「間接部門に光る星」管理本部 情報システム部 山野高将 Vo.2

前回に引き続き情報システム部で活躍している

管理本部 情報システム部 業務改善グループ
山野高将 (次長職)

「Vo.1」に続き、山野のインタビューをお送りいたします!

 

 

いま。入社して半年ほど経って、いかがですか?
環境は大きく変わりましたよね?

 

全然違いますね。もう180度。ガラッと。

総論でいうと、本当に楽しんでいますね。

なんせやはり、一つは明確な目標があって、そこに自分が貢献できるイメージがあって、そこを成し遂げたい!という想いに思いきり共感できるので。
今までの企業は、基本的には成熟産業だったので、大きな拡大が難しい中で、そのような中でじゃあどうするかという話だったんですが。

いまは、オープンハウスは、日本でもかなり珍しい会社だと思うんですけど、そこでどんどん大きくなっていこうという中で、ビジネスも変わる、やり方も変わる、そのためのITの仕組みも刻々と変わる。

それはものすごく大変な事だけど、そこに対して、やってみたい!と思えたので、入ってよかったなと思っています。

 

業務がきついと感じることはありますか?

 

そうですね・・・私は今まで、自分のキャパを感じたことがなかったんですね。もちろん、時々大変なこともありましたけど、キャパオーバーしてるなと感じたことがなくて。

物足りなさすら感じていたんですけど、今は、日々フルスイングできている感じです。それでも回らなくて、キャパオーバーというのを、人生で初めて味わっています。

でも、限界にチャレンジしているようで、もちろんきつく感じる面もありますけど、楽しんでいます。なかなかないんですよね、フルスイングできる環境というのが。

 

そんな環境の企業はなかなかないということでしょうか?

そうですね。特にITだと…。

少し話がそれてしまうんですが、日本のITに対する考え方ってというのは、まだまだ遅れていて発展途上なんですね。結論からいうと。

 

遅れている・・・。
具体的にどういうところがでしょうか?

それはですね、ITを担当するマネージメント層が、ほとんどITを知らない、コードも書いたことがない、ITが与える経営インパクトをあまり分かっていない人ばかりなんですよ。

なので、ITは、社内で作らずに、Sier(エスアイアーシステム開発にまつわる全ての業務を引き受ける企業)に丸投げして、システムやツールを作ってもらって、そのSierも、自分たちでは作らずに、設計やドキュメントは書くんだけれども、実際に手を動かすのは、さらにその二次受け三次受けといわれるベンダーに作ってもらうというのが、ほとんどの日本の会社の方法なんですね。

 

ところが、それだと、結局、ノウハウがたまらないし、オープンハウスのようにビジネスがこんなに大きく早く変わっている中で、一回一回、ここを作ってください、こういうアプリを作ってください、と言って外にお願いして、それを二度受け三度受けをしながら見積りを作って他社比較とやっていくと、スピード感が全然間に合わないし、ノウハウも全然貯まらないんですよね。

だから、結局ベンダーの言いなりになってしまうんですよ、自分たちで判断できないから。
ベンダーが言ってきたことは、何が正しいか、自分たちが把握していないから。

なので、ずっと、日本の企業のIT部門は、基本的にベンダーコントロール中心。ITを単純作業だと思っている。

自分たちにITのノウハウがないので、いま日本の多くの企業の、それこそ、CIO(最高情報責任者)などそういった上の立場の方ですら、ITをよくわかっていないという状況なんです。

要するに、そういう会社の中でITをやるということは、結局そういう人たちが作るIT部門なので、自分たちでITがわからないし、手を動かさない。そんな環境下では、日本のITは育たない。

だから、革新的なITサービスが日本で生まれないのも当然だと思います。

    

ところが、オープンハウスのIT部門は、日本国内でも本当に稀有な、あるべきITの姿を追及している。それこそ、T執行役員の力だと思うんですね。

 

社長はITについてそこまで明るくはないと思うんですけど、、ITがしっかりわかるT執行役員に、完全な裁量権を与えて、一から作ったことによって、今までの、日本の古き悪しき日本のITに対する考え方が、全部取っ払われて、基本的には全部自分たちで作るんだ、と。

自分たちでノウハウをきちんと貯めて、オープンハウスの急成長、急展開するビジネスの加速にもスピーディーについていける。そして、現場部門と密にコミュニケーションを取りながら、彼らのビジネスが加速するようなシステム、ツールをどんどん作っていく。


これは全て、T執行役員がこれまで取り組んで構築してきた環境だからこそ、成し得る事だと思っています。
皮肉にも、ITから距離があると思われがちな、不動産会社でできているのは、トップがその重要性を理解して、ITがしっかりわかる人に裁量を与えてやっているからなんですよね。

日本の旧来式の大企業では、少なくとも短時間ではここまではできない。なので、そんな環境で働ける幸せを、身に染みて感じています。相当恵まれています。

なるほど・・・。日本のITの現状、知らなかったです。。オープンハウスのITが進んでいて凄いんだということも。
内製化しているということは、外部にお願いすることはないんでしょうか?

