新人賞獲得に2年目では異例のマネージャー抜擢。入社1年目から結果を残す社員に聞く「競争をポジティブに楽しめる」仕組みづくりとは
1年目の社員を対象にした「新人賞」を2021年に獲得したソリューション事業部の安部優紀さん。マンションやビルといった「収益不動産」では難しいとされる、お客さまと会ったその日に契約まで行う“即日契約”も達成するなど、大きな結果を残しています。入社1年目からさまざまな結果を残し、のびのびと自分の力を発揮することができた理由をお聞きしました。
(2023年7月に取材)
記事サマリー
- 新人賞を獲得し、2年目でのマネージャー抜擢など大きな結果を残す安部さん
- 競争をポジティブに楽しめる仕組みづくりが成長を後押し
- 評価とフィードバックが明快だからこそ競争を楽しめる
この記事に登場する人
主任
安部 優紀
ソリューション事業部所属。関西の大学を卒業後、2021年4月に新卒でオープンハウス入社。ソリューション事業部に配属後、1年目に年間15件の契約を達成し、新人賞を獲得。2年目からはチームマネージャーに抜擢される。
目次
会社の成長に直結するインパクトの大きな仕事
―安部さんが所属するソリューション事業部とは、どのような部署なのでしょうか?
持ち主が住むための不動産ではなく、投資などを目的とした「収益不動産」の売買を行っているのがソリューション事業部です。ビルやマンションが主な対象物件になります。
すでにある建物を購入し、リノベーションなどを施して価値を高めて販売します。築年数が経ったマンションなど、オーナーが手放そうと考えている物件情報をつねに収集し、有望な物件を仕入れ、新しいオーナーに販売するのが大まかな流れです。その中で私は仕入れと販売、両方の営業を担当しています。
―会社全体の中で、ソリューション事業部や安部さんのミッションはどのようなものですか?
オープンハウスのメイン事業である戸建販売に比べると、私たちソリューション事業部は歴史も浅く、規模もまだそこまで大きくありません。ただし、扱うのはビルやマンションといった大きな建物なので、1回の取引における物件価格や利益は高くなります。私たちの事業部の頑張りが会社全体の業績にも大きく反映されるので、やりがいも大きいです。
本気で不動産業界のナンバーワンを目指しているのがオープンハウスですし、そのためにはソリューション事業部がどれだけ結果を残せるかがカギを握ると考えています。私個人としては会社のために結果を残すことがソリューション事業部のミッションであると考えており、それを裏付けるかのように会社の成長と並行して、事業部の成績も順調に伸びてきていますね。
営業への不安を払拭し、大きな結果を残せた理由
―2021年に新卒で入社されましたが、どのような理由でオープンハウスを選んだのですか?
裏表のない会社だと感じたからです。就活をする中で、いろいろな企業からお話を聞きましたが、会社のいいところだけでなく課題点なども、包み隠さず正直に話してくれたのはオープンハウスだけでした。社風や文化なども教えてもらい、素直に一番面白そうな会社だなと思いました。就活時にざっくばらんに会社のことを教えてもらったので、入社してからの違和感やギャップは特に感じませんでした。
―入社後、不動産営業という仕事にすぐに慣れることはできましたか?
幸いにも入社してすぐの4月の1週目に仕入・販売の両方で仮契約を結ぶことができたのですが、不動産営業という仕事への「入り方」としてすごくよかったなと感じています。残念ながら、最終的に本契約までには至らなかったのですが、そのことがまず自信につながりましたね。
もうひとつ、私が1年目から仕事にのめり込めた理由に新人賞の存在があります。オープンハウスでは、新入社員を対象に1年間の営業成果を競う新人賞レースがあり、全社的に注目度の高いイベントになっています。私は負けず嫌いな性格なので、新人賞があったからこそ、「他の同期に負けたくない!」というモチベーションでポジティブに仕事に打ち込むことができました。
目標があると人は動けますし、受賞者は大々的に表彰されたり、報奨金や海外旅行などの特典ももらえたりします。成果を残せば、それだけ大きなフィードバックをもらえることも、仕事に取り組む原動力にもなりましたし、つい怯んでしまうような局面でも背中を押してくれました。
―そこから実際に安部さんは新人賞を獲得されましたが、結果を残せた秘訣や営業活動の中で身につけた「コツ」はありましたか?
営業で一番大切なのは、場数を踏むことだと思います。もちろん手法や話術といったスキル面も大切ですが、それらは場数を踏む中で後から身につくもの。とにかくまずは現場に飛び込んで場数を踏むというのは、オープンハウス全体に共通する営業スタイルだと感じています。
臆さず、積極的に場数を踏むという意味でも、新人賞の存在は大きかったと思います。新人賞以外にも社内にはさまざまなランキングや表彰制度がありますが、そういった制度があることで、社員が経験を積む後押しやモチベーションアップにつながっている面も大いにありますね。
―収益不動産では難しいとされる「即日契約」も達成されたとお聞きしています。それができたのはなぜでしょうか?
