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組織を知る

日本一の技術者集団を目指す建設事業部。女性マネージャーが語る、キャリアの多様性と成長スピードの速さ

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建設事業部で、一般ユーザーが購入する一戸建ての設計を手掛けている西出さん。入社12年目を迎える現在でも、1年目に経験した施工現場での現場監督経験が生きているといいます。西出さんが考える、オープンハウスの設計担当者のやりがいや、これからの展望などについてお聞きしました。

記事サマリー

  • 戸建て住宅を設計・建設し、お客さまへご提供する建設事業部
  • 入社1年目での現場監督経験が現在の業務にも生かされている
  • 成長スピードが速く、女性のライフステージの変化にも対応できる

この記事に登場する人

  • 西出友香理

    2012年4月入社。1年目に施工現場で現場監督の業務に携わり、2年目から建売住宅の設計チームへ。注文住宅の設計なども手掛けた後、現在は建売住宅のチームへ戻り、マネジャーとして部下を指導しながら、各土地を最大限生かした住宅づくりに尽力している。

まちづくりの一端を担える、設計という仕事のおもしろさ

―西出さんが所属している建設事業部の業務内容について教えてください。また、その中で西出さんはどのような役割を担っているのでしょうか?

建設事業部では、会社が仕入れた土地に戸建て住宅を設計・建設し、お客さまへご提供しています。エンドユーザーに直接商品を提供しているという点で、一番お客さまに近い部署だと思っています。

私が担当しているのは、戸建て住宅の設計業務です。設計チームは、土地と建物をセットで購入していただく「建売住宅」と、お客さまのご要望に応じて間取りを変えて設計する「注文住宅」の2つに分かれており、私は現在、建売住宅の設計を担っています。建設事業部には、営業職のように数字を追いかけるのではなく、どれだけお客さまに良い商品を届けられるかを重視する、職人気質の人が多い気がしますね。

―建売住宅の設計とは、実際どのように業務を進めていくのでしょうか?

まずは、専門の部署が土地を仕入れる段階で、何階建てのどのくらいの広さの建物が何棟建つのか、ざっくりと検討して仕入れをしています。その後、仕入れ時の検討内容をもとに、企画担当者が土地だけで売るか建物とセットで売るかを検討します。その際、企画担当者は、土地の大まかな区切り方や階数、立地やエリア特性を踏まえて駐車場が必要か、必要ならばどのぐらいの車庫サイズが要るかといった項目まである程度決めるんです。その上で、建物とセットで売ると決まると私たちの出番。企画担当者の要望を踏まえて数ミリ単位での区割り調整や、車庫の軌跡検討、要望の面積に乗るかどうかといった詳細を検討します。企画担当者の要望に沿わない場合は、都度相談をしながら調整を行っていきます。

そこから大まかな設計をスタートさせ、図面を起こしたり、デザインや外観を決めたり、エクステリアを検討したりと徐々に詳細を詰めていき、施工者へ引き継ぐための図面を作図するなどして、実際の工事へと着手していきます。

―建売住宅の設計のやりがいは、どのような点にありますか?

まちづくりに携われることですね。土地によっては1棟しか建てないケースもありますが、10棟、20棟、30棟とたくさんの住宅を建てることもあります。そこまで棟数が多いと、もはや街の区画全体に関わる仕事になります。全ての棟にデザインの統一感を持たせたり、曲線のある外構をデザインして全体的な見え方を工夫したりすることで、街全体の魅力を高めることができます。全てができあがった時には、とても感動しますよ。これは建売住宅の設計ならではの醍醐味です。

私は、注文住宅の設計にも6年ほど携わっていましたが、こちらはまた別の面白さがあります。お客さまのOKが出なければ次の工程に進むことができないので、もちろん難しい局面もありますが、いただいたご要望に対して建築基準法や予算、当社の規定などを鑑みた上でベストな方法を模索していく過程で、設計士としての引き出しがどんどん増えていく感覚がありました。

―仕事をする上で、気を付けていることや、こだわっていることは何ですか?

建売住宅でも注文住宅でも、「LDKが快適な空間になっているか」を常に意識することですね。家族が最も長い時間を過ごす場所ですから、明るさや開放感などを重視しています。加えて、「自分が住むならどうか」を考えることも大切です。住宅は大きな買い物ですし、何十年も暮らす場所なので、お客さまと同じ温度感で向き合うことを忘れないようにしています。

入社1年目で学んだ現場感覚が、今の仕事に生きている

―西出さんは、設計の業務に就く前に、施工現場で現場監督を1年経験しているそうですね。その経験は今の仕事にどう生きていますか?

