入社してから全力で日々の仕事に取り組む毎日でしたが、その中で意識していたことが2つあります。1つは、周りから応援してもらえる存在になること。「この人と一緒に仕事をしたい」と思ってもらえるよう、他のメンバーへのちょっとした声かけや、きめ細かい気遣いを心がけていました。

その気遣いというのも、何回もページをめくらなくていいように見やすい会議資料を作成するとか、足を引っ掛けてしまいそうなコードが通路に放置されていたら端に避けておくとか、本当に小さなことです。そんな誰も見ていないような些細なことでも、誰かが気付いて褒めてくれる。そして、評価してくれる人がいるのがオープンハウスのすごいところです。

2つ目は、変化し続けること。入社時に「自分が想像する枠を自分で超えていく人材になりたい」という理想を描いたので、それを実現するためにインプット・アウトプットを繰り返してきました。

私は昔からメモをとるのが好きで、仕事の中で自分が成長するための材料になるような言葉や考え方に出会ったら、それを欠かさずノートに書くようにしています。ただ事実を書いておくだけではなくて、そのときの自分の感情や、そこから得た知識・考え方によって何が解決できたかといったことも、併せてメモするようにしています。

―森さんにとって、ノートは仕事に欠かせないものなんですね。

ある時、事業部朝礼で、私が発信する機会をいただいたことがあるんです。その朝礼で、このノート術について発信したところ、上の役職の人から「すごく勉強になったよ」とお褒めの言葉をいただいたことがあって。自分のアウトプットが誰かのインプットにつながったことを実感できたのは初めてで、とても嬉しかったですね。

森さんが実際に使っているノート。メモからは細かい気遣いのできる森さんの人柄が伝わる。

―逆に、入社してから大変だったり、苦労したりしたことはありますか?

新人賞をいただいたのが2年目となる今年の4月後半。そこから6月までの約1カ月半が、入社してから最も悩んだ期間でした。新人賞をいただいたことで、何事も完璧にこなさなければいけないとプレッシャーを感じるようになってしまって。「新人賞を獲って満足しているんじゃないか」「こんな大したことないやつが新人賞なのか」なんて思われたらどうしようと、日々の些細なミスにも敏感に反応するようになってしまったんです。

仕事だけは絶対に手を抜かないと決めていたのに、上の方から「もうちょっと集中した方がいいんじゃない?」と言われてしまったこともあって。頑張りたいのに、空回りしてしまっている悪循環が本当に悔しかったですね。

―その苦しい状況をどのように乗り越えたのでしょうか。

先ほどのメモの話と重なりますが、状況や感情を整理するために、自分の頭の中にあることを都度ノートに書き出してみたんです。そうやって悩みを可視化していくうちに、プレッシャーを感じるあまり自己客観視ができていなかったこと、そのせいで目の前の仕事に集中できていなかったことに気づきました。

また、奥井部代の言葉も悩みを乗り越えるきっかけになりました。面談のときに、今こういうモヤモヤした気持ちで働いていると打ち明けたら、カラリと笑いながら「森さんなら全然大丈夫っしょ!」って声をかけてくれて。「心配していないわけじゃないけど、絶対に自分で乗り越えられるはずだから、心配してないよ」と。それくらい信頼してもらえているんだ、と感じると同時に自信を取り戻すことができました。

自分の直感を信じて突き進んだからこそ今がある

―オープンハウスで達成したい目標や、将来的な展望をお聞かせください。

将来的には事務総合職からステップアップして、総合職になりたいと思っています。そこで何を成し遂げたいか、具体的なビジョンはまだ描けていませんが、他の存在感ある社員たちに負けないよう、会社に大きなインパクトを与えられる社員になることが目標です。

―森さんが考える、オープンハウスの「いいところ」とはズバリどんなところですか。

最大の魅力は「他の社員からのインプットの機会の多さ」だと思っています。荒井社長や事業部のトップの方、第一線でバリバリ活躍している営業の方など「すごいな」と思う人たちから、毎週の朝礼やクオーターごとの表彰式でさまざまなお話を伺えることがとても刺激になっていて。入社してからの1年間、さまざまな社員の人から受けたインプットが、社会人としての血肉になっているのを感じています。

それに荒井社長からは、営業などの直接的に数字を作るプレーヤーだけでなく、事務総合職にも大きな期待をかけてくれているのを感じます。裏側で支える立場の人であっても、会社に貢献する働きができればしっかり評価してもらえることは、オープンハウスの魅力だと感じていますね。

―そんなオープンハウスの事務総合職にマッチする人材はどのような人だと思いますか。

共感力の高い人ですね。契約獲得に最後まで貪欲な人やトップを目指すと周りにも公言して走り続けている人など、熱さを隠さない人たちがオープンハウスには多いです。そういった人たちを冷めた目線で見るのではなく、同じテンションで一緒になって喜んだり、「この人の力になりたい」と心から共感してサポートできる人は向いていると思います。

―最後に、入社を迷っている人に向けてメッセージをお願いします。

これは自分の体験談でもありますが、就職活動をするときは友だちや家族の言葉や、世間の評判などに惑わされず、自分の目で見たもの・感じたものを信じたほうがいいと思います。私自身もオープンハウスに入社を決めるとき、周囲の人から「その会社で本当に大丈夫?」とよく聞かれました。不安がなかったと言えば嘘になりますが、オープンハウスに対するネガティブな意見は、ネットで広まっている噂に過ぎないこともあります。

そして今、私は毎日の仕事にワクワクしているんです。自分を信じて入社を決めたからこそ、社会人として充実している今があると思います。皆さんも自分で選択して、自分の道を進んでみてください。

会社の裏側を支える事務総合職も平等に評価される環境がある

事務総合職として初の新人賞受賞の裏には、主体的にインプット・アウトプットを繰り返し、悩みも成長の糧とする姿があった森さん。会社への貢献や成果によって評価されるのは、営業職だけでなく、事務総合職も同じ。全ての社員に平等にチャンスが与えられるオープンハウスで、自身の「なりたい姿」を目指してみませんか。