予算規模や権限、意思決定の速さも規格外な環境でマーケティングに従事するワクワク感

  • #マーケティング部
古野 陽一氏

オープンハウスグループのマーケティング部門・情報システム部門では「マーケティング」と「IT」のシナジー効果を高めることで、各事業全体のグロースを担っています。実際にどのような業務を行なったり、どのような人材を求めたりしているのでしょうか? 各部門の部長に話を聞いてみました。

マーケティング部
部長
古野 陽一Yoichi Furuno

1982年生まれ。筑波大学工学システム学類を卒業後、オープンハウスに入社。戸建事業部のマーケティンググループに配属後、戸建仲介事業の集客広告、Webサイト運用改善、営業システム導入支援、マンション事業や米国不動産投資事業のマーケティング活動にも関与。2021年、マーケティング部の部長に就任。

※役職は2024年4月時点のものになります。

大企業にありがちなスローな意思決定やマンネリ化とは無縁の組織

マーケティング部について教えてください。

オープンハウスグループの事業の主軸を担っているのが、個人向けの住宅販売・投資用不動産販売。グループ全体で年間約1万件ほどの契約が行われています。

そのような、個人のお客さまの顧客創出・維持の役割を担っているのが、マーケティング部です。コンバージョン獲得をはじめ、WEBサイト制作や広告クリエイティブ制作、CRM/CX業務、商品データ登録管理、コールセンター業務までさまざまな機能を有しており、集客から契約データの再活用まで、オープンハウスグループの事業に直結する幅広い業務をカバーしています。

マーケティング部の特徴について教えてください。

マーケティング部の大きな特徴は「業務範囲の多彩さ」「意思決定の速さ」「規模の大きさ」の3つです。部内に幅広い機能を備えているため、部署を飛び越えた調整や折衝といった日本企業にありがちなストレスも少なく、企画した施策にスピーディーに着手することが可能です。

また、個人や部署に任せられた裁量権・予算が大きく、意思決定プロセスも非常にシンプルかつ迅速です。社内で意見を通すために、わざわざインナー向けの資料を何日もかけて作る、といったこともありません。数百万円、数千万円と金額が大きな施策であっても、費用対効果が十分に望めるなら、部内の意思決定だけで即日承認されるケースもあります。いわゆる日本的大企業にありがちなルーティンワークや業務のマンネリ化とは無縁の環境だと思います。

マーケティング部の業務について詳細を教えてください。

私たちの部署では、事業の売上と利益にダイレクトにつながる集客やCX、およびそれに関連するさまざまな業務を行います。

事業会社のマーケティング部の仕事は、広告代理店やWeb制作ベンダーとは違い、コンバージョンを獲得したり、制作したWebサイトを納品したりしたらそれで終わり、というものではありません。どのような広告媒体やクリエイティブからコンバージョンしたお客さまが実際に契約まで至ったか、またコンバージョン獲得後の顧客ステータス・営業状況なども確認しながら、さらなる売上につなげていくにはどうすればいいか、どのように改善していくか、と先の先まで見据えた視点で業務に取り組んでいます。マーケティング部が主導となって、各事業部に企画や改善提案を行うことも少なくありません。

こうしたことを踏まえて、我々マーケティング部は「事業推進グループ」「広告戦略グループ」「Web開発グループ」「物件広告グループ」の4つのグループに分かれて、それぞれの業務に当たっています。
これら4つのグループが相互に連携を取ることで、会社を支えるマーケティング活動全般を幅広くカバーできる体制となっています。

マーケティング部の各グループについて

  • 事業推進グループ

    最も広域なマーケティング活動を行うチーム。事業部長と連携しながら、予算の振り分けや方針立案を行うことを主要なミッションとしています。顧客との接点創出から、契約に到るまでの全ファネルのハンドリングを担うチームです。

  • 広告戦略グループ

    BtoC集客を必要とする各事業部のWeb広告運用とデジタルマーケティングを行なっています。各施作の効果を最大限発揮できるよう、社内のWebサイト・システム担当者とも密に連携を取る社内調整役的なポジションでもあります。

  • Web開発グループ

    既存サイトのCVR改善・機能修繕をはじめ、新規サイト立ち上げやコピーライティング、チラシやパンフレットなどの配布ツールの制作、ロゴ作成といったさまざまなクリエイティブ業務に携わるチームです。

  • 物件広告グループ

    物件の掲載にまつわる全般を取り扱っており、社内の物件データベースを常に最新状態に管理し、画像や間取り図の登録業務を行なっています。販促チラシの広告審査や外部の不動産ポータルサイトへの広告出稿も管轄です。

大切なのは成功のために行動を起こしつつ、本質的思考も忘れないこと

今後、どのような組織を目指していきたいか教えてください。

中間KPIの達成といった目先の目標だけではなく、会社が目指す大きな目標やビジネスの達成に目を向け、当事者意識を持って本気で仕事を楽しめる集団。それがマーケティング部の目指す理想の姿です。

その上で大切なのはまず、成功への執念を持ち、行動して結果を出すこと。決して頭でっかちな評論家的ポジションに納まってはいけません。会社が掲げる目標にしらけず、自分ごとのように共感し、最後までやりきる姿勢が求められます。同時に、今自分がやっていることは何のためのものなのか、それが成功するとどのような成果が得られるのか、惰性に陥らず本質的に考え続ける思考も大切です。不動産営業マンはしばしばゴリラにたとえられますが、マーケティング部も知的なゴリラ集団を目指しています。

オープンハウスグループのマーケティング部にはどのような人が向いていますか。

ゴールから逆算して、頭に汗をかきながら、目標達成のための手段を本気で模索できる人。変な忖度をせず、きちんと本音で話せる人。難題に直面した時こそ「さて、今回はどうやってクリアしてやろうかな?」とタフな心持ちで、チャレンジを楽しめる人。そんなマインドを持った人がさらに集まってくれれば、私たちが理想とする組織に、より近づけるのではないかと思っています。

オープンハウスグループは大企業の売上規模とベンチャー企業のスピード感の両方を備えた、大企業とベンチャー企業の“いいとこ取り”な日本有数の不動産事業会社です。

マーケティング部の仕事も、他社と比べて予算規模や担当権限が大きく、意思決定の速さ、関与範囲の広さといった点からも非常に大きな裁量とやりがいを感じられると思います。ここまでの内容に「おもしろそう!」「挑戦できそう!」とワクワク感を感じた人や、自分の実力を試したい気概がある人にとっては、非常に自由度が高く、魅力的な環境が用意されているので、そのような意欲ある方々と一緒に働けることを楽しみにしています。