 

ゼロではないですよ。時には時間をお金で買うこともありますけど、基本方針は、全部自分たちで作ります。

 

ということは、オープンハウスのITは、ノウハウがかなり蓄積されていて、かなりレベルが高いということなんですね?

 

はい、相当レベルが高いですよ!

ですので、私も、自分でITをそれなりにやってきた自負があるんですけど、私を使いこなせる会社というのは、旧来式の日本企業ではたぶんほとんどないんですよ。

まぁ、これも、また話が少しずれてしまうんですが、部下がちゃんと実力を発揮するには、それをしっかり理解して、それをマネージメントできることが必要なので、結局、リーダーの能力によると思うんですね。


なので、部下が100の力を持っていても、リーダーが
1の力しか持っていなかったら、部下は1しか発揮できない。
「1匹のオオカミに率いられた100匹の羊」と、「1匹の羊に率いられた100匹のオオカミ」、どっちが強いですか?という、これ、結構、リーダーの重要性を語る上で有名な話なんですが。

私の持論では、これ、オオカミリーダー軍が僅差で勝つ、なんです。
一見、オオカミ100匹がいる方が強そうにみえるんですけど、率いているのが1匹の羊だと、オオカミの力も羊レベルに制限されて、「100匹の羊=100匹のオオカミ」になってしまう。

なので、そこだけでみたら互角。最後にリーダー対決になって、オオカミが勝って、結果僅差でオオカミリーダー軍の勝利でおしまい。

何が言いたいかというと、結局、能力のある人がその力を発揮する為には、ちゃんとそれを理解して使える、さらにその上の人が必要で。だから、上に誰を置くのかというのは、組織自体のパフォーマンスを大きく左右する、重要な事だと思うんです。


そういう意味で、私が自分の持っているものを発揮したいなと思った時に、日本の企業は、IT企業に限らずとも、本当になかなかないなと感じていて。
そういう中で、今回お話をいただいて、初めて私が「フルスイング」できて、自分が持っている全てを出せて、かつ、自分にない足りなさも痛感できるような環境、というのを今初めて感じています。

 

山野さんをもってしても、まだ足りなさを感じるんですか…。

 

そうですね、やはり、技術面・非技術面含めて、その幅の広さでいうと、私はT執行役員にはまだまだ及ばないですし、そういう意味では、初めて尊敬できるリーダーの元、全力投球できています。これは、初めて味わっている経験ですね。

 

具体的に、他部署との繋がりでいうと、どういう仕事内容になるんでしょうか?

 

基本的には、定型的な業務など見直しや効率化や、それをさらに自動化していくということなんですが、
ほとんどありとあらゆる事業部と関わっています。営業部門、建設部門、仕入れ部門、バックオフィスの総務や経理、
どこの領域にも、定型的な作業が、あると思うんですよね。

毎日、毎週、同じような資料を作っていたり。そういったことは、どんどん自動化していきしょう!頭を使わずに、単純に作るだけのものは、どんどん自動化していきましょう!と。
はじめは、開発部門のJ次長から。まぁJ次長はそういうのが好きなので、自らやりたがっていたんですけど、そこから、建設部門、営業部門、経理、総務とどんどん広がっていって、、今は、ほぼ、どの事業部とも連携しています。

 

いま、フルスイングしている、ということですが、仕事において、こだわりや流儀などはあるんでしょうか?

 

一つあるのは、やはり、私はITの人なので、技術がしっかりわかっている上で、その上で、現場のビジネスのニーズを汲み取って、技術をビジネスの価値に変える、ということを重視しています。「技術とビジネスのバランス」ですね。

そのためには、ビジネスのセンスや感覚も必要ですし、課題を聞いたときに、こういうITの技術を組み合わせれば、簡単にできますよという、その引き出しの多さが、応えられる幅にも関わってくるので、やはり、技術もできる、ということが、最優先で取り組んでいるところですね。
なので、例えば、大手電子メーカーは、日本の最先端技術をやっているイメージがあって、もちろん実際、高い技術力を持った方、ただ、その人たちも、結局、マネージャーとか課長、部長になるかというと、実はそうではなくて。

結局、技術ができる人というのは、課長ぐらいまでしか昇進しないんですよ。

部長ぐらいになると、大手の電子メーカーだと、まぁ大人数の企業なので、もうどちらかというと、政治力だったり、周りとの調整力だったり、そういうところが求められる。それはそれで間違っていないんですけど、

    

一方で、私の思いとしては、どうして、技術の会社なのに、技術ができるようなマネージャーがいないんだと。技術ができないマネージャーなので、技術に対して判断ができない。そうなると、評価もできない。

