入社2年目。
マネージャーとして、
担当物件の完売に向けて
指揮を執る。

入社2年目。
マネージャーとして、
担当物件の完売に向けて
指揮を執る。

Fuki Saito

マンション開発事業部 営業部 主任
2021年入社
コミュニティ福祉学部コミュニティ政策学科卒

Interview

#06

入社1年目、お客様から告げられた「解約」。
その経験から芽生えたプロとしての自覚。

「えっ! どうして?」。 斉藤は自分の耳を疑った。入社1年目のときである。

新人として順調にマンション販売の実績をあげていた斉藤だったが、その日、数日前に成約したお客様から、突然「解約」を告げられたのだ。解約の理由は、「入社間もない新人が、高額かつ一生ものの買い物でもある家を売っているということに不安を払拭できないので解約させてほしい」というものだった。斉藤は、目の前が真っ暗になったと同時に「こんな理不尽なことが起こるなんて」と思ったという。

しかし、冷静になって振り返ると、自分は契約まで本当にお客様のことを考えていたのか、お客様に満足いただける接客ができていたのか――。内省すればするほど、解約という事態を引き起こした理由はやはり自分にあるのではないか、と考えるようになった。

「コミュニケーションの過程でお客様からの質問に即答できず、上司に回答を求める場面が多々ありました。契約の際に行う重要事項書類説明書の読み合わせで、読み違いもありましたし、言葉や敬語遣いの間違いもありました。そうした一つひとつのミスの積み重ねが、お客様を不安にさせたのだと思います。解約という現実にひどく落ち込みましたが、同時に早くプロになりたい、成長したいという想いも強くなりました。そのため、知識を吸収するだけではなく、休日には、客として他社のマンション販売業者に出向き、経験豊富なプロの接客に触れるなど、学ぶことにひたむきに本気で取り組みました」

斉藤にとって救いだったのが、解約という失敗に対して、上司からまったく叱責がなかったことだ。「誰にでもあること」と落ち込む斉藤をフォローし、次に繋がるアドバイスももらった。こうした上司からの言葉の一つひとつが、斉藤を変えていくことになる。

「マンション販売は、売ればいいというものではないということです。お客様が購入して住み始めた後の生活も考えて提案することが極めて大切。言い換えれば、お客様にとって何が最も幸せなのか。お客様の幸せを徹底して考えること。その熱量がお客様からの信頼獲得に繋がるのだということが分かりました」

入社1年目に経験した「解約」。それは斉藤のマンション営業のプロフェッショナルとしての原点となった。

“上司のために”無我夢中で頑張れた。
自分もそう思われる上司になるために――。

斉藤は大学時代、日本一を目指す強豪ラクロス部に所属していた。チームは見事、日本一という目標を達成したものの、そこに主役としての斉藤の姿はなかった。努力を止めたことで、日本一に貢献できなかったことを深く後悔した斉藤は、社会人になったら「生き直す覚悟」で、本気の努力を継続できる会社としてオープンハウスを入社先に選んだ。斉藤自身の「本気」を示す機会は、入社1年目の四半期末(クォーター)に訪れる――。

「期末に向けて私が所属していたチームは、成績がクォーター2位という状況で、最終日を迎えていました。その日で各チームの成績は決定してしまいますが、私は日頃からお世話になっている上司に、どうしても1位を取らせたかった。残された時間がほとんどない中、源泉営業(街中での声掛け営業)で興味を持たれたお客様をモデルルームに案内。その後3時間に及ぶ商談を経て契約に至ったのです。これによって土壇場で順位をひっくり返して1位に。もちろん、”頑張ったから”成し遂げられたのではなく、奇跡的なことだとは思っています。ただ、上司に、チームに、貢献できたことが心の底から嬉しく、これが仕事に真剣に向き合うことの楽しさなんだという実感を得られました」

斉藤が成約できたのは、1位を取るという強い想いに加えて、お客様に徹底して寄り添った結果だった。購入後のお客様の生活を考え、お客様のこれからの人生にとってベストと確信した真剣な提案がお客様の心に刺さったのだ。チームへの貢献、実績が評価され、斉藤は入社2年目にしてマネージャー(主任)に昇格。現在は、担当物件のプロジェクトマネージャーとして完売に向けた指揮も執っている。

