前職:飛行機パイロット

前職を超える転職がしたかった。

米国不動産営業 / 2014年入社

豊岡 昂平 Kohei Toyooka

米国にて、米国不動産の仕入れ、物件の管理、プロジェクトマネジメント業務を行っています。
※ 記事内容および社員の所属は取材当時のものです。

幼い頃に抱いた夢のような職業、パイロット。それが豊岡の前職だ。しかも、アメリカの航空会社のパイロットである。誰もが憧れるような立場にいた。しかし、就労ビザなどの事情から、その職を辞さなくてはいけなくなってしまった豊岡は、オープンハウスへと転職する。「前職を超える転職でなければ意味が無い」とさえ思っていた豊岡。なぜ、オープンハウスを選んだのか。

パイロットを超える仕事を探して

パイロットを超える仕事を探して

アメリカの航空会社を退職し、日本に帰国した豊岡。同じパイロットでの転職も考えたが、難題が立ちはだかった。「日本とアメリカではパイロットの免許が違うんです。日本でパイロットになろうとすると、またトレーニング施設に行かなくてはいけない。かなり多くの時間とお金を要してしまう…」。そこで、パイロット以外の転職先も考えるようになった豊岡。そんな彼には曲げられない思いがあった。「次に入社した会社では、“やっぱりパイロットが良かった”とは思いたくなかったんです。前職を超える転職がしたかった。この道は自分で選んだ道で、どうせなら“パイロットは趣味で良かったんだよ”と笑えるぐらいの自分になりたいと思っていました」。そんな想いから、結果を出せばしっかりと見合うものが与えられる会社を探していたところ、転職エージェントにオープンハウスを紹介される。「この会社は超実力主義だよ」。面接に出向いた豊岡は、一気に心を掴まれた。「実はパイロットを諦めきれていないことや、自分の弱い心を全て見透かされてしまったんです。だけど、これまでの経験は、この仕事にも通じるところがある。人間として成長できるし、高揚感もある。パイロットより良い世界を見せてやるから、一緒に仕事してみないかと言っていただけたんです。そこで僕は一発で決めました」。

下積みからのスタート

オープンハウスに入社した豊岡。当初の年収は、パイロット時代の半分以下になった。オープンハウスでは、豊岡のようなキャリア入社社員も、経験のない新卒社員と同じスタートラインに立つ。入社直後は、泥臭く汗を流しながらの新規集客。その姿を見たパイロット時代の豊岡を知る友人達は一様に驚いたという。「お前何してんの?」と言われることも多々あった。「本当はこんなことしたくないんだけどさーって言ったら負けじゃないですか!だから、家ってこうやってると売れるんだよ!って悔しさを噛みしめて答えてました。同時に、絶対に1日でも早くここから抜けてやると。」豊岡は入社当時を「下積み時代」と振り返る。キャリア入社の豊岡には、もちろん年下の先輩社員もいた。「年齢に関係なく、自分より仕事ができる社員がたくさんいて。悔しいくらい。けど、だからこそ、プライド捨てて、質問して、真似して、盗める知恵や技術は全部盗んでやろうと思っていました。内心全員ごぼう抜きしてやる!って思ってましたが(笑)けど、その目的志向と反骨心が、成長に繋がったと思います」。厳しい「下積み時代」には、パイロットになるまでの厳しい経験も役立ったという。「何か結果を出したことがある人は、結果を出す喜びを知っている。だから、きついことも頑張れる」。常に結果を出すことだけに集中し、仕事に邁進した豊岡。努力は実り、着実にキャリアアップしていった。

自分の未熟さに気づかせてくれた

自分の未熟さに気づかせてくれた

その後、米国不動産を取り扱う事業部が開設されることが決定。アメリカでの経験を買われた豊岡は、異動を命じられた。こうしてまたアメリカで働くことになった豊岡は現在、オープンハウスアトランタの責任者兼、米国全体の仕入責任者として、アメリカ国内の物件の仕入れや管理、日本人投資家への売却など精力的に仕事に打ち込む日々だ。
そんな豊岡だが、オープンハウスに転職したことについて、こう語る。「今振り返ると、パイロットをしていた頃は、いろいろ勘違いしていたんですよね。自分はすごい!世の中楽勝!と思っていたんです。でも、オープンハウスに入社したことで、それは違うと気づきました。自分の未熟さを知ることができたんです。そこから初めて、人として大きく成長することができたと思っています」。前職を超える転職。豊岡は見事に成功したと言えるだろう。