なぜ、両方できる人がいないんだと、ずっと思っていたんですね。

逆に、技術肌の人は技術肌の人で課題があって、ビジネス的なセンスに欠けていたりですとか。わかりやすい例でいうと、問題を与えられた時に、新しい技術を使って結構難しく解こうとするんですよ。AIなどの技術を使って、新しく解くことに価値を見出し、そこに対してモチベーションを持つんですけど、
実は、そういう場合の多くは、こんな簡単な技術の組み合わせでサラっと解決できますよ、っていうことが結構あります。でも、技術肌の人って、そういうことを嫌がるんですよ。簡単すぎて。

なので、そこはやはり技術に甘えすぎてしまうところがあるので、技術だけでも駄目で。そこは、私は、技術のことはちゃんとわかって、技術がしっかりできる上で、かつ、ビジネスのやり取りができて、会話もできる、マネージメントもできる、そこを目指していますね。

ビジネスの中で、本当に必要とされているのが何で、それにはどういう技術を使って解決してあげるのが最適か。最終的に解決したいのは、現場部門の課題。常々そこを意識するようにしています。

 

あとは必ず、自分で手を動かす事ですね。最新の技術にキャッチアップして、時にはプログラムも書く。

技術の進化は著しいので、もちろん全てについて行く事は不可能ですが、自分で理解できる・判断できるための最低限のキャッチアップは心掛けています。部下にお願いすることは、自分もある程度分かって判断できなければいけない、それが基本スタンスです。

 

技術もビジネスも両方、ということですね。
山野さんがこの仕事をしていて、自身で誇れることはなんでしょうか?

 

そうですね、、技術の幅と、引き出しの多さかなと。私も、一通りやってきたんですよ。システムやソフトウェアの開発、スマホアプリの開発、AIやデータ分析、RPA、クラウド。それから、ITを活用した企画や、コンサル、新規事業開発。

それぞれの領域の専門家にはもちろん勝てないですけど、どの領域の専門家ともやり取りできるくらいの知見はあると思います。なので、ビジネスの課題を聞いたときに、応えてあげられる幅が広いと、思っています。

とりあえず、よくわからないことは、山野に聞けば、ある程度、具体的なイメージをもって答えをもらえる、そんなところを目指したいですし、人間的にも技術的にも、よりその幅を広げていきたいと思います。

 

なんでも解決してくれる、頼れる山野さんですね!
重複になってしまうところもあると思うんですけど、ここでしかできないこと、オープンハウスの情報システム部でしか成しえないことは、なんでしょうか。

 

一つはやはり、最先端のIT技術に触れられるということですね。高度で先進的なITが経験できること。

いまの世の中、技術の革新が、凄く目まぐるしくて、進化が速いので、昔よりも遥かに簡単に、例えば、スマホのアプリやシステムなど、割と簡単に作れる。

ただ、当然、AIなど、先端の技術は、それなりの、数学的統計的な素養も求められるんですけど、一方で、実はそうでもない部分も結構多くて、逆に組み合わせで簡単にできてしまうこともあるんですね。

いま、オープンハウスのIT部門には、バックグラウンドがITでない人、営業出身の人もいるんですけど、1年2年ぐらい勉強すると、それなりのモノを自分たちで作れるようになるんですね。そうすると、現場が困っている課題、日々の単調作業を聞いて、それを自分たちでシステムやアプリを作ってあげて、現場に提供して使ってもらって、それで楽になったと喜んでもらって、感謝される。この気持ち、経験というのは、凄く得難いものですし、この部署ならではのことだと思います。

 

情報システム部に入るには、なにか資格は必要なんでしょうか?

 

まず、必要不必要かでいうと、全く必要ないです。もちろん、あれば望ましい資格は、当然あります。

 

例えば?

 

基本・応用情報処理技術者など、、たくさんありますよ。

 

山野さんは、やはり資格を沢山持っているんでしょうか?

私はですね。逆に、持っていないですね。私は、資格に頼らない(笑)

ということは、資格よりも、現場で場数を踏んで、自分で学んで、自分で身につけると…?

そうです、それがあれば、資格がなくてもいいのでは?(笑)、と個人的には思っていますけど。部下に対しては、そんなことは言わなくて、当然、資格を持っていると、自分がちゃんとそこを知っているという証にもなるし、体系的包括的に勉強できるので、おすすめのコンテンツとしては紹介しています。

 

営業出身の社員もいるということですが、ほぼITの知識がなくても、情報システム部でやっていけるのでしょうか?

 

大丈夫ですよ。入って1,2年で、プログラムを書いて、簡単なツールを作って、喜んでもらうという人も結構います。

 

 

日本のITの現状や、オープンハウスのITのレベルの高さがよくわかりました。     

「vol.3」では、もう少し具体的な業務内容や、今後の目標について伺います。

 

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