現在は違うのですが、私が入社した当時、建設事業部の新人は全員必ず1年間は施工現場を経験するのが決まりでした。それが会社としての新人教育の方針だったんです。半年ほど先輩に同行し、いろいろな現場を見せてもらい、その後は1人1棟を任されて、着工からお客さまに引き渡すまで、全ての工程を担当しました。

私は日々、「職人さんにとって分かりやすい図面」を意識して作図するようにしているのですが、これは入社1年目の現場経験での賜物です。当時お世話になった職人さんが、図面を見て「この設計担当者は、現場のことを全然分かっていないな」と話すのを見て、自分はそう思われないようにしようと心に誓いました。現場への理解不足によって、職人さんに伝わりにくい図面を描いてしまったら、お客さまを悲しませることにもつながりかねませんから。

また日頃、お客さまから現場のことを聞かれた際に、ある程度のことはその場で回答できているのも現場経験のおかげです。「分からないので持ち帰って確認します」だと、お客さまが不安に思われることもありますし、余計な時間もかかってしまいますので。

―現場では職人さんと密にコミュニケーションをとる必要がありますが、その点で苦労したことはありましたか?

職人さんは皆さんいい人たちばかりで、すごくありがたかったです。でも私は女性なので、現場にいても荷物1つ満足に運べないことが多く、あらゆることを職人さんにお願いしなければ何も進められない状況でした。そのため、職人さんにストレスなく動いていただくための言葉の選び方や伝え方などが、最初はとても難しかったですね。レスポンスの速さや、やり取りの丁寧さなどで、日々少しずつ信頼関係を築いていくことが大切なのだと分かりました。

ライフステージの変化による波を圧倒する成長スピード

―施工現場で貴重な経験を積んだ後、現在は設計を手掛けていますが、設計チームにおいて女性ならではの苦労はありますか?

ありません! 結果だけを見て、男女平等に評価されていると感じます。「女性だから」という区別も差別もありません。だからこそ、叱られる時は容赦なく叱られるんですけど(笑)。でもそれによって成長できた部分は大きいですね。

私がオープンハウスに入社した理由の1つは、女性ならではのライフステージの変化に対して、負けないほどの成長ができる会社だと思ったからです。将来、結婚や出産することを考えた時、女性はどうしても成長が緩やかにならざるを得ない時期が出てきます。それならば、その時が来るまでに、できるだけ速いスピードで成長できる会社で働きたいと考えていたんです。オープンハウスなら、若いうちからたくさん経験させてもらえて、大手よりも何倍も速く成長できるだろうと思い入社を決めました。

実際、他社では戸建て住宅の設計は入社3年目以降でないとやらせてもらえないところが多いと聞きますが、当社では早い人なら入社して1カ月目から携われます。もちろんさまざまな条件をクリアすることが必要ですが、早くからこのようなチャンスをもらえる会社は業界内でも珍しいと思います。

―今後のキャリアプランはどのように考えていますか?

もし自分がこの先、出産することがあるなら、出産後もマネージャーとして活躍できたらいいなと思っています。産休・育休を経て、復帰後はしばらく時短勤務になると思いますが、その限られた時間でマネージャーとして効率的に生産性を上げられたら、女性の働き方の幅をより広げることにつながるのではないでしょうか。

もう1つ考えているのは、40代、50代になった頃に独立して事務所を構えることもできるのではないかということです。そのために学ぶべきことはまだまだたくさんありますが、社会人としての成長スピードが速いので、30代前半でもそのようなプランを描けるのだと思います。

戸建て住宅のブランディングを手掛けていきたい

―西出さんが感じる、オープンハウスのいいところは何ですか?

社会の変化に臨機応変に対応しているところです。それに、急成長を遂げているからこそ、これからの会社の展望に対する期待感が常にあります。また、社員が前向きで上昇志向だから、切磋琢磨して高め合う雰囲気もありますね。私が入社した時は、上場するなんて思ってもいませんでした。今、日本一を目指して全力で突き進んでいますが、本当に大手競合を追い抜いた時の喜びは、想像するだけでワクワクします。

―オープンハウスに向いている人、求めている人材はどんな人でしょうか?

前向きで素直な人ですね。私自身がその真逆で、最初はネガティブ思考でプライドが高かったんです。でも、それだと一向に成長できないことに気づきました。今マネジメントしているメンバーを見ても、前向きで素直な子は成長が速いです。

もう1つは、オープンハウスの戸建て住宅を共にブランディングしていく意欲のある人。大手のハウスメーカーでは、「この会社ならこれ」と誰もがイメージできる確固たるブランドがあることが多いです。でもオープンハウスにはまだそれがありません。だから、「誰もが知るオープンハウスブランド」を一緒につくっていく仲間が増えたらうれしいです。

圧倒的な速度で成長できる会社だから、女性も長く働き続けられる

入社12年目の今も、新人のような意欲と熱意を胸に、仕事に誇りを持って取り組んでいる西出さん。それはオープンハウスが常に上を目指し、確実に成長を推し進めているからこそでしょう。西出さんが語る、オープンハウスの戸建て住宅のブランドが確立される日も近いはずです。