技術というより「規模の大きな収益不動産は即日契約ができない」という思い込みを自分なりに取り払えたことがポイントでした。
オープンハウスにおいて、戸建住宅の即日契約は珍しいものではなく、誰かが達成すると、すぐに全社に共有されます。そうした他の人の成果を目にする中で、「収益不動産でも即日契約はできるはず」というマインドを自分の中に持つことができました。
自分たちの部署だけでなく、他部署の成果や好事例も積極的に共有するのは、オープンハウスが自負する「常識を覆す」マインドの促進に、大いにつながっていると思います。
プレイヤーからマネージャーへ、マインドをシフトする
―反対に仕事の中での苦労や大変なことはありましたか?
一番苦しんだのは2年目、マネージャーになって部下を持つようになったときです。3年目以上でマネージャーになる社員が多い中で、私自身まだまだ経験が浅く、さらに残り2人のチームメンバーは新卒社員。マネジメントや教えることに時間を割く中で、自分がプレイヤーとして営業に費やせる時間が減ってしまい、チーム成績が伸び悩みました。
悩んだ結果、1年目とは考え方を変えることに。「自分自身が成果を出さなければ」という意識を「この部分はメンバーに任せてみよう」「ここは協力して取り組もう」という意識に変えていきました。
任せられる仕事はメンバーに積極的に任せて経験を積んでもらいながら、難しい交渉や判断が必要な重要な局面では自分が出ていく。そのように、仕事を自分だけで完結する意識を薄くし、プレイヤー的なマインドから、マネージャーとしてのマインドにシフトしていきました。
それによってチームとしての成績は徐々に伸びていきましたし、メンバーも経験を積んで大きく成長してくれたように思います。
―ここまでは安部さん個人に焦点を当ててきましたが、オープンハウスの会社としての“強み”はどこにあると思いますか?
社長をはじめとしたトップにいる人たちの決断の速さです。例えば、ある物件の購入許可をもらうために、私が直接社長に問い合わせることもあるのですが、そんなとき1日以内には返答が来ます。
収益不動産は動く金額が大きいため、売買の判断に時間がかかるのが一般的。しかも上場する規模の会社になると、社長と社員との距離は遠くなっていくものです。お客さまの中には「すぐに買いたい、売りたい」という方もいるので、こうしたオープンハウスの距離の近さ、判断スピードの速さは非常に大きな武器だと思います。
毎週1回は社長自ら社員に向けた発信を行っていますし、規模が大きくなってもベンチャー企業のような社長との近さがある。部門をまたいだコミュニケーションも早く、社内のシステムやツールの改善要望をIT部門に出すと、当日のうちにアップデートしてくれることも珍しくありません。
ポジティブな競争があるからこそ、納得もできる
―安部さんにとって「オープンハウスの良いところ」はどんなところですか?
みんなが本気で仕事を楽しんでいるところです。仕事は自分次第でいくらでも手を抜くことができるのに、みんなが真剣にチャレンジを楽しんでいる。
なぜそこまで本気になれるかといえば、結果を出した分だけ評価やポジション、報酬に正当に反映してくれるからではないでしょうか。しかも、その実績や評価の基準はわかりやすく、みんなで楽しく競えるような仕組みもつくられています。先ほど話した新人賞などはその代表例です。
―逆に競争があることで、辛くなることはありませんか?
私は競争がないとどうしても怠けたり、手を抜いたりしてしまう性格なので、ポジティブな競争があった方が仕事に打ち込めます。また個人的に思うのは、上の人に気に入られて出世したり、そのために業務には関係ないことを色々と考えたりするよりも、成績で明快に評価される方が納得できるのではないでしょうか。だからこそ、競争はありつつも、オープンハウスの人間関係は爽やかで裏表がないと感じます。
成績を重視するといっても、数字だけを追うのではありません。私が大切にするようになったのは、目の前のお客さまや社内で仕事をお願いする社員のことを一番に考えることです。特にマネージャーになってからは、それを強く考えるようになりました。なぜなら、その方が長期的に良い関係が築けますし、長い目で見て仕事の成績も良くなっていくと思うからです。
―最後に、安部さんが考えるオープンハウスにマッチする人物像について教えてください。
素直で真面目に頑張れる人です。オープンハウスは学歴も性別も関係ない、全員同じ地点からスタートする会社。伸び悩んでいる人でも、真面目にやり続ければいつか成果が出て、そのときはきちんと評価してくれます。
だからこそ、自分次第で行けるところまで行ける会社でもあると思います。しがらみや大人の事情はなく、結果を出せば、望む場所まで上がっていける。納得できない理由で上にいけないということは私の知る限りありません。私も行けるところまで行きたいですし、そんな意欲を持った人にはマッチする会社だと思います。
競争をポジティブに楽しめる制度とカルチャーがここにはある
新卒社員なら当たり前といえる仕事への不安を最初は抱えながら、新人賞という大きな結果を残し、2年目からはマネージャーとしてチームを率いるようになった安部さん。その成長の裏側には、安部さん個人の頑張りはもちろん、それを引き出す社内の制度や仕組みづくりがありました。安部さんのように競争をポジティブに楽しみ、社会人として飛躍的な成長を遂げたい人に最適な環境をオープンハウスは用意しています。