「かつての私は、上司から多くのチャレンジの機会を与えていただきました。欠点を詰めるのではなく成果を高く評価していただき、伸び伸びと仕事に取り組めました。いま仕事が楽しいと思えるのは、この上司のおかげです。だからこそ私も、部下から“斉藤に1位を取らせたい”と思われる上司になりたい。そのためにも、部下がモチベーション高く成果を上げ続け、仕事を楽しめる環境を作っていきたいと考えています」

One Day Schedule

9:00
出社、朝礼。
9:30
お客様のご案内のため外出。
一組目のお客様と面談、質疑応答。
12:00
昼食
13:00
二組目のお客様のご案内。
モデルルームを案内する。
15:00
三組目のお客様のご案内。
間取りや立地の特性などを説明。
17:00
四組目のお客様のご案内。
物件現地を案内する。
18:30
帰社。部下からの相談対応。
20:30
終礼後、退社。

Off Style

小学生のときから野球を続け、高校では男子に交じってチームメンバーとなり、一時期ピッチャーを担当したこともあります。今は、スポーツはしていませんが、休日はジムで汗を流しています。一番の楽しみは、飼っているトイプードルと過ごす時間。可愛くて仕方がないです(笑)。病院やトリミング、食事など、惜しみなく予算を確保し、一緒にジョギングも楽しんでいます。

Interview

社員インタビュー

圧倒的熱量を
武器に。

ソリューション営業部の安部は、各事業部において最も優れた実績をあげた新人に与えられる「新人賞」の獲得を、入社時に全社員の前で宣言していた。しかし入社1年目の後半、安部の順位はまだ3番手。期末まで後2ヶ月、日々、焦燥感が安部を襲っていた。

Yuki Abe

日本で一番
米国不動産を売る。

2017年、オープンハウスは、新たに米国不動産ビジネス事業をスタートさせた。国内の富裕層の資産形成を、米国の不動産投資を通じてサポートする事業だ。

Yosei Ito

活動量に
「効率」という視点を。

こうしたエピソードを持つ岡﨑だが、実は入社後から順風満帆な道を送ってきたわけではない。新入社員は、入社年の6月までに初契約を取ることが目標とされている。だが岡﨑は、新入社員当時それを果たせず、7月末になってようやく初めて成約した。

Yuki Okazaki

現場をまとめる
One Teamの意識。

一般に営業という仕事は、どうしても個人の成績が重視される傾向にある。個人同士が切磋琢磨して数字を競い合い、成績を伸ばしていくことは重要である一方で、オープンハウスの営業の現場にあるのは、強い仲間意識だ。

Keishi Isamu

地域共創の
あり方を追求する。

事業開発部では多種多様なプロジェクトが同時に進んでおり、その一つが地方共創事業だ。主に群馬県で展開しており、温泉街の再生やスキー場、キャンプ場の立て直し、廃校の利活用など、地方活性化に繋がる多彩な取り組みが進行中だ。

Yuka Matsuoka

「解約」から芽生えた
プロ意識。

新人として順調にマンション販売の実績をあげていた斉藤だったが、その日、数日前に成約したお客様から、突然「解約」を告げられたのだ。解約の理由は、「入社間もない新人が、高額かつ一生ものの買い物でもある家を売っているということに不安を払拭できないので解約させてほしい」というものだった。

Fuki Saito

本気の先に、
20代での営業部長が。

現在、開発事業部長を務める大島は、入社7年目、20代という若さで営業部長まで昇進している。戸建営業に配属後、着実に実績を築いてきたことで、毎年昇格を果たしてきたのだ。そんな大島が大切にしているのが「結果を出すためには、知識や経験、スキルは関係ない。熱意こそが重要であり、その継続こそが成長につながる」という想いだ。

Kento Oshima

社会に必要とされる
企業になるために。

オープンハウスは創業以来約四半世紀、事業を拡大し急成長を遂げてきた。売上高一兆円達成はすでに射程に入っている。そして「日本一へ」向けて、今後も成長は加速していくことは間違いない。しかし一兆円企業となったとき、これまでの歩みと異なる次元に入ると、吉田は語る。

Shintaro